この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。
取扱上の注意
間違って検索サイトから来られた方へ(よくある検索 pattern)
アンテナ管理者の方へ
・ 賃貸物件の内見のためつくばへ。不動産屋さんはつくば駅の北のほうにある。でも、物件は水海道の郊外。不動産屋さんから現地までの遠いこと。本当は物件の近くで待ち合わせたほうがいいくらい。ちうか「つくば市」広過ぎですよ。
・ 肝心の物件はといえば、94.81 平米というだけあって、さすがに広い。築年が浅いということもあって、室内もとてもきれい。つい最近まで住んでたらしいんだが(実際に最後の掃除中らしくモップと掃除機があった)、かなりきれいにして住んでた模様。南向きの建物で、すぐ前には駐車場として使われている空き地、その向こうは汚水処理施設(とりあえず臭いはしなかった)。なんと 3 畳 type の倉庫まである。何ておあつらえ向きな!
・ 関鉄さんにも近いし、その関係で土地勘もあるので、かなり気に入ったんだが、やっぱり人気の物件らしく、現在仮押さえ中で回答待ちのお客さんがいるらしい。というわけで、cancel 待ちを入れることに (^^;。もし cancel になったら、ここで決まりだなぁ。
・ 内見のあと、どうせ通り道なので再度現地を確認。さらに、腹が減ったので関鉄さんのお弁当で御馴染 (^^; な「丼亭」で焼き肉丼。
・ そのあとはいつもの抜け道で帰宅の途に。
・ 抜け道の経路上には「道幅が狭く、見通しの効かない急 curve が続く」という一部危険な道がある。ここはあまりにも curve が急で路面も悪いので、30km/h 制限の道だが、curve 通過時は 20km/h くらいまで落としつつ気をつけて通過している。その中でも「大抵の対向車がセンターラインをはみ出しそうになって曲がってくる」という特に危険な個所がいくつかあるのだが、そのうちの 1 つである右急 curve に差し掛かったとき、何かいやな予感がしたのでやや減速した途端、対向車の head light の明かりが見えたと同時に物凄いスキール音が。
・ これはまずいと思って減速しながらギリギリまで左に寄ったのだが、そんなことは無関係に対向車がセンターラインを越えて突っ込んできた。あ、こりゃだめだと思った瞬間、車体の右前方角に衝撃。ガラスが割れて飛び散る。
・ 気が付いたら、車体ごと空を向いていた。状況を確認。足が挟まれたりはしていないし、酷い怪我もないが、車の方はなかなか悲惨な状態。まず、アクセルワイヤーが変に引っ張られた状態で引っ掛かっているらしく、tire が激しく空転しているので、キーを切る。そして外に出ようと思ったが、運転席側の door は歪んでしまって開かない。それどころか、衝撃に加えて door が完全にゆがんでしまったので、窓 grass が完全に割れて飛散してしまっている。しかし、車体の右前部が浮いている状態なので、窓から出るのは不可能。
・ 仕方がないので助手席側から外に出たが、この場所は路肩にある高さ 10cm ほどの縁石の向こうが水路に向かって急激に落ち込んでいる。案の定、数 m 滑落。何とか草に捕まりながらよじ登ろうとするが、足場が悪いので何度か失敗しながらどうにか道路へ。
・ 相手の driver は一応「大丈夫ですか!」と心配してくれるが、心配してくれるだけで、動揺していて使い物にならない。とりあえず 110 番に通報。音に驚いて出てきた沿道の人に住所を聞き、位置を知らせる。「怪我はありませんか? 救急車は必要ですか?」と訊かれたが、こちらは右手の甲に出血(それもすぐに止まってしまった)があって右足の脛が少し痛いだけだし、相手は外傷すらないようなので、「救急車が必要な怪我はない」と伝える。
・ 「すぐに向かわせます」ということなので、それを待ちながら保険会社に連絡。電話をかけながら再度現状を確認してみると‥‥‥車体は完全に斜面の方に落ちている。左前輪の泥よけが縁石に辛うじて引っ掛かっている状態。どうやら、衝突の勢いで後ろに押され、尻から道路外に出てしまったらしい。フロントはバンパーが脱落しかかっているほか、車体全部も右前方から斜めに押されて大きく破損しており、その歪みで front grass にも雲の巣状のひびが広範囲に入っている。運転席 door もベッコリいっている。一方、相手の車は sports 車*1(「如何にも」な感じのホイールを履いている)で、右タイヤハウスが大破している程度。どうやら、相手の車体の右前方とタイヤハウスほどの幅で offset 衝突し、そのままこちらの運転席 door を抉り込むように向こうの車体が突っ込んできたらしい。そのまま滑っていけばそれで済んだんだが、さらに向こうの tire がこちらの車体のシャーシに引っ掛かり、運動 energy や車両重量の差でこちらが負け、衝突部を支点にして左に尻を振りながら道路外に押し出されて斜面を滑り落ちたらしい。運転席の head rest につけてあった脱臭剤やクッションが運転席 door の窓から放り出されて 左 前輪あたりに落ちていることからもそれが伺える。
・ 当然ながら、保険会社は「自走可能か」と訊いてくるので、「自走不能なので、レッカーが必要」と伝える。「道路上にありますか?」「前輪は縁石に引っ掛かって道路上にあるが、後輪を含めた車体の大部分は道路脇の水路の土手にぶら下がっているので、最悪の場合つり上げる必要があります」。
・ 「レッカーの手配をして折り返し連絡します」とのことなので、電話を切る。そうこうしているうちに、先方の「友だち」なる若いのがやってきた。「車が道路塞いでますよね。邪魔ですから、押してどかしましょう」と言い出したので、「現場検証が終わるまで動かすな」と言ってやめさせる。
・ そうこうしているうちに、若い警官がバイクで到着。とりあえず重傷者がいないので途端にダルダル風味になる警官。さすが埼玉県警。「免許証出して」というので渡す。「けがは?」と訊かれたので、右手の甲に出血があり、右足の脛を打っていることを伝える。すると、「怪我があるなら、人身(事故)にするけど、どうする? 人身だと交番の人間では処理できないから、警察署から人を呼ぶことになって、時間かかるけど」。いきなりタメ口の上にやる気なしお君。さすが埼玉県警。どうせレッカーが来るまで時間がかかるし、そうでなくてもあとで痛みが出たりするのはぽっかいどでくるくる回ったときにも経験があるので、当然ながら人身にする。そしてその警官、今度は相手の方に歩いて行って免許証を出させ、「‥‥‥えっ、『葉っぱ』かよ!」。‥‥‥さすが埼玉県警。
・ 応援やレッカーを待ってる間に「pen は貸すから、何か適当な紙に書いてくれ」と言って先方の連絡先をおさえる。余った紙にこちらの連絡先も書いて渡す。
・ 狭くて曲がりくねった道だが、結構車が通る上、みんなムチャクチャ飛ばすので、次々に車が突っ込んで来そうになる。私の隣で「うああああ〜〜」と呻く警官。呻いてないで防護しろよ。
・ やがて、「レッカーの手配ができました」と連絡が。なんでも葛飾から来るらしい。「20〜30 分くらいで着きます」っていうから、まあ 1 時間だな。「移送先に御希望はありますか?」と訊かれたので、「いつも御世話になっている工場があるので、可能であればそこへ運んで欲しい」と伝える。「受け入れ可能かどうか確認しておいてください」とのことなので、電話を切ったあと、実際に受け入れ可能か、受け入れ可能なら今日でも明日でも大丈夫か、という点を確認しがてら、Bonne さんに電話で第一報。
・ やがて、ようやく警察署のバンがやってきた。やや年配の警官が降りてきて、簡単に事情確認の後、同乗の若い警官と共に事故処理開始。なんでも相手は 18 歳の専門学校生で、しかもバリバリの若葉マークらしい。自分で買った車とも思えないが、こんな狭い道を走り屋気取って飛ばしてんじゃねぇよ馬鹿野郎。「何キロ出してた?」と訊かれて、「いや‥‥‥ちょっと覚えてないです‥‥‥」。「ブレーキ踏んでかわせなかったの?」「いや‥‥‥よく覚えてないですけど‥‥‥」。意図して空っとぼけてる感じはしないので、もしかして「頭が真っ白になってた」ってやつかな?
・ あまりに話にならないので、「私、口出していい?」と断った上で、「窓を全部閉めててもはっきり聞こえるくらい、すごいスキール音がしてた。ブレーキを踏んだけど間に合わなかったんじゃないか」というと、警官は「あー、そうでしょう。きっと無意識に踏んだんだよ」。「なんせ完全に車体が押し出されてるしね。そのかわり、軽で車体が軽かったから、それで押されたんで、怪我がなくて済んだのかもしれない」とも。おかげでこっちはえらいことになってるけどな。まあ、「エブリイが体を張って守ってくれた」という感じもするわけですが‥‥‥。
・ しばらくすると、さらに双方の保険会社が手配したレッカーが相次いで到着。しばらく状況を見た業者さん曰く、「牽引用 hook で引いたくらいでは脱出できないと思う。車体そのものを吊すことになるが、その場合は屋根が絞られて車体がかなり歪むので、全損は確実です」。やっぱりそうか‥‥‥。
・ どう考えても先方の車の方が動かしやすいので、先にそちらを撤去することに。で、牽引で動かそうとしたのだが‥‥‥結局、あっちの車も右前輪が押されて後ろに引っ込んでいて、直接前輪を浮かせて移動することに。どのみち証拠隠滅はできませんでしたね、御愁傷様。
・ ところで、レッカーを待っていた頃、気が付いたら先方の driver の関係者が集まってきていて、何やら騒いだりゲラゲラ笑いながらうろうろしたり。そのなかに自称「警視庁の関係者」というパンチパーマでやくざスーツ着用の暴言や恫喝を繰り返すお人が混じっていて一悶着あったのだが(こっちがそんなものに動じないとみるや警官に媚び売ったりしてたけどな)、先方の車が引き摺られていったあと「こっちはもう帰っていいんですかね?」と言って、こちらを睨み付けながら帰っていった。ああ、やっと静かになったよ‥‥‥。
・ で、肝心のレッカー作業は難航。相手の車がいなくなって作業余地ができたので、まずは正面から引っ張ってみる。が、途中までは動くのだが、右後輪が縁石を越えられない。そこで、今度は車体下からフロアジャッキで持ち上げて牽引。右後輪は縁石を越えたが、今度は左後輪がコンクリートブロックのようなものを噛んでいて、動かなくなった。「ちょっとやり直します。やっぱり、屋根を絞りましょう(← 「上から吊るということ)。全損は覚悟してください」。ついに最後通告ですよ‥‥‥。
・ レッカー車を逆側に廻し、車体にロープを掛けて引っ張り、さらに上から吊って持ち上げる。‥‥‥ああ、ほんとにかなり歪むんだね‥‥‥。
・ 何とか道路上に乗ったので、台車を噛ませて、移送開始。足がないので、途中まで同乗させてもらうことにする。「どちらがいいでしょうか?」「どこか運ぶ途中や運んだ先で降ろしていただければいいんですが、最終的には taxi で帰るしかないので、できるだけ近いところがいいですねぇ」。業者さんは葛飾から来たのだが、収容場所の関係で一旦鹿浜に運ぶという。「草加の駅とかどうですか?」「いや、もうそろそろ終電がないので‥‥‥」「でも、まだ 10 時過ぎですよね」「いやいやいや、あと 7 分で 0 時ですよ!」「えっ! ‥‥‥ああ、そうか、この時計、違うんだ!」。車の時計は時刻を合わせておいたほうがいいと思います (^^;。
・ R4 を南下したあと環七を西へ向かうということなので、梅島陸橋の辺りにしましょうか、ということに。「曲がってからだと側道をずっと行った先で降りることになるので、曲がる前に適当に降ろしてください」とお願いする。さらに、時間も遅くなったので、Bonne さんには明日再移送することを連絡。
・ 結局、竹の塚警察署と梅島陸橋の中間辺りで降ろしていただいた。あとはよろしくお願いします‥‥‥。
・ さて、今回はちゃんと保険会社経由で手配したので、taxi 代などはあとで精算される。とはいっても、taxi で帰ることなんて想定してないので、現金の手持ちは心許無い。何台か空車を見送ったあと、信号待ちで止まった taxi に「カード OK」と書いてあるのを確認して、乗り込む。
・ 「今までお仕事だったんですか?」「いや、それが、用事で出かけた帰りにセンターラインを越えてきた車に突っ込まれちゃってね」「ええっ、お怪我は?!」とかいろいろ話しながら一路帰宅。
「‥‥‥それは、よく無事でしたねぁ‥‥‥。それじゃあ、修理代が結構かかりそうですよね」
「それが、古い車だから、相手の保険屋は『全損』って言ってそれっきりだと思うんですよね」
「いやぁ、新車買ってもらえばいいんですよ。それか、『同じの見つけてきてくれ』って言うとか」
「新車買う金は出ないんじゃないかなぁ。同じ年式の同形の車ももう玉がないと思うし。いや、向こうは『全損なんて認めねぇぞ馬鹿野郎!』って叫んでたんだけど、ほんとに直せるもんなら直して欲しいんですよね。愛着もあるしねぇ」
「古い車大事に乗ってる人って、そうですよねぇ。私も古いバイク乗ってるんで、わかりますよ」
「そもそも、最近の車って自分で電装系とかいじれないし」
「ああ、そうなんですよねぇ」
とか。
・ 24 時半頃、ようやく帰宅。ちなみに、事故発生は 110 番通報の発呼記録から逆算すると、2135 時頃。やれやれ‥‥‥。ああ、自転車が車庫だ‥‥‥不在持ち帰りの郵便も本所局に取りに行かないと‥‥‥。
*1:
マイミクのせろぴぃさんによると、「1.8L のロードスター」とのこと。
・ 日曜日は管轄の草加署に診断書を持っていかなければならないので、とりあえず掛り付けの同愛記念病院へ。外来の受付は 12 時までなので、11 時過ぎに出かける。交通事故は基本的に第三者行為なので健保の適用がないため、受付で確認。すると、「いったん健保を使ってしまうと、あとで自賠責に変更するのは難しい。一方、一旦自賠責にしておいて、いざとなればあとで健保適用に変更するのは簡単なので、健保は使わないでおくことをお勧めする。手持ちが足りなければ、とりあえず一部だけ払っておくということもできる」とのことなので、健保は使わないことに。さらに、どこの科にかかるべきか相談したところ、外科よりは整形外科がよかろう、ということなので、そちらで受付。
・ 予約なしの外来なので、例によって 2 時間くらいは待つ公算が強い。一方、双方の保険屋さんから、朝一で携帯に留守電が入っていた。そこで、待ち時間が長そうな timing で建物を抜け出し、保険屋さんに電話。まずは自分が契約している保険屋さん(S 社)と話す。一通り事故や現状の確認と今後の進め方について相談。といっても、「センターラインオーバーということで、私どもは 100:0 と判断しています。ですので、(五)様にご負担は一切発生致しませんので、ご安心下さい」。先方と合意が取れているのか、それともレッカー業者さんか警察から情報を取ったのかは不明だが、とにかくそういう判断らしい。てなわけで、ほぼ傷害に関する保障内容を確認した程度で、事実上は先方の動きを待つ、という感じ。
・ 「病院へは行かれましたか?」と訊かれたので、「今まさに受付を終わらせて診察を待ってるところです」と答えると、「先方の保険屋さんとはもう連絡は取られました?」。なんでも、加害者側の保険屋さんから病院へ一報を入れてもらうと、あとの精算は保険屋さんから直接病院へ行なうことができるらしい。保険屋さんとしては手間が省けるし架空や水増しの請求の恐れもなくなるし、こちらとしても建て替えや請求の手間がなくなるので、大変ありがたい。それはいいことを教えていただきました :-D。「今回は先方に非がありますし、あちらの保険屋さんも、それこそ走っていく勢いで対応していただけると思います ;-)」。‥‥‥最初は「まだ新人さんかな?」と感じるくらいぎこちなかったったんだけど、ここまで「怪我など、身体のお加減はいかがですか?」からはじまってあれこれと話しているうちに、なんかずいぶんと砕けてきましたね (^^;。身体の状態や事故状況を的確かつ簡潔に説明できたようだし、本人も元気だし、何といっても完全な貰い事故(と S 社は認識している)なので、気が楽なのかもしれないが、なかなか可愛いぞ (^^;;。
・ 電話を切って、すぐに先方の保険屋さん(A 社)に連絡。で、やはり怪我や身体の状況を確認されたので説明したあと、「何かご不明な点はおありですか?」と訊かれたので、「こちらが契約している保険会社さんから聞いたのだが、病院に連絡していただいて建て替えなしで直接病院と精算という扱いはしていただけるんでしょうか?」と尋ねたところ、「それがですね、実はまだ契約者の方と連絡が取れておりませんで‥‥‥」。‥‥‥今、なんつった?
・ びっくりして思わず「えっ、そうなんですか?!」と訊くと、
「16 時以降に連絡するよう時間を指定されてまして、まだ第一報のご連絡しかいただいていない状態なんです。ですので、詳しい状況の確認などができるまでは‥‥‥」
「そちらとしては身動きが取れないということですね?」
「そうなんです‥‥‥。ご迷惑をお掛けしまして、本当に申し訳ございません‥‥‥」
とりあえず、「行方を眩ました」ということではないのか。しかし、なんだそれ。加害側にしたって被害側にしたって、相手がある案件だったらなにをおいても初期対応は済ませるのが当然じゃないのか。あきれてものもいえん‥‥‥。現場で騒いでいた自称「警視庁関係者」は「相手が子供だと思って嘗めてんじゃねぇぞクソが!」とか叫んでいたが、そもそも免許を取って公道に出た以上、大人だ子供だなんて関係なく、対等な存在のはずだ(なので、私は相手が何歳であっても嘗めもしないし甘やかしもしない)。本人が学校に行ってるのか親が仕事に行ってるのか知らないが、嘗めてるのはどっちだ。
・ 担当者さんはちょっと途方に暮れてる雰囲気。とにかく、動きが取れない相手に四の五の言っても始まらないし、「先方と連絡が取れ次第、早急にご連絡致しますので‥‥‥」とのことなので、連絡を待つことにする(しかない)。まあ、とりあえず「全損にはしたくない。修理でお願いしたい」という意志を伝えると、「‥‥‥修理、というご意向ですね? 承りました」。まあ、「身動きが取れない」のだから、当然いいとも悪いとも言えないわな。アジャが実車を見てないんだし。
・ で、その電話の途中、再びこちらの保険屋さんから着信があったので、電話をしてみる。
「相手方の保険会社さんとは連絡がつきましたでしょうか?」
「保険会社の担当者さんとは連絡がついたんですが、保険会社さんが相手の driver と連絡取れてないらしいんですよ」
「えっ、そうなんですか?!」
「ええ、なんか、16 時以降に連絡しろと指定しているらしくて」
「‥‥‥加害者なのに‥‥‥」
「まったくねっ」
・ まあ、「憤っても仕方ないしねぇ」ということで、A 社の社名と窓口の電話番号と担当者の名前を伝え、連絡待ち。‥‥‥ああ、そういえば。
「ええと、こちらの車なんですが、今、まだレッカー業者さんに預かってもらってる状態でですね」
「ええ、はい」
「今日、こちらでいつも御世話になっている工場に二次移送していただくことになってたんですが、」
「あ、(五)様がご指定の工場へですね?」
「ええ、そうです」
「‥‥‥(恐る恐る)あのう、もしかして、指定工場への移送ということを押し付けてしまったんでしょうか‥‥‥」
「ああ、いえいえ、そうではなくてですね。道路外の急斜面に落ち込んでたせいで吊り上げに時間がかかって、現場を出たのが 0 時近くになってまして、」
「‥‥‥あぁ、はい、そう仰ってましたね」
「ええ、それで『今から持っていってもかなり遅くなってしまうので、いったんうちで預かって、明日改めて移送します。運ぶ距離は延びてしまうんですが、それはこちらの都合でもありますんで、最短距離で計算します*1から』と業者さんが仰ってですね」
「ああ、そういうことでしたか(ほっ)」
「ええ。それで、二次移送の移送先を保険会社さん経由で連絡して欲しいと言われてまして」
「あ、はぁい、畏まりました。では、連絡しておきますので‥‥‥あ、修理なんですが、着工は月曜以降でお願いしたいんですが‥‥‥」
「ああ、そうですね。先方のアジャさんに見てもらわなきゃなりませんしね」
「‥‥‥よくご存じで (^^;」
ええ、まあね。事例の話はいろいろと聞いてるし、貰い事故は前にもあったしねー。
・ というわけで、Bonne さんの住所と電話番号を伝え、外来へ戻る。‥‥‥まだ呼ばれていなかったらしい。やれやれ。
・ さらに待って、診察室へ。とりあえず問診。頭は直接打っていないが、昨日の夜に頭痛が出ていたことを伝えると、とりあえずレントゲンを撮ることに。
・ 放射線科へ。もう時間がだいぶん遅くなっていたので、ほとんど待たずに撮影。戻ってまたしばらく待つ。
・ ようやく順番が回ってきたので、再び診察室へ。
「‥‥‥骨に異常はありませんね。じゃあ、薬を出しておきます。2 週間分でいいですかね」
‥‥‥塗り薬かな。
「えーと、アトピー持ちなんで、塗り薬はちょっと‥‥‥」
「塗り薬なんて出しません。」
‥‥‥なんか感じ悪いな。
「あと、警察に提出するので、診断書をお願いしたいんですが」
「お金かかりますけど、いいですね?」
「‥‥‥まあ、しょうがないですよね。相手の保険から出るようですし」
「ふーん。‥‥‥よかったですね。(棒読み)」
ほんとに感じ悪いな。
・ とにかく診察が終わったので、会計に回る。「『一部支払い』の件は支払い窓口で相談してくれ」とのことなので、支払い窓口で相談すると、つまり「次にいつ来るか指定して、そのときに全額精算」だという。「交通事故で、被害者側で建て替えずに加害者側の保険会社から直接病院に支払って貰うことになるかもしれないのだが」と訊いたら、「うちではそういう扱いはない。いったん支払ってから保険会社に請求しろ」とのこと。そうなのか。じゃあ、全額払うよ。現金がなくても card で払えるし‥‥‥。
・ で、会計の順番が来るまでの間に診断書の内容を確認してみると、「頚椎捻挫。交通事故により受傷。上記診断により、全治一週間の見込み」と、それだけ。‥‥‥おいおい、むち打ち以外は外傷も含めて全部無視かい‥‥‥。
・ ついでなので院内食堂で飯食って(14 時を過ぎていたので、セットドリンクはもう終わってた‥‥‥)、院外薬局で薬を出してもらって、ぽてぽて歩いて帰る。‥‥‥うーん、両膝と股関節の違和感が強くなってきたな。右足の爪先も上がりにくいし。なにもないところで躓きそうになる。
・ とりあえず Bonne さんへ行く。とりあえず車はこちらに回送してもらうことになっていることは病院に行く前にちょっと顔を出して伝えてあったんだが、まだ保険屋さんやレッカー業者さんからの連絡はないらしい。社長さんが 2 階から降りてきて、「身体の方はどうなの? 怪我とかは?」。傷を見せて、あとは筋肉痛のような症状があることを話すと、「よくそんだけで済んだね。結構派手にいったって話だったけど」。
「んー、車はこの有り様ですが」(写真を見せる)
「‥‥‥うあー‥‥‥。よくそんだけで済んだね‥‥‥」
「なんか、変に悪運が強いんですよねー」
・ そしたら、工場長さんからツッコミが。
「変な守護霊」て (^^;。
・ 「とりあえず、できるだけの協力はするから、事故の状況を図に書いといて。ぶつかる前と、ぶつかったあとと」といわれ、撮ってあった現場の写真を参考にしながら下手な絵を書いていると‥‥‥あれ、電話だ。S 社さんか。
「移送の件はどうなりました?」
「ええ、それなんですが、上司とも相談したんですけれども、今回は完全な貰い事故なので、A 社さんに移送費用を持っていただくよう話をしておりまして‥‥‥」
つまるところ、本来無料のロードサービスは自分が加害者であるか単独事故の時(つまり自分で cost を負担しなければならない場合)に対するものであって、こちらが被害者である場合は本来加害者に負担してもらうべき筋のものなので、ぶっちゃけた話、うちで費用を持ちたくないんですよねー、と。「(五)様ですんで正直に申し上げますが‥‥‥」ということだったが、ほんとにぶっちゃけてるな (^^;。まあ、ごもっともな話だし、正直に言ってもらえると気持ちがいいよ。
・
「それでですね、先方の担当者様が月曜日に状況を確認してから決めたいとのことでして‥‥‥」
「あー、そうなんですか‥‥‥。じゃあ、結構遅くなるかもしれないんですかね?」
「申し訳ございません。できるだけ早く移送していただけるよう交渉致しますので‥‥‥」
まあ、ごねても仕方がないので、了承する。
・ 社長さんは用事で出かけていったので、図を書き終わったところで、工場長さんに概略を説明。聞き返された細かい部分をさらに説明。すると、「‥‥‥よし、わかった。あとは任せて」。
・ 過失割合についてごねてくるかねぇ、と話しているうちに、16 時を廻る。
「そろそろ連絡来てもいい頃だよなぁ」
「んー、16 時廻ったばっかりだし、今 A 社が先方と話をしてるところなんじゃないですかねぇ」
「ああ、そっかぁ」
・ ようやく A 社から連絡が来たのは 16 時半頃だった。
「大変遅くなりまして、申し訳ございませんでした。状況の確認が取れましたので、保険の手続きに入らせていただきます。人身につきましては、別の担当者からまた改めてご連絡差し上げます」
・ 工場長さんによれば「明日とか明後日とか、車使いたいでしょ? 代車請求できるよ。100:0 ならすぐ出してくるし、相手の対応で向こうの意向もある程度わかる」ということらしいので、
「それでですね。この週末も車を使いたいんですけど、代車は出ます?」
「あ、はい、もちろんです。畏まりました。それでは、O レンタカーさんに連絡致しますので、のちほどそちらから改めてご連絡差し上げます」
おや、あっさり出た。それを聞いた工場長さんは、「でしょ。うん、じゃあ、向こうも 100:0 だ」。‥‥‥ちょっとほっとしました (^^;。
・ 過失割合が片付いたということは、今後の焦点は保障金額だな。それについては、「全損なんてとんでもない。新車にもして欲しくなんかない。事故る直前の状態に戻してくれればそれでいい」ということで見解は一致しているので、それで押してもらうことに。
「簡単に『全損でいい』なんて言わないでよ? 被害者本人がそう言っちゃったら、うちはもう頑張りようがないんだから」
「当然です (^^;。むしろ、何がなんでも直してほしいですよ」
「あれだけいろいろ手ぇ掛けたんだもんなぁ」
「そうですよ。車体も engine もせっかくいい状態に仕上げたのに」
「車検も通したばっかりだしなぁ。」
「まったくです。」
・ しかし、実際問題として、直るんですかね。
「いやあ、車なんて、結構、部分ごとに交換できるようにできてんだよ」
「ああ、スライドドアの下の部材の継ぎ目みたいなところからですか?」
「あい! ‥‥‥金はかかっけどね。ラインじゃないから、部品掻き集めて組み立てるのが、一番金かかるんだよ」
「ですよねー」
まあ、直ればいいんですよ、こちらとしてはね。加害 driver にいろいろ刷り込んでた「自称・警視庁関係者」も「全損なんてあり得ねぇよ馬鹿野郎! 何にも知らねぇくせにグダグダ言ってんじゃねぇぞ、クソが!」と叫んでいたので、方針は一致してるね。きっちり直してもらいましょう。‥‥‥運転席 door はぐっちゃりいってる上に A ピラーが折れ曲がってるし、フロントパネルも折れ曲がってて、さらに車体後部にロープをかけて吊り上げたときには遠目に見てわかるほど車体が歪んでいたし、吊り上げる前から一見無傷な助手席 door も開閉しづらくなってたりしたので、うっかりすると車体全部載せかえだけど、まあどうにかするんでしょう。
・ そんなことを話していたら、今度は A 社の人身担当の方から電話。番号が物損と違うのは分かりやすくていいね。例によって身体の状態を訊かれたあと、今後の手続きについて一通り説明。で、病院について‥‥‥
「今日おかかりになった病院ですが、保険会社からの精算をやっていただけないとのことなんですが、」
「そうなんですよねー」
「できれば、ほかの病院でお願いしたいんですが、お近くにはほかにありませんでしょうか?」
「うーん、整形外科は記憶にないですねぇ‥‥‥。内科は目の前に何軒かあるんですけどね‥‥‥」
「こちらは何か理由があって選ばれたんでしょうか?」
「いや、アトピー性皮膚炎とか、白内障とか、全部そちらの病院でお世話になってるので」
「ああ、そうなんですか」
「この辺りで一番大きな病院なんで。うちから歩いて数分ですしねぇ」
「なるほど、わかりました‥‥‥」
やっぱり、立て替えだと手続きが煩雑になるし、直接やりたいんだねぇ。
・ でまあ、「領収書を保存しておいて欲しい。まずは、建て替え分の治療費を振り込む口座情報を書類に同封する用紙と封筒で返送して欲しい」ということに。
・ ともあれ、今日はここまでなので、退散‥‥‥しようとしたところで、O レンタカーさんから電話。一応、同等の車両ということで、ハイゼットバンを出してくれるらしい。
「ナビはついてます?」
「いえ、ナビはついてないんですが‥‥‥」
「え、そうなんですか。‥‥‥ETC は付いてますよね?」
「いえー、ETC も付いてないんですが‥‥‥」
なんだそれ。
「えーと、ナビはまあ付いてなくてもどうにでもなるんですが、ETC は付いてないと困りますね‥‥‥」
「あー、そうですか‥‥‥。わかりました、ちょっと探してみますので、少々お時間いただいてよろしいでしょうか?」
「ええ、いいですよ」
・ こういう要求が一般的なのかどうかよくわからないので、またも取って返して聞いてみると、
「ああ、当然だよ。お宅様の車には付いてるんだから、同等のものを持ってこいってのが当たり前。だって、実際困るじゃん。料金全然違うんだし」
ああ、よかった (^^;。
「でもさあ、今時レンタカーで ETC 付いてないのなんか、あるの?」
「んー、実際、一度札幌で借りた O レンタカーの車は、付いてなかったことがありますねぇ」
「そうなの? ‥‥‥でも、この御時世だし、普通付いてておかしくないよなぁ」
「まあ、ETC はともかく、ナビがついてない車には当たったことありませんねぇ」
「だよなぁ。‥‥‥昔は option だったよね? 『ナビ付いてると 500 円増し』とか」
「ええ、そうですね。‥‥‥今でも一応ナビや ETC が必要かどうかは指定するようにはなってるんですけどね」
「でも、今時付いてて当たり前なんじゃないかねぇ。」
「ねぇ。」
・ とかしばらく雑談していると、レンタカー会社から電話。何とかナビ・ETC 付が見つかったらしい。良かった良かった。で、
「それであのう、ちょっとお届けが遅くなってしまうんですが‥‥‥」
「えっ、いつ頃になります?」
「8 時半頃になってしまうかと思うんですが、よろしいでしょうか?」
「‥‥‥えっ、8 時半って、今日のですか?」
「ええ、そうなんですが」
「いや、もう、全然かまいませんが」
「あ、そうですか。わかりました。では、8 時半頃お届けに伺います。‥‥‥自動車工場さんとご自宅と、どちらにお届けすればよろしいでしょうか?」
「‥‥‥えーと、どちらをお使いになりましても同じようなもんですが どちらもおんなじようなもんですね。道挟んですぐ向かいなので‥‥‥」
「あ、そうなんですか (^^;」
「ええ。‥‥‥じゃあ、自宅の方に届けていただけますか」
てなわけで、下に着いたら携帯で呼んでもらうことにする。
*1: 私が契約している保険会社は、「最寄りの指定工場まで」は距離が無制限でレッカー料金が無料だが、「契約者が指定する場所まで」だと 30km を越える部分が有料になる。
・ 一旦家に帰って、mail の整理。‥‥‥うーん、だんだん全身の筋肉の痛みが増してきた。
・ と、S 社さんから電話が。今度は人身担当の方だそうだ。S 社は番号がいっしょなのか。まあ、物損担当の方と連携して動いてるらしいので、まあその方がいいのかな。
・ これまた例によって身体の状態を説明。で、基本的には先方の保険から出るのだが、先方の保険の支払額が S 社さんの基準額を下回った場合、その差額を料率とは無関係に支払う制度があるという。ありがたいねぇ。
・ 一通り説明を聞いたあと、先ほどまでの担当さん(物損)に替わる。「何度も何度もお電話して申し訳ございません。もう今日はこれで最後ですので‥‥‥ (^^;」。いえいえ、お安いご用ですとも。ちうか、遅くまで大変ですな‥‥‥。
・ でまあ、用件はというと、「移送について、先方と話がつきました」。まあ、ぶっちゃけて言うと、「保管費用もかかりますよねー」「わかりました、移送します」ということで同意してもらったらしい。‥‥‥割とほわ〜んとした癒し系の声の、ちょっとオチャメな人なんだが、渉外をやってるだけあって、さすがになかなかしたたかですな (^^;。
・ その電話の途中、昨日内見に行った物件を管理してる不動産屋さんから電話がかかってきていたようなので、電話してみる。‥‥‥「仮押さえしてた人が cancel したんですが、どうしますか?」ということなので、お願いすることに。これで賃貸物件も決定。
・ まだ時間あるし、いつもの定食屋さんで飯でも食ってくるかな、と思った矢先、「お届け物でーす」と電話が。というわけで、わりあい最近のハイゼットカーゴが来た。
「‥‥‥レンタカーは、これまでご利用になったことはございますか?」
「えぇ、去年はほとんど利用しなかったんですが、一昨年までは O レンタカーさんのゴールドメンバーでした」
「ああ、よく御存じですね (^^;。そうでしたか、ありがとうございます。‥‥‥では、大体お分かりですよね」
「そうですね」
「一応、今、ガソリンが満タンになってますので、ご返却時は満タンでお願いします」
「はい」
「ご返却ですが、また取りに伺うこともできますが、工場のほうに返却されますか?」
「えーと、工場、工場‥‥‥何の工場でしょう?」
「いや、車を修理される工場さんですが‥‥‥」
「ああ、実はうちの向かいにあるんですよねぇ」
「えっ、あ、そうなんですか (^^;」
「そうなんですよ。‥‥‥じゃあ、工場のほうに返却するということで」
「畏まりました。‥‥‥ああ、お車ですが、全部終わるまでこのままお使いいただいて結構ですから」
「あ、わかりました」
これはいよいよ 100:0 だな。
・ 車の受け渡しが終わり、車庫まで回送。‥‥‥慣れてないこともあるけど、やっぱり乗りにくいな。Engine が尻の下にあるせいか大変うるさいのはまあしょうがないとして、accel も brake も敏感だし、サイドミラーも小さい。そして、何と言っても、足下がとても狭い。Accel pedal が身体の中心近くにある。こりゃあ、旧規格の車をわざわざ探して乗ってる人がいるのも、解るわ。
・ いつもの定食屋さんで飯食って、帰宅。まあ、なんにせよ、これで一段落‥‥‥。あとは月曜日。
・
9/24 の日記を補完。‥‥‥ああ、土曜にまた「一仕事」やったのも書かなきゃ‥‥‥。
・ ググってみたら、近く(と言っても道程で同愛記念より微妙に遠い)に整形外科をやってる個人医院があることがわかったので、行ってみる。
・ 午前の診療時間終了ギリギリになってしまったこともあり、「レントゲンの液を落としちゃったから、今日はもう無理」ということで、診察は受けられなかったのだが、保険の件は OK だそうだ。とりあえず月曜日に改めて診察を受けることに。
・ この所なにかと忙しくてすっかり頭が爆発していたので、おかちまちまちのナイスカットで散髪。ああ、すっきり。
・
ここまで来たんだからと、そのまま浅草へ。幸丸の移転先は確認してあったので、lunch を食いに行くことにする。‥‥‥というわけで、「奈古味」(なごみ)さんへ。板さんや社長さんに久しぶりに会った。前の店は「だれにも気付かれない完璧な出入り口 知っていないとたどり着けない」場所にあったのだが、今度はやたらと場所がいいので、是非長く頑張ってほしいなぁ。
・ てなわけで、四色丼を美味しくいただいた。うーん、相変わらず安くてうまい。何でも板さんが「もうちょっと値段を上げたほうがいいですよ」と言っても社長さんが「いや、そのまま行け」と仰るとか。普通は逆ですよねぇ、と 2 人で苦笑。
・ たらたらと走って帰宅。
・ 今日出頭するよう指示されていたので、昼前に起きて、草加署へ向かう。このところ雨続きだったから、慣れない車で雨はヤだなあと思ってたんだが、雨は降りそうにない。
・ 国際通りを北上し、三ノ輪交差点の真ん中の車線で信号待ちをしていたのだが、なんか R4 本線がちっとも動かない。じっと待っていたら、右隣で同じく信号待ちをしてた taxi の窓がすーっと開いて、driver さんが「さっき向こうから来たところなんだけど、大関横丁交差点の北で事故があって、渋滞してるんですよ」と教えてくれた。そういうことか。‥‥‥しかし、なんで突然教えてくれたんだろ。直前に別の車がクラクション鳴らしてたから、それを私が鳴らしたと勘違いしたのかな。‥‥‥代車のナビには VICS 情報がないので、状況が掴めて助かったけど、人相悪くて良かったんだか悪かったんだか(爆)。
・ 左折して迂回したいところなんだが、すでに左折路との分岐は過ぎている。幸い次の信号では進むことができ、しかも左車線を後ろから来る車がいなかったので、交差点内まで車が繋がった真ん中車線から左に移る。その車線は大関横丁で左折車線になるので、なぜか右隣の車線(直進車線)からウインカーも出さずに曲がってきた車をかわしつつ、左折して明治通りに入る。常磐線を潜り、サンパール荒川の前で右折し、南千住警察署前を通ってR4 に復帰。‥‥‥左折車線の 2 台目で信号待ちをしてたんだが、わたしの前の車はそのまま真っ直ぐ走っていった。私の右隣には PC がいたのだが、なんにも言わない。仕事しろー
・ そこから北はすいすい。順調に北上し、草加警察署に到着。およそ 55 分。代車の感覚にもだいぶん馴染んだ。
・ 1F の受付で取り次いでもらい、案内に従って 2F の交通課へ。顔を出すなり、「相手方はもう午前中に来ました」。こんな時は早いんか。だったら事故翌日も保険会社にさっさと連絡取ればいいのに。もしかすると「相手側から自分に不都合な証言が出てくる前にさっさと事情聴取を済ませよう」と思ったのかもしれないが、そもそも「衝突前に物凄いスキール音がした」という沿道住民の証言があるし、hit point も完全にセンターラインを越えているので、議論の余地はないんだよな。
・ で、用意していくように言われていた免許証・車検証・自賠責保険証・診断書を渡し、調書の作成。といっても、
「何キロくらい出してました?」
「うーん、30(km/h)は出てないですねぇ。20 くらいかなぁ。直前に急 curve もありますしねぇ*1」
「ああ、あそこはそうですね。‥‥‥まあ、今回は相手が完全にセンターオーバーですし、(五)さんに違反はありませんね」
「ないと思いますね」
「『違反はなし』、と。‥‥‥それで、事故に遭ったときはどちらへ向かってたんですか?」
「家です」
「えーと、お仕事で?」
「いえ、実は引っ越し先の下見で‥‥‥」
「あらー、そうですかー。‥‥‥じゃあ、『私用で』ってことでいいですね」
「ええ」
「『私用で自宅に帰る途中でした』、と。‥‥‥それで、ご存じかと思いますが、相手は未成年なんですが‥‥‥『処罰を求めない』か、『警察に任せる』かを選んでください」
「処罰を求める」という選択肢は最初からないのか。‥‥‥まあ、その場合は告訴の手続きになるもんな。ていうか、免許を取って車を走らせたら未成年もなにもないもんだが。「権利」と「義務」は対になるべきものだろ。
「じゃあ、お任せしましょうかね」
「えー、『警察にまかせます』、と。‥‥‥じゃあ、一応もう一度目を通してもらってね。わかったら、ここにサインしろ 間違いがなければ下に署名してください。‥‥‥印鑑はお持ちじゃないですよね?」
「いや、持ってますけど」
「じゃあ、ここに押してください」
渡された紙に印刷された「以下のものを持参してください」という list には「印鑑」の項もしっかりあるんだから、印を付けとけばいいのに。‥‥‥まあ、そんなことだろうと思ってたから、持ってきてたけどさ。
・ 署名し、ぺたしと判子押して、「じゃあ、これで結構です。どうもご苦労様でした」で、終わり。正味 10 分くらい。なんだかなぁ‥‥‥。まあ、人身にした以上、診断書を提出する必要があるので、しょうがないけど。
・ はるばる草加まで来たので、もう一度現場に行ってみる。少なくとも事故車両から front panel が脱落してたのは明らかだったんだが、ほかに積載物が破れた窓や脱出に使った door から車外に落ちていないか、捜索しておきたい。車が戻ってきてないから「これがないので落ちてるはず」というものは今の時点ではないのだが、最近雨が多いしな。
・ 大人しくナビの route に従って、現地へ向かう。感覚に馴染んできたとは言っても、運動特性はだいぶ違うので、「走る障害物」にならないよう気を遣いつつも、慎重に走る。
・ 現場に到着。そのまま道に車を停めると大変なことになるので、近くの広めの路地に停めさせてもらう。路面にめぼしいものがないのは事故直後から判っていたので(あったらその時に拾っている)、車が転落した斜面と、その下の水路を捜索。‥‥‥F バンパーに付いていた右側の方向指示器の lens の破片を見つけたが、そんなものは拾っても仕方がないので、無視。ついで、近くの茂みから front panel を発見したので、滑落しそうになりながらもこれは回収。
・ そのほかには見つからなかった。というか、草が繁っていて、よくわからない。あとは実際に紛失したものが明らかになってから、もう一度来るか‥‥‥。
・ いつもの道で家に帰る。いつも以上にいろいろ気を遣いながら走ると、疲れるね‥‥‥。あと、後遺症と肩凝りが重なって、運転してると右肩が痛い。
*1: うちの車は重心が高い上に車体の幅が狭いので(軽だから)、実際に現場付近のくねくね道で 30km/h も出そうとするとかなり厳しい。またその道は歩行者や自転車に遭遇することも多く、ついでに事故にあった curve はセンターラインを踏んづけてくる対向車が非常に多いので、嫌でも減速せざるを得ない。さらに言えば、現場のすぐ南には信号があるんだが、道の入り口の交差点で信号待ちをしてからその道へ入ってくると、まず間違いなくその信号に引っ掛かるので、無理に速度を出しても意味がないんだよね。
・ ちなみに、道路脇の土手(っつーか崖っつーか)は、よりにもよって私の車が落ちた辺りが一番急傾斜になっている。もしかすると、その傾斜の差に車輪が引っ掛かって車体の横滑りが止まったのかもしれないし、そーでもないのかもしれない。
・
あと、事故後に最初にバイクでやってきた警官によると、先方の車が来た方向からは、現場に左 curve があることに気づかなかった車がしばしば水路にダイブするらしいです。路面に marking がある上に「急カーブ注意」って書いてあるのに‥‥‥。今回の加害者も急 brake を踏むまで curve の存在に気付いてなかったのかもしれん。本人の申告によれば「ここを通るのは初めてだった」らしいけど、普通は初めての道って慎重に走るもんじゃないのかね?
・ 病院へ行く前に Bonne さんに顔を出してみると、何やらレッカーの件で揉めているという。
・ 状況を聞いてみたら、どうも話が混乱している。S 社の担当さんからは「月曜に早速移送していただけることになりました」と聞いていたのに、A 社の担当さんは「そんなことは知りません」と言っているという。一方で、何やら S 社(つまりこちら側)のロードサービスの名称が出てきたりしている。もしかして、レッカー業者が「そんな話は聞いてない」とかごねてるのか? でも、それにしては A 社が「そんなのしらん」と言ってるのが引っ掛かる。とにかく、A 社は S 社に何か問い合わせをしたが、S 社は「検討します」と答えたきり応答がなく、その後 S 社側の担当にも連絡がつかず、A 社としては困惑している、ということらしい。どうなってんの?
・ とりあえず Bonne さんとしては「ちょっと確認してみてほしい」そうなので、さっそく S 社に連絡。そして、当初から対応していただいた Y さんに取り次いでもらおうとしたところ、「Y は初動対応でして、H に引き継がせていただいたんですが」。‥‥‥そりゃあ、対応が迅速で(次々に捌いていかないと仕事が積み上がっていく一方だ)、人当たりが良くて(「人間関係は初対面の印象でほとんどが決まる」と言われるのと同様、企業にとっても初期対応が与える印象は非常に重要)、やたらと忙しそう(電話をかけてもほかの電話に出ていることが多い)のも当然だわ。では、と金曜に「人身を担当させていただきます」と紹介された H さんを呼び出してもらおうとすると、今日は休んでいるという。いや、お休みなのはそりゃしょうがないけど、それじゃ話が進まないんだってば。
・ 「金曜日に Y さんに手配していただいていたレッカーの件なので、Y さんがお分かりだと思うんですが」と半ば無理やり取り次いでいただく。そして、状況を聞いてみると、「いえ、二次搬送費用は A 社さんで負担していただけるという話になっているんですけど‥‥‥」。
「なんか、A 社さんはその件で S 社さんに問い合わせをしていて、『その返事を待ってるんだが返答がない』と言ってるんですが」
「えっ、そうなんですか‥‥‥。わかりました。ちょっと確認させていただいて、連絡してみます」
「すみませんが、よろしくお願いします」
うーん、何が起きてるんだ、一体。
・ で、土曜日に話を通してあった病院へ行ってみた。お爺ちゃん先生なんだけど、整形外科だったら場数のほうが大事だろうから、問題ないはず。
・ 同愛記念で首から上のレントゲンを撮ったことは話してあった。で、ほかに痛いところは、ということで、両膝と左股関節のレントゲン撮影。もっとも、「痛い」といっても動かしたときに引っ掛かる感じはなくて、過去の経験から筋肉痛ではないかと思っていたのだが‥‥‥。
・ 結果は、「骨には異常なし」。でもって、肝心の筋肉の痛みはというと、「骨に異常がない以上、何もしないで様子見。事故っていうと、みんな大げさに言うもんだ。もっと痛くなったら、鎮痛剤を出すから、また来なさい」。いや、私はただでさえ「痛みに関して我慢強すぎる」ってよく言われるんだけど‥‥‥(← 実際には「痛いことに慣れてしまってるだけ」。アトピー持ちだから皮膚がすぐにボロボロになるし、腰痛・肩凝り持ちなのでその手の痛みにも慣れてしまっている)。
・ さらに、これまでの経験から、特に強い筋肉の張りや痛みには鍼が効くことを知っているのだが、それについては「やりたいと思えばやればよろしい。こっちからは『やれ』とも『やるな』とも言わない。ただし、同意書は書かない」と言われてしまった。いや、引っ越しもあるし、わたしゃ打てる手はすべて打って一日でも早く直したいんだが‥‥‥。同意書を拒否られてしまうと、治療費の請求対象に入らないんだよね。そんな、「唾付けときゃ治る」的な対応をされてもなぁ。
・ 病院を出てみると、S 社の Y さんから、「レッカー会社さんに、A 社の担当の方の連絡先を伝えておきましたので、これで大丈夫だと思います」と留守電が入っていた。‥‥‥うーん、大丈夫かなぁ。
・ とりあえずそういうことらしい、と Bonne さんに伝えに行く。じゃあ、とにかく連絡待ちだね、ということに。「ところで、ちゃんと医者へは行ってる?」と社長さんに訊かれたので、「M 外科医院さんに行ったが、『唾付けときゃ治る』みたいな対応で」と言うと、だめだめ、というように顔の前で手を振り、「軍隊上がり」。‥‥‥そりゃあスパルタ式なのも頷けますな (-.-;。「代わりにこっちへ行けば」と、別の病院を紹介されたので、今度はそこに行ってみることにする。あんまり病院を転々とするのは性分じゃないんだが、なにぶんあんまり日がないので‥‥‥。
・ そうこう言っているうちに、お昼。A 社に「連絡が入ったか」と確認したいところだが、レッカー業者がすぐに連絡を取るとは限らないし、そもそも昼休みで担当さんがいない可能性もあるので、13 時を過ぎてからかけることにする。
・ 1314 時、S 社の担当 H さんに電話。
・
「A 社の Y さんがレッカー業者のほうに H さんの連絡先を伝えたそうなんですが、連絡は入りましたか」
「あ、はい。その件なんですが、今、私どもの担当者が損害確認をしにレッカー業者さんのところに行っておりまして、その結果修理が可能ということになったら搬送させていただきます」
‥‥‥おい、それは筋が違うだろ。
「それは、『修理ができなければそのまま廃車』ってことですか?」
「‥‥‥ええ、そうですね‥‥‥」
「冗談じゃない。私は絶対に認めませんよ。早急に二次搬送の手配をしてください」
「しかし、(五)様のお車の現在の価値と修理代を比較してですね‥‥‥」
「だから、経済全損*1かどうかってのはこの場合関係ないんですよ。わたしはそちらの査定の結果に関わらず、レッカー業者さんのところに車を預けたまま解体をお願いすることはあり得ません。そもそも、こちら側の人間が全くいないところで、なぜ『全損にする』とか『しない』とか、そんなことを勝手に決めるんですか?」
「はぁ‥‥‥」
「見積額がいくらになるとか、修理するとかしないとか、その結論を出すのに時間がかかるのはしょうがないんですよ。それとレッカーする・しないってのは完全に話が別です。一方的に『廃車にするから運ばない』と決めるのは、絶対に認めません。とにかく、こっちに持ってきてください。積載物だってあるんですから」
「そうですよね‥‥‥」
「ご存じかどうかわかりませんが、ナビとか ETC とかもついてるんですよ?」
「あ、はい! それは伺っております。『盗難に遭わないように』と伝えてあります!」
「いや、そうは言ったって、窓ガラスが 1 枚、完全にないんですよ?」
「えっ、そうなんですか?!」
「ええ、事故時には窓を閉めて走っていたにも関わらず、運転席側の door が完全に折れ曲がってしまって、ガラスが粉砕されて完全になくなってる状態です」
「ええ、そうだったんですか‥‥‥」
「そうですよ。いくらでも入りたい放題じゃないですか」
「そうですね‥‥‥」
とにかく、その場での廃車があり得ない以上、早急に搬送してほしい、と再度念押し。
・ 重要な用件がもうひとつある。実は金曜日、S 社の Y さんから、「帰宅費用(= taxi 代)の件なのですが、今回の事故は 100:0 ということで、本来なら A 社さんが全額支払うべきものなんです。ところが、(五)さんの保険に「事故・故障損害等に関する付随費用担保特約」がついているのをいいことに、『そちらで出してくれないか』と言ってきておりまして。お客様にこういうことをお願いするのは本来おかしいのですが、(五)様のお力をお借りできないかと‥‥‥」とお願いされたのだった。私はひねくれ者なので、利害が対立している当事者同士の話は「ちょっと待てよ」と引いて考える癖がある(特に利益を得る立場からの話は)。で、こういう事故自体自分が遭遇するのは初めてなので、「場数を踏んだ第三者」の意見を聞こうと Bonne さんにお伺いを立てたところ、「それは通常、損賠の範疇に含まれるので、S 社の言い分が当然」とのことだったので、丁度いいから訊いてみる。
・
「それで、現場からの帰宅費用の件なんですが、」
「あ、はい。Taxi 代の件ですね」
「ええ。それをそちらで負担していただきたいんですが」
「それにつきましては、現在 S 社さんと調整中でして‥‥‥」
「いや、調整も何も、こういった費用って、損賠に含まれるんじゃないんですか?」
「あ、はい、そうです‥‥‥」
「だったら、調整も何もないでしょう。代車も出していただいてるってことは、A 社さんも 100:0 と認識されてるんでしょ?」
「はい、それはもう、センターラインオーバーですので」
「ということは、A 社さんが全額負担して然るべきなんじゃないんですか?」
「ですので、あのう、現在 S 社さんとお話しさせていただいているんですが、本日、S 社さんの担当の H さんと連絡がつきませんで‥‥‥」
「ああ、今日はお休みだそうですね」
「はい、そうなんです。ですので、しばらくお待ちいただけないでしょうか‥‥‥。あの、どちらかからも出ないということはありませんので、必ずお支払しますので、ご安心下さい」
1mm も安心できねぇっての。なんか、A 社って他人の褌で相撲を取ることしか考えてないよな? そんなに金が惜しいか。そもそも、損保会社って risk の担保を商売にしてるんじゃなかったっけ? これじゃ、「やらずぼったくり」じゃねぇか。どんどん心象が悪くなっていくな。
・ で、もうひとつ、訊いてみたいことがあったのだった。
「まあ、とりあえず、わかりました。‥‥‥で、ですね。これは一般的に認められるのかがわからないので、お願いというより、ちょっとお尋ねしたいんですが」
「はい」
「以前にお話ししたかと思うんですが、実は近々引っ越しの予定があってですね」
「‥‥‥あー、はい、仰ってましたね」
「で、本来なら自分で荷物を運ぶ予定だったんですよ。それで、車がないと困るので代車を出していただいたんですが」
「はい」
「で、まあ、今、むち打ちと、全身に衝突時に踏ん張った筋肉痛が出てまして、予定通りに荷物を運べるかちょっと不透明なんですよね」
「はい‥‥‥」
「それでですね。そういった場合、たとえば引っ越し屋さんを頼んで、その cost をある程度出していただくとか、そういったことは一般論として可能なんでしょうか?」
「‥‥‥いやぁ〜、ちょっと、そのような case は今まであまりそのう‥‥‥なんといいますか‥‥‥」
「事例がない、と」
「ええ、そうです‥‥‥。えと、いつ頃の予定だったんでしょうか?」
「今月の連休明けに引っ越し先の契約をして、今月一杯で、つまり約 2 週間でやる予定だったんです、夜とかに」
「ああ〜、行ったり来たりするということですね?」
「ええ、そうです」
「そうでしたか‥‥‥」
「まあ、そのころまでに身体が治っていれば、予定通り自分でやればいいんですけど、今住んでるマンションを売却する都合もありますんで、あんまり延ばすこともできないんですよ」
「あぁ〜、それはそうですよねぇ‥‥‥」
「ええ。ですんで、まあ、これは『やってくれ』ということじゃなくて、そういうことが可能なのかということを、相談というか、検討していただきたいんですが‥‥‥」
「‥‥‥はい、ちょっと上司と相談してみますんで‥‥‥」
「まあ、この件は無理におねがいするつもりはありませんので」
「わかりました」
「とにかく、レッカーと taxi 代の件は、よろしくお願いします。特に、レッカーはすぐにでも」
「あ、はい。伝えますので‥‥‥」
‥‥‥なんというか、ほんとに大丈夫かな、この人。
・ Bonne さん さんへまたおじゃまして、A 社がレッカーに関してそんなことを言い出した、と報告。何言ってんだよ、そんな話は聞いたことがない、冗談じゃないよ、と話しているうちに、今度は S 社の Y さんから電話。
「すみません。午前中に入れていただいた留守電は聞きました」
「あ、はい。‥‥‥あのぅ、申し訳ございません。私どもの連絡がよくなかったようで、どうも互いに相手側が指示を出すものだと思っていたようでして‥‥‥。それで、レッカー業者さんからは連絡がありましたでしょうか?」
「いやぁ、それなんですけどね。なんか A 社さんは S 社の担当さんと連絡がつかないからっていって、今レッカー業者のところに車を損害調査に行ってて、それで修理可能だったら運びます、ってとこまで話が戻っちゃってるんですよ」
「えっ、そうなんですか?! ‥‥‥いやー、私のところには特に連絡は来ていないんですが‥‥‥」
「それで、帰宅費用についても話をしたんですが、やはり『調整中で、S 社の担当さんが休みなので連絡待ち』といわれてしまってですね。‥‥‥あの、たまたまというか、今日、H さんはお休みですよね」
「あ、はい、お休みをいただいております‥‥‥」
「で、私が午前中にお電話したときも Y さんを呼び出していただこうとしたら、『初動対応なので‥‥‥』と断られそうになったんですけど、それで『連絡がつかない』ということになってるんじゃないかと思うんですが。なんか、H さんがお休みなのを口実に使われてる気がします」
「え〜、そうですか‥‥‥。‥‥‥あの、だいたいどこの損害保証会社も同じ system をとってるんで、正直にお話ししてしまいますが‥‥‥」
・ 実は、と話してくれたところによると、Y さんはやはり初動担当で、人身については金曜日に紹介していただいた H さんへ担当を引き継いだのだが、車輛については 100:0 の被害ということで特に担当は立てず、レッカーの件についてのみ本来は初動担当の Y さんが抱え込んでいたのだという。
「それにしても、すぐにレッカーをしていただけるというお話だったんですが‥‥‥」
「その件は、Y さんが直接話されたんですか?」
「はい、そうです! ええと、A 社の‥‥‥」
「H さんですか?」
「あ、はい! そうです」
なんか、S 社さんは「すぐに(二次搬送を)お願いします」といい、A 社さんは「わかりました。すぐに(損害調査を)やります」と答えたんじゃないかなぁ、という気がしてきた。互いの目的語がすれ違っていたと考えれば、辻褄が合う。
「とにかく、A 社さんは『損害調査の結果、修理可能であれば、搬送する』って言うんですよ。それで、『じゃあ、経済全損だったら、運ばないで廃車にするのか』と訊いたら、『そうだ』と」
「それはずいぶん乱暴な話ですね。‥‥‥わかりました。何かもう、あちらの動きがあまりにも変なので、こちらも車輛担当を立てます。また改めてその者からご連絡差し上げますので」
「いやもう、すみません。本来なら S 社さんの案件じゃないはずだし、Y さんもとっくに手が離れてたはずなのに‥‥‥」
「いえいえ、こちらこそ、いろいろ連絡の行き違いでご迷惑をお掛けしまして‥‥‥」
「いやもう、とんでもない」
「‥‥‥それにしても、なにやってるんでしょうね。お怪我までさせたのに‥‥‥」
・ 社長さんが不在だったので、工場のあんちゃん(社長さんの息子さん)に「A 社の対応が悪すぎるので、S 社さんも本来必要はないのに車輛担当を立ててくれるそうです」と伝えると、「S 社さんはしっかり動いてくれますね」。いや、ほんとだよ。11 月に保険が満期になるんだが、これだけしっかり動いてくれるとなると、今度も S 社さんにしよう。‥‥‥今回は被害側でしかも 100:0 だけど、加害側になったときにどうなるかはまた別問題だけどね。しかし、駄目っぷりを遺憾なく発揮している A 社と比べると雲泥の差。
・ そんなことを話していると、また S 社さんから電話。Y さんかと思ったら、Y さんの上席という方からだった。このたびはごめいわくをおかけしまして、いやこちらこそ、と挨拶の応酬。
「いやー、すみませんね、本来なら S 社さんの案件じゃないのに‥‥‥」
「いえいえ、お客様ですから。それでですね、帰宅費用の件なんですが、taxi をお使いになったんですよね?」
「ええ、そうです」
「そちらも、あんまり引っ張ってしまっても(五)様にご迷惑をお掛けするだけですし、一旦弊社からお支払して、のちほど A 社さんに求償することにしたいと思います。」
「あー、そうですか‥‥‥」
かえって申し訳ないと思うほど。正式に車輛担当が決まったら、また連絡をくれるらしい。しかし、S 社さんはほんとによくやってくれるなぁ。
・ 程なく社長さんが帰ってきた。S 社が車輛担当を立ててくれる、という話をしたら、さっそく S 社さんに電話。社長さんは A 社側からしか直接言い分を聞いていなかったので、最初は「何やってんだい! A 社側は『あんたんとこから連絡が来ない』って言ってるよ! これじゃあ話が進まないよ!」とか言っていたのだが、話を聞いているうちに、これはどうも違うぞ、と思ったらしい。そうこうしているうちに、今度は A 社から電話。
「あのー、車検証は今どちらにあるんでしょうか。お車の中にありますか?」
「いや、家にありますよ? 日曜に警察に持っていかなきゃならなかったから。現場から搬送を始めるとき、警官にも『車検証は持っていって』って言われたし」
「あ、そうでしたかー。‥‥‥あのぅ、お車なんですが、やはり全損ということで、時価を調べるのに、車検証の記載内容が必要なので、FAX でお送りいただけないでしょうか」
・ そこへ社長さんが近寄ってきて、メモに書かれた A 社の H さんの名前を pen で指す。そう、とうなずいて見せると、ちょっと代わって、とのことなので、「実は今工場に来てて、社長さんが話があるそうだから」と電話を代わる。
「あ、もしもし? いま S 社の Y さんと話してたんだけどさぁ。なんか、話聞いてると、話が進まないのは全部あんたんとこが悪いんじゃないの。‥‥‥いや、だから、そんなん関係ないよ! すぐレッカー手配しなよ! そんなん損賠の範疇じゃないの! なんかさぁ、帰宅費用にしてもレッカーにしても、(五)さんが厚い保障を付けてんのをいいことに、そっちから出させようなんて、筋が違うよ! 全賠だろ? 100:0 なんだからあんたんとこで費用持ってとにかくこっちに持ってきなよ! 話はそれからだよ! ‥‥‥」
・ 一頻り叱り飛ばしたあと、電話が戻ってきた。‥‥‥うーん、H さん、何か半泣きになってやしないだろうな。
「あの、私、実は決定権がありませんで。決定権があるものに担当を代わらせていただきます」
「そうですか。まあ、とにかく、車検証は FAX しときますけどね、車は早急にレッカーしてください」
「いえ、でも、(五)様のお車の価値を算出しませんと‥‥‥」
「だからね。そちらでそれをいくらと算出しようと、経済全損であろうと、レッカー業者さんに車を預けたまま廃車にすることは私としては絶対にないんですよ。だから、価値査定とは全く別の話です。とにかく、こちらの手元に車を返してください」
「はぁ‥‥‥」
「じゃあ、FAX は送っておきますんで」
「はい。よろしくお願い致します‥‥‥」
なんなんだかなー。
・ 家に帰り、FAX を送るにあたって A 社さんの正式な社名は何だっけ、とぐーぐる様に御伺いを立てたら‥‥‥「通販系自動車保険を元損保業界の人が ranking 評価」という site があった。ちょっとみてみると‥‥‥ふぅん、「安さだけが取り柄」「事故対応能力は最低 class」「事故時の対応に対する評価は加害・被害とも非常に悪い」。なるほどって感じだね。保険料が安いために評判は良いのだが、その皺寄せで事故対応の cost が徹底的に圧縮されていて、いざ事故となると、その対応の悪さに加害・被害の双方とも愕然とするらしい。「安かろう悪かろうの典型例」か‥‥‥。
*1: 修理に要する金額が車の評価額を越えた場合、保険屋としては修理代を出すより全損扱いにしてしまった方が安上がりなので、「全損」として扱うこと。
・ 家でモゾモゾしていたら、「KDDI 代理店のプラスワン」と名乗るところから電話があった。この忙しいときに‥‥‥。
・ で、何かと思ったら、「ただいまお使いの電話をそのままお安くする、KDDI メタルプラスのご案内をさせていただいてるんですが」。また胡散くせぇのが来た。
「えーと、こちらの電話はお仕事でもお使いなんですよね?」
「ええ、そうですが」
「工事費も切り替えの費用も一切不要で、電話料金が約半額になります。基本料金も 1 回線当たり 3,150 円‥‥‥お安くなります」
今、何かゴニョゴニョっとごまかさなかったか?
「こちらの番号以外に、ほかにお使いの番号はありますか?」
「もうひとつありますけど」
「では、そちらのほうも基本料金がお安くなりますので」
「いや、主回線が ISDN で、i ナンバーで番号増やしてるんですけどね」
「あ、はい、大丈夫です。そちらも割引の対象になります」
肝心な部分を曖昧に言うのは悪徳セールスの常套手段。「そんなつもりじゃなかった」ってことになった際に「勝手に勘違いする方が悪い」って逃げる pattern ね。
・ 一通りセールストークを聞いたあと、
「申込用紙を送らせていただきたいんですが、その前に申し込みのご確認ということで、担当の者から、10 分か 15 分後くらいに改めてお電話させていただきたいんですが」
「ああ、はい。わかりました」
「では、えーと、すみません。お名前は、どなた様宛てにおかけすればよろしいでしょうか」
は?
「えーと、(五)ですが」
「(五)様ですね。お電話の契約のことは(五)様にお話しすればよろしいんでしょうか」
ほかに誰と話すんだよ。つーか、あんたは誰に電話をかけたつもりだったんだ。‥‥‥何かちょっと読めてきた気が。
・ しばらくして、別の人から電話がかかってきた。名乗った会社名は一緒。キャッチ担当と契約担当は別ってことだろう。
「お申し込みいただきまして、ありがとうございます」
まだ申し込んでねぇよ。
・ 「先ほど○○の方から簡単にご説明差し上げたと思うんですが、」とほぼ同じようなことを繰り返す。ほんとに同じことで、別に詳しくなったりということもない。表現が曖昧なのも同じ。
「それでは、FAX で申込書をお送り致しますので、番号を教えていただけますでしょうか」
「それを返送しない限り、実際に申し込みをしたことにはならないんですよね?」
「はい、そうです」
こういう手合いに対しては、「まだ申し込みを承諾したのではない」という念を押しておくのが大変重要。
・ FAX の番号を教えると、
「では、これから FAX を送らせていただきますので。2 個所書いてもらうところの説明をしますので、FAX をお送りしたあとに改めてお電話します」
「ああ、用紙と一緒にですね、資料があれば送っていただきたいんですが」
「では、簡単な料金表を一緒にお送り致します」
「いや、詳しい資料はないんですかね。ここを見れば詳しいことが書いてあるって言う web site の URL でもいいんですが」
「えーと、『KDDI メタルプラス』で調べていただければすぐに出てきます」
「あー、はいはい」
説明する気まるでなしお君だな。しかし、こっちは少なくとも引っ越すまで ISDN をやめるつもりはないんだが、本当に大丈夫なのか?
・ ‥‥‥というわけで、ぐーぐる神に御伺いを立てる。‥‥‥ISDN の「I」の時すらない。そりゃそうだよな。NTT がやめたがっている以上、仮に希望したって新たな収容を認められるとは思えない。
・ しばらくしたら、FAX が送られてきた。まずは申込書。‥‥‥不思議な title が書いてある。
KDDIメタルプラス(事業所用)申込書 兼 メタルプラスネットDION ADSL50(事業所用)申込書 兼 NTT東日本・NTT西日本電話サービス/総合デジタル通信サービス利用休止/契約解除申込書 <アナログ単独・BRI 単独・代表ダイヤルイン接続 統合申込書>
・ そして、もう 1 枚の「料金表」はというと‥‥‥「KDDIメタルプラスは事業所のコスト削減に貢献します」という書き出しから始まって、「口座振替なら基本料がアナログで2,100円/回線、BRIの場合3,180円/回線で安い」「通話料が全国一律で3分8円と安い」「基本インタフェイスは『INSネット64』の通話モード相当(= BRI)」ということが書かれているだけ。昨今はこういうのを「料金表」っていうの? 単なるチラシレベルじゃん。チラシの方がまだマシかもね、比較なんかが載ってたりして。だいたい、民間人が「BRI」とか「一次群インタフェイス」とか書かれててわかるのかね?
・ 仕方がないので、KDDI の site で再度調べてみる。‥‥‥「個人のお客様」から「KDDIメタルプラス」へ降りていったものの、やっぱり ISDN の「I」の字もない。その代わりに「BRI」と書いてあった‥‥‥なんてことももちろん無い。さらに、念の為に現在契約している INS ネット 64(個人用)の基本料金を確認してみるが‥‥‥明らかに高くなるじゃん。
・ それにしても、さっきゴニョゴニョ言ってたのは、「毎月の基本料が 3,180 円に安くなる」と言うべきところを「毎月の基本料が 3,150 円 に 安くなる」と単に言い間違えたのか、それとも「毎月 3,150 円安くなる」と誤認させることを目的としていたのか。もし「年間 3,150 円安くなる」と言おうとしたのだったら、事業用同士の場合の差額は 315 円/月なので、やっぱり間違い。いずれにしても、ろくなもんじゃないな。電話でのやり取りはただでさえ間違いが起こりやすいので、まともな業者ならそのあたりは念には念を入れて説明するはず。
・ なんだかなーと思っていると、また電話がかかってきた。
「FAX 1 枚届きましたでしょうか?」
「ええと、2 枚いただきました」
「2 枚? ‥‥‥あー、そうですね。では、2 個所書いてもらうところの説明をしますので、」
「その前にちょっと確認させていただきたいんですけどね」
「はい、なんでしょう」
「先ほど最初に電話をかけてこられたかたが私の名前をご存じなかったんですが、」
「ええ、そうですね」
「この電話番号の名簿というか list は、どちらから手に入れたんですか?」
「番号順にかけてます。今 ISDN をお使いの方を対象にですね」
「あー、なるほど、わかりました。で、いただいた FAX が 2 枚とも事業用についてのものなんですが、」
「ええ、そうですね」
「私の回線は住宅用です」
「そうなんですか? しかし、先ほど仕事でお使いと伺ったんですが」
「ええ、私は自宅で仕事をしてますんで、先ほどは『お仕事 でも お使いですよね』と訊かれたので『はい』とお答えしましたが、回線の契約は住宅用です」
「そうですか、失礼しました。そうしますと、まず、メタルプラスは個人のお客様向けの ISDN の新規提供はありません。事業用を契約していただくことになります」
やっぱりね。
「ですので、基本料は毎月 400 円ほど高くなります。でも、電話の基本料とナンバーディスプレイと合わせてのお値段ですので」
「何かさっきもそう仰ってましたけど、BRI の場合、発番通知は網の基本機能で、それを電話機に通知するのは TA の仕事でしょう」
「TA。‥‥‥ああ、はい」
「だから、ここでナンバーディスプレイの料金がどうのってのはおかしいでしょう? アナログ回線じゃないんだから」
「そうですか。失礼しました。だとすると、基本料金では merit はございません。毎月 400 円ほど高くなります。そのかわり、通話料金がほぼ半額になります」
「いや、電話をかけることなんて月に 1〜2 回あるかないかなんですけどね」
「そうなんですか? では、電話料金は月に 3,000 円もいかない感じでしょうか」
「全然いきませんね。普段の連絡はほとんど mail か携帯ですから」
「そうですか。では、料金的な merit はございません。そのままお使い下さい」
「ああ、はいはい」
・ 何だったんだ、一体。一時期 NTT が「物理的な回線数」を減らそうと事業所や個人商店を相手に猛烈に ISDN を売り込んでいた時期があった*2ので「ISDN =事業所」と思い込んでいたのかもしれないが、個人で ISDN を引いている変態もいるんだよ(爆)。それにしても、「ろくに説明もせず、強引に畳み掛けて申し込みに持ち込み、とにかく契約さえ取ってしまえば、kick back が入ってウマー。どうせあとで苦情が向かう先は KDDI だし」感がありあり。「どうせ加入者なんて何も知らずに『お得ですよー』とかそれらしいことを言っていればころっとだまされる」と高を括っているんだろうが、一体だれに向かって(以下略)。
*2: 電話と FAX で 2 つのアナログ回線を持っているところは決して珍しくない。それを 1 つの BRI で置き換えれば、user には基本料金が安くなるという merit があるし、NTT もメタルという「資源」の使用効率が倍になり、交換機の収容余力も増えるということで、猛烈に push していたらしい。
・ 不動産屋さんから電話。無事に審査も通り、あとは契約するだけとなったらしい。
「鍵は交換されますか?」
「いくらぐらいかかるんですかね?」
「15,750 円です」
まあ、空けがちになるし、替えといてもらおう。
「ああ、それで、倉庫の鍵って、そちらで預かってるんですよね?」
「あー、そうですね。ちょっと確認してみます」
‥‥‥
「お待たせしました。‥‥‥あのー、すみません。あちらの倉庫なんですが、中にものがいっぱい入っているそうで、お貸しできないそうで‥‥‥」
「えっ、そうなんですか?!」
「すみません。私も確認しておけばよかったんですが‥‥‥」
「‥‥‥‥うーん。」
まあ、ここでうんうん唸っていても話は進まないので、借りるかどうか、借りるのであれば入居をいつにするか、ということを改めて連絡することに。ともあれ、引っ越し先(荷物の待避先)が決まって、よかったよかった。
・ 10 時頃家を出る。かなり余裕があるが、たまには空港でのんびりしてもいいだろう。
・ 狙ったわけではないのだが、大門での接続も丁度よく、するすると羽田へ。‥‥‥延発?! (@_@;
・ なんでも、急遽機材を変更したため、所定 1140 のところ、1220 へ変更なのだそうな。たまに早く来れば、これだよ‥‥‥。ま、いいけど‥‥‥。
・ すでに家を出る前に web check in も済ませてあったので、なおさら時間を持て余す。これ以上ないほどのんびりと荷物を預け、1F の ATM corner で資金を移動し、また B1F まで降りてカツカレー。それでもまだかなり時間があるので、これまたかつてないほどのんびりと手荷物検査場を通過。さらに時間を持て余す。仕方がないので、弁当とお茶を買うが、当然ながら時間があり余っている。
・ そうこうしているうちに、「1140 発長崎行きに乗る奴等共は搭乗口で何か受取りやがれ」と言っているのが聞こえたので、行ってみると‥‥‥「本日限り、羽田空港の売店でのみ有効」の 500 円券(「遅延 ticket」というらしい)をくれました。しくしくしく。どうせなら弁当を買う前にくれれば‥‥‥。うれしいような、悔しいような‥‥‥。下手に早く来ると、裏目に出るね(爆)。今度はこんなこともあるということを覚えておこう。‥‥‥あれ、いつも「ギリギリのところで致命的な結果にならない」わけなんだけど、もしかして長崎に着いたあと明確な予定を何もいれていなかったのが原因か? そうなのか?!
・ 仕方がないので、最寄りの売店でいなり寿司を買い足す(爆)。いや、最初は飲み物でも買おうかと思ったんだけど、荷物になるし、長崎の宿はダイエーの隣だし‥‥‥。
・ ほかの便に空席がある中で唯一満席表示だっただけあって、「クラス J」の cancel 待ちも失敗。とぼとぼと機内へ。
・ 当初は 1220 発の予定だったが、優先搭乗の案内が始まったのが 1210 頃。結局、spot を離れたのは 1227、滑走路へ向けて動き出したのは、1236 頃だった。
・ 台風の吹き返しで朝から北風が強かったため、例によって湾岸線を跨いで東側に。北へ向かって離陸。これ自体は秋に北海道へ飛ぶときにお馴染の出方だったが、離陸直後に右急旋回で南に向かったのがちょっと新鮮 (^^;。
・ あとは取り立ててこともなく。乱気流や air pocket に遭うこともなく、何食わぬ顔をして(?)、長崎空港に到着。機内で告げられた到着見込み(1425)よりやや早かったものの、結局 1421 着。
・ 預けた荷物を受け取り、「さだ企画」の札を持った出迎えの人を横目に見つつ (^^;、bus 乗り場へ。時刻は 1433。時刻表をみると、1435 発があるらしい。
・ ‥‥‥微妙に溢れて、補助椅子に座る。するすると市街へ。いぜん城田さんが「ながさき出島道路ができたおかげで新地まですごく早くなった」と言ってた気がするが、確かに早いね。新地で降り、バスターミナルホテルへ。当初予定では check in まで少し時間をつぶさないといけなかったんだが、到着が遅れたおかげでそのまま突入 (^^;。
・ しばらくもぞもぞ。そうこうしているうちに、賃貸物件の不動産屋の担当者さんから電話。「今、長崎なんですー」「ええっ、なんでまた?!」「いや、例の concert で」「ああ、そうでした!! えっ、いつなんでしたっけ?」「明日ですっ」「やーん、いいなー。楽しんできてくださいー」とか。や、なんでもその担当者さん、「さだまさしは結構好き」なんだそうですよ?
・ 電話を切った直後、hotel の前の道が騒がしくなってきた。見下ろすと、おくんちの船が。
・ さて、そろそろ、と、大波止の船着き場まで歩いていく。‥‥‥ところが、途中の道が縁日状態。結局、ギリギリのところで乗りそびれ。がーん。
・ しかし、すっかり見慣れた風景だということもあるだろうし、気温が東京とあまり変わらないということもあるだろうが、出島や大波止、新地辺りを歩いていても、なんかこう、遠くへ来たって気がしないね。やっぱり、air で飛ぶと「旅に出た」感に欠けるな‥‥‥。いつも air で長崎に来るある人は、「吉宗(よっそう)で茶碗蒸しを食べると『長崎に来た』と実感する」と言ってたような気がするが、逆に言えばそういう条件付けがないとやっぱり実感しにくいのかも。
・ 1.5H もただボケッとしているのも何なので、屋台で少し腹拵えをしたあと、Bonne さんに電話をしてみる。出る前に聞いた話では「午前中に回送されてくる」ということだったので、もう来てるはず。
「Bonne でございますっ」
「あっ、(五)ですー。お世話様ですー」
「お世話になっておりますっ」
「‥‥‥車、届きました?」
「うーん、これは起きない(= 修理できない)ね。フレームが逝ってる。割れちゃってるよ」
「ああ、やっぱり‥‥‥ T_T」
・ 先方の A 社は「もううちは査定を終えた。これ以上することはない」と散々ごねていたんだが、Bonne さんさんが丁々発止とやってくれた結果、アジャスタを引っ張り出すことに成功したらしい。というか、社長さんと担当のアジャスタが実は旧い知り合いだったそうで (^^;、「‥‥‥どうも、聞き覚えがある名前だ」とすっ飛んできたらしい。で、「おう、久しぶり」「いやあ、ご無沙汰してます」「で、どうなのよ」「うーん」「どうにかしろや」‥‥‥という感じで、何度も粘り強く交渉していただいた結果 m(__)m、最終的に「流通時価(ただし同一 grade ではない)+ α(整備費用)」という数字が出てきたらしい。その辺りが落しどころかな‥‥‥。
・ 問題は、再取得しようにも、JOYPOP の中古がほとんど出回っていないところ。一方、「grade は落ちるけど、PA だったら距離いってないのが結構出る」とのこと。ただ、内装は移植すればいいんだが(ただし運転席 door と右 A ピラーのトリムは破壊されてしまったので別途入手しなければならない。あとから付けた右 door mirror も)、集中 door lock や rear wiper が付いていない。うっかりすると、rear defogger も付いてないかも。うーん。
・ ともかく、そのあたりは東京に帰ったら詰めることに。‥‥‥あーあ、せっかく body も engine もいろいろ手をかけて仕上げたのになぁ‥‥‥。もしかして、「最期にその恩返しを」と、身を挺して守ってくれたような気もする。なんか切ないよ‥‥‥。
・ まだまだ時間はあるんだが、予想していたとはいえガックリしてしまい、何かうろつく気が起きない。
・ しばらく lobby でボーッと TV を眺めているうちに時間が来たので、船へ。
・ そんなわけで、今回も伊王島へ。温泉にぐったり漬かり、そのあと massage を。予約はしていなかったのだが、待たずに入れてよかった。
・ ぐいぐいと揉んでもらって、だいぶん楽になった。そのあと、お土産売り場の片隅の喫茶 corner で久々にホットココアなんぞ飲んでみちゃったりなんかしたあと、港へ。
・ 行きはそれなりに乗っていたが、最終便の 1 本前ということで、帰りは 2 階席に 1 人きり。TV ではおくんちのハイライトをやっていた。
・ 長崎の埠頭に着いてみると、屋台の立ち並んでいる辺りが完全に御祭りもーど。夕方はもっと暇そうだったので、もう終りかと思っていたんだが。しかし、どうでもいいけど、夕方といい夜といい、中学〜高校くらいの女の子ばっかりだな。あとは時々家族連れが混じっているくらい。なんなんだ、この片寄った客層は‥‥‥ (^^;。
・ 江山楼の L.O. には間に合わなかったので(というかそのころはまだ伊王島だ)、近くの中華料理屋で炸醤麺と春巻。‥‥‥この春巻、「味はついておりますので、そのままどうぞ」とのことだったんだが、意外に(失礼)うまかった。具が皿うどんの餡のようで、たいへんコクがあり、クリーミー。‥‥‥炸醤麺は今一つだったけど‥‥‥。
・ ダイエーで飲み物を買って、宿へ。
・
AUD 高が止まらない。だめだこりゃ‥‥‥。
・ 11 時頃起きる。いやー、特に予定を入れていないと、ゆっくりできていいな。
・ 軽く shower を浴び、出発。新地に近いのをいいことに、江山楼で腹拵え。12 時ちょい前に行ったんだが、15 分も待たずに入れて良かった。もっとも、待ってる間にも、順番待ちの列がどんどん延びていく‥‥‥。
・ たまにはちょっと変わったものを食おうと、特上皿うどん(太麺)を頼む。あと、side order で東坡肉(トンポーロー)。
・ ‥‥‥東坡肉のほうが先に出てきてしまった (^^;。まあ、どのみち「おかず」ってものではないので、気にしない。標準で bundle された饅頭に挟んでマグマグと食っていると、ちょうど隣の table に案内されてきた couple 連れの彼女さんの方に「あ、なんか美味しそうなの食べてる」とか言われる。いや、「美味しそう」じゃなくて、「美味しい」んですけどねー :-D==。
・ しばらくして、皿うどん登場。‥‥‥いつもは細麺ばっかりなんだけど、こっちはこっちでおもしろいな。なんか、麺が非常にモチモチしてる。食い応えは細麺よりも太麺の方がある。
・
Soup までしっかりいただいて、退散。時間があるので、ゆー・みー・さいとー 夢彩都経由で魚市跡地までだらだら歩いていく。‥‥‥はー、旭大橋東詰の道路がこんなことになっているとは。橋の西行きの側道を撤去し、かつ橋の西側に太い道をもう一本作って、川の左岸の道路と客船ターミナル方面とを直結し、橋と駅前通りとを結ぶ動線とほぼ完全に分離したんだね。従来と比べると、客船ターミナル方向から旭大橋へ直接向かうことができなくなったのが最大の違い。また、以前は橋の下を潜る位置に横断歩道があったのだが、道の付け替えでそれがなくなってしまったので、駅方向から歩いてきた人たちは河口付近までグルッと迂回する羽目になっていた。実際に駅から歩いてきた人は仕方ないけど、電車で来た人などは、五島町で降りてそのまますぐ海沿いの道に出てしまった方が圧倒的に近いな。
・ Shuttle bus で山に登る。中途半端な時間だったせいか、列を無視して割り込んでくるオバハンを躱しつつも、わりとすんなり座ることができた。
・ 会場へ入る前に、「夏・長崎から」でもお馴染だったおばちゃんの屋台でジェラートっぽい何かを買って喉を潤す。そして、会場に入り、物販で記念品を買い、席へ。いやぁ、指定席だし、用事もないので、実にまったり。
・ 席に着いたのが、開演 10 分前。しばし待ち、14 時丁度に開演。‥‥‥まあ、concert の中身についてはほかに書く人がいくらでもいるだろうから、印象に残った点だけ。
・ まあ、そのうちユーキャンから DVD が出るよね?(爆) 全編ノーカットがいいなー。
・ そんなこんなで、規制退場の順番が最後の方だったこともあり、ほぼ最終便の shuttle bus で下界へ。久々の稲佐山だったけど、やっぱりいいね。「長崎から」と違って大型 monitor がなかったので一部見辛かったりもしたが。あと、肌寒くなるであろうことは想定して長袖で行ったんだが、全く動かないとなるとやっぱり身体の芯が冷えてきて、軽く風邪気味。
・ またポテポテ歩いて新地へ。江山楼は L.O. 以前に満員御礼。まあそんなこったろうと思ってはいたので、近くの中華屋に吸い込まれる。‥‥‥しかし、あれだな。新地の中華街には 2 種類の店があるな。「江山楼」と「それ以外」という。江山楼は店の前まで客が溢れてるのに、ほかの店はがらがら。客が全くいない店まである。まあ、食ってみれば理由は良く解るんだが‥‥‥。
・
ともあれ、腹はくちたので、宿に引き上げる。江山楼はまた明日行こう。
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