この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。
取扱上の注意
・ 旅行に行っている間に encode しておいた stream を使って DVD を焼いてみる。
・ Encode に使用した command は次の通り。
transcode -i stream.dv -x ffmpeg -w 8500 --encode_fields b --export_asr 2 -F 8,"-c -q 6 -4 2 -2 1 -K file=matrix.txt -R 2" -y mpeg2enc,raw -N 0x2000 -n 0x1 -b 192 -m out/out.ac3 -o out/out
stream.dv は fwcontrol(8) で取り込んだ DV stream。基本的には document を参考にしている。Import module は「dv」としてもいいが(その場合は直接 libdv が使われる)、「ffmpeg を使った方が結果が良好」と書かれているのに加え、別の資料で「libdv を直接使うとなぜか音声が noisy になる」と書かれたものがあったので、お奨めの通り ffmpeg を指定してみた。他の options はおおよそ sample の通り(映像の bit rate は最大 8500kbps、encode は bottom field を先に、aspect は 4:3、mpeg2enc への options は「format は dvdauthor 用の MPEG-2、GOP は closed に、Q の最小値は 6、探索用 parameters は推奨値、quant matrix は custom、B-Picture は 2 枚」)。ただし、音声は AC3 で圧縮してみた。このため、export module には raw を指定し、入力 format を PCM(「-N 0x2000」)、出力 format を AC3(「-n 0x1」)とした。Bit rate は 192kbps。
・ んで、秒間約 4 frames 強(!)で encode。映像は当然 29.97fps なので、実際の動画の長さの 7 倍程度時間がかかる。3 時間 40 分ほどある動画を一気に圧縮してしまったので、やたらと時間が‥‥。
・ ともあれ、出力された stream をまずは multiplex する。
mplex -r 10000 -f 8 -S 4400 out/out.m2v out/out.ac3 -o out/out.mpg
これも sample 通り。
・ Document では「映像と音声の同期が取れない」とかオソロシイことが書いてあったので、まずは作成した stream がちゃんと DVD に焼いて使えるか試してみなければならない。Menu を作成したり chapter を切ったりということは後回しにして、とにかく DVD 用の file を multimedia/dvdauthor を使って生成してみる。
dvdauthor -o dvd out/out.mpg
・ 最後に video manager を生成する。
・ dvdauthor -T -o dvd
growisofs -dvd-video -Z /dev/cd0 dvd
・ 最初なので、DVD-RW に焼いてみた。反射率が低いせいか、安い DVD player では読み取りに失敗*1。次に DVP-NS575P で再生。‥‥ちゃんと再生できた。が、色がおかしい。色差の情報を取り違えたような色になっている。むぅ。
・ 長い stream を test に使っていると turn arround が長くてどうしようもないので、dvview を使って stream を切り出し、どの時点でおかしくなっているのか追い掛けてみたら、そもそも ffmpeg を使って decode した画が既におかしいことがわかった。‥‥ダメじゃん‥‥。
・ 試しに import module を dv にして試してみたら、正しい色で encode できた。
・ ついでに dvview に見つけた不具合も修正。ずいぶん前に code を整理したときに bug を作り込んでしまったらしい。そういや、こっちもそろそろ document 書かないとなぁ。
・ そんなわけで、command line を変えてもう一度 encode。
transcode -i stream.dv -x dv -w 8500 --encode_fields b --export_asr 2 -F 8,"-c -q 6 -4 2 -2 1 -K file=matrix.txt -R 2" -y mpeg2enc,raw -N 0x2000 -n 0x1 -b 192 -m out/out.ac3 -o out/out
Size がでかくならないかだけが気掛かり‥‥。ちなみに、試しに encode した短い(数分程度の)stream を multiplex して multimedia/mplayer で再生してみたところ、ちゃんと再生できた。さらに multimedia/dvdauthor で作成した焼き込み用の directory を multimedia/xine で再生できるか試してみたら、無事成功。
・ ついでに、DVD menu 用の画像を DV stream から抽出してみることにした。これはと思う scene を dvview で探し、単独の DV stream に切り出す。で、それを画像 file に変換するわけだが‥‥ libdv の playdv にそのような機能があるので試してみたが、なんだかよくわからない format で吐かれてきて、ImageMagick でも gimp でも正しく見えない。playdv の man page には「NetPBM の PMM format で吐かれる」と書かれているが、その graphics/netpbm でも正しく変換できない。これではどうしようもない。libdv を使って画像を取り出す program でも書こうかと思ったが、それも面倒くさい。で、multimedia/transcode の export module に JPEG を扱えるものがあったので、次のような command で試してみたら、うまくいった。
transcode -x dv -i menu.dv -y jpg,null -o menu
出力は「-o」で指定した basename に 5 桁の frame 番号と「.jpg」がつけられて menu00000.jpg, menu00001.jpg‥‥という file 名で得られる。
*1:
そもそも怪しい中国製なので、あまり参考にはならない。
・ 客先で打ち合わせ。
・ その後、引き続いて作業。
・ 作業の合間に coffee を買いに行くと
・ ‥‥また当たった。おかしい‥‥。ところで、50 円玉を 2 枚使って 100 円の coffee を買ったのだが、払い戻しも 50 円玉 2 枚だった (^^;。取消しの時と同じで、投入した硬貨がそのまま戻ってくるのかなー。
・ んで、作業。なんか、寒気がしてきた。咳きも出始めた。非常にやばげ。
・ ぞくぞくしてきたので、切りのいいところで引き上げる。2136 発の快特青砥行で離脱。
・ 浅草橋から自転車で帰宅。結構本格的な雨。今にも雪になりそうな、身を切るような寒さ。
・
帰宅。寒気がする。そして吐気も。明日は新宿にでも行こうかと思っていたのだが、無理はしない方が良さそう。もうだめだ。さようなら。
・ 咳が止まらんな。寒気と吐気も相変わらず。
・ 夕方に銀行へ。‥‥ぞくぞくぞく。
・ ところで、明日から旅行の最終行程なわけですが、前回(先月)乗ったあと、只見線は只見〜小出間で大雪のため長期にわたって運転を見合わせ、bus 代行。ただ、当然ながら只見〜大白川間に代行 bus の運転はなく*1、磐越西線・信越線・上越線経由での迂回を覚悟していたのだが‥‥改めて確認してみたら、なんと昨日の始発から運転を再開していた。よく頑張ってくれました!! T_T/ > 新潟支社
*1: この間の国道が冬季通行止めになるため。全線を直通する列車が 2〜3 往復/日しかないほどの大赤字路線である只見線が廃止されずに残っているのも、この「平行道路が通行止めになる期間がある」というのが理由。同じく大赤字の路線として知られ、「平行道路未整備」を理由に最近まで廃止されなかった深名線(北海道)と事情は同じ。
・ Video の録画予約をしようと TV をつけたら、「お元気ですか日本列島」の今日の「お便り」の theme は「夜行列車」だった。当然今日が〔さくら〕〔あさかぜ〕の運転最終日であることにちなんだもので、announcer も「お便り」の内容も惜別 moode 満点。
・ 気が付いたら熱海にいた。
・ 〔富士〕の入線前から既にえらい騒ぎになっている東京駅の 9・10 番ホームを尻目に南下。すぐ近くに座っている老婦人とその娘さん(らしき人)はその群れを見ながら
「今日、なんかあったっけ?」
「あっ、あれだ! 『ブルトレがなくなる』っていう!」
「ああ、そうよ。〔さくら〕と〔あさかぜ〕がなくなるんだわ」
「そうそう」
「あたしもねぇ、一度でいいから〔さくら〕に乗って長崎に行ってみたかったのよねぇ」
老婦人の方はひたすら「懐かしい」「惜しい」という感じなんだが、その連れは「乗車率が低いらしいから、なくなってもしょうがないよねぇ」とバッサリ。「乗れないながらもあこがれの存在」という老婦人と、「もはや眼中にない」といった連れ。世代間の認識の違いがここにくっきりと。
・ 新橋〜品川間で〔富士〕の回送とすれ違う。今更ながら、一連の列車の top runner となる〔富士〕の引き出しが push-pull であることを認識。‥‥後ろのカマは死重かもしれないけど。
・ 横浜駅の下り方もえらいことに。場所が狭いこともあって阿鼻叫喚。周囲の人が何事かと目を剥いている。それを尻目にさらに南下。
・ 小田原で 211 系(long seat 車)使用の快速から走ルンです使用の普通に乗り継ぐ。‥‥やっぱり乗り心地が悪い。わざわざ cross seat 車を選んで乗ったのだが、そもそも腰の座りが悪い。短時間でもそうなのだが、ある程度長時間乗っていると、この固い座面はすぐに辛くなってくる。しかもスースーして非常に寒い。
・ 熱海に着いてみれば、それらしい人たちが数人漂っていた。ホームの上り口の表示には〔富士〕の表示が。しかし寒いな。
・ 上りホームでは売店やそば屋が営業していた。立ち食いそば屋に行って営業終了の時間を訊いてみると、「7 時 20 分くらいまで」とのことだったので、あとで喰いに来ることにする。
・ しばらくして、ほぼ所定に〔富士〕号が到着。ホームの下り方端に、有効を一杯に使って停車。単独運転での長編成はこれで見納めだ。約 10 人の撮り鉄に見送られ、粛々と発車していった。私は列車の先頭から 20m ほど離れたところで camera を廻しながら見送り。改造後のオロネの連結位置を確認。
・ 〔さくら・はやぶさ〕の到着までは約 1 時間ある。改札内には DOUTOR があるが、禁煙ではないので店内は煙たい。風邪気味の時にそんなところにいると間違いなく死ぬので、上りホームで立ち食いそばを喰った後、ホームの待合室で日記を書きつつ時間潰し。
・ 発車時刻の 15 分ほど前に下りホームへ。発車案内表示器には 1 列車分の領域に小さな文字で〔さくら〕と〔はやぶさ〕の列車名が 2 段表示されている。東京駅の発車案内からは「長崎」の表示が消えていた*2が、こちらは「長崎・熊本」のまま。ううむ。
・ ホームの下り方には 20 人ほどの撮り鉄が発生していた。なぜか子供連れまでいる。親が無理やり連れてきたらしいが、子供の方はたいして興味がないらしく、走り回ったり叫んだりでうるさいことこの上ない。そのうえ挙動不審な撮り鉄も発生していた。駅員が数人警戒している。
・ 喧騒の中でやや遅れて〔さくら・はやぶさ〕が発車。私は列車の先頭から 10m ほど離れたところで camera を廻しながら見送る。ところで、撮り鉄の連中はこぞって機関車先頭に貼り付いているのだが、なんだかなぁ。HM はいつも通りのようだが。
*2: 「寝台特急 18:03 さくら・はやぶさ 熊本 12両」と、行き先は「熊本」だけになっていた。今日発の下り〔さくら〕編成は鳥栖で切り放された時点で営業終了なので、行き先表示としては妥当。
・ さて、また 1 時間ほどある。一旦改札を出て、駅前を右へ。「平和通り名店街」という arcade を降りていく。Arcade の出口附近には日帰り入浴可能な hotel も。
・ 道路へ出て、もう少し先に curve の手前にあるアイワイ銀端末(セブン・イレブンとも言う (^^;)で reload。時間はまだあるので、さらに先に行ってみる。駅前の地図によると、ずっと降りていったところに人力鉄道の記念碑があるらしいのだが、観光地図って距離感がわからないんだよな‥‥。
・ 通りをずるずると降りていく。‥‥一向に下の道にたどり着かない。「『お宮の松』は左に 400m」という地点で、時間の関係から諦めて折り返す。そこから左に降りていけばすぐに海岸沿いの道に出られるはずだが、そこからどのくらい行くと記念碑があるのか、この調子だとさっぱりわからない。
・ 駅に戻る途中、「咲見屋」さんという懐かしいたたずまいの店に吸い込まれる。一見するとパン屋のような和菓子屋のようなという感じなんだが、その実態は「手作りパンと和菓子の店」だった。すいませーん、と声をかけるとお婆ちゃんが出てきた。小腹も空いていたのでクリームパンとお饅頭を買う。包みながらお婆ちゃんが「寒いですねぇ *_*」。「ほんっとに寒いっすねぇ (^^;」「もう 3 月になるのに‥‥ (-.-;」。ほんとに寒いよなー。熱海の人には特に堪えるかも。
・ ずるずると駅に戻る。発車の 20 分ほど前に戻ったのだが、30 人以上の撮り鉄およびヲタが終結している。意味不明な行動も目立ち、既に騒然。ホーム端はコワイので、15m 程離れた場所に陣取る。既に駅員が 5 人ほど警戒している。
・ 列車を待つ間に帰りの列車の検討。〔あさかぜ〕の所定発車時刻は 2039 時。しかし、この調子だと遅れることは必至。2041 発は同じホームからの発車だが、まず乗れないと思ったほうがいい。と、そこで次の列車を見ると、2059 発。やや時間が開くが、その代わりにこの列車は〔ML ながら〕の送り込み列車なので、373 系使用。川崎通過時点だと空席を探すのも大変なほどだが、熱海からなら座れるだろう。ちょうどいいので、それに乗ることにする。
・ そんなこんなで、到着からしてやや遅れて〔あさかぜ〕が到着。機関車の前頭部では怒号が飛び交っている。というか、必要もないのにわざわざわめいている馬鹿がいる。「列車のさよならには『どけよ馬鹿野郎!』という怒号が風物詩」と思い込んでいるようだ。実に嬉しそうに叫んでいる。死ね。つうか、そんなことだから現場の苦労が絶えないのだ。しなくてもいい苦労をする羽目になっている駅員さんが本当にかわいそう‥‥。
・ 駅員さんが「下がってください!」と連呼するなか、〔あさかぜ〕は数分遅れで発車していった。‥‥しかし、これだけヲタが終結していて、走り去る〔あさかぜ〕を見送っているのは 2 人しかいないのかよ。他の連中はまだ列車がホームを抜けていないときからとっとと撤収していった。こいつらの関心は HM だけだったようだ。よかったねぇ、いつも通りの HM で。(← イヤミ)
・ 東海道下りホームの売店は既に閉まっている。上りホームの売店は開いているが、弁当やパン類が全滅。伊東線ホームではそば屋も売店も営業中。売店に辛うじて残っていたベーグルサンドを購入。
・ 所定にやってきた列車に乗り込む。無事窓際席を確保。肘掛けから table を引き出し、買ってあったパンと饅頭を喰う。
・ 373 系の table は肘掛け収納のものとしては結構大きくてありがたいのだが、椅子自体がかなり小振りで窮屈なこともあり、喰い終わってしまえば邪魔になる。さっさと収納して一眠り‥‥しようと思ったのだが、「特急型」を名乗っているくせに deck がないこともあって、スースーして肌寒い。いつ乗ってもそうなんだよな。
・ うとうとしたかしないかのうちに東京着。結局スースーして眠れなかった。
・
ヤテに乗り継ぎ、秋葉原で乗り換えて、帰宅。
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この日記は、GNSを使用して作成されています。作製者の GORRY さんに感謝 m(__)m。