「書きかけの歳時記」
2005/03版 その2

(since '05.04.25)

この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。

取扱上の注意

[前日へ続く]

2005/03/11 (金) <闇取引>

にっちゅう [日常]

家に引き籠もってひたすら仕事。

それと、仕方がないので確定申告の準備も少々。

かふんしょお。へーちょ。



2005/03/12 (土) 曇一時雹 <でかける>

にっちゅう [日常]

確定申告の準備。がさがさがさ。

その傍ら、月曜中に着かないと困る書類を作成。


よる [日常]

Printer の ink が切れたので、きんしちょおヨドバシに買いに行く。

帰り道。パラパラと何やら降ってきた。雨にしてはやけに硬質な感触だなと思ったら‥‥直径数 mm の雹が!! @_@;

印刷して投函した後、親のところへ書類を担いでいって集計。がさがさがさ。


あさ [日常]

集計が終わったので、そのまま泊まる。



2005/03/13 (日) <かえる>

にっちゅう [日常]

ぐぅ。


よる [日常]

帰宅。行きは T 武 T 上線経由だったので、帰りは Y 楽町線で。‥‥考えてみれば、「地下鉄成増」を利用するのは初めて*1だな‥‥。

ところで、Y 楽町線の line color は(誰が決めたのか)金色*2だが、印刷媒体などでは official なものを含めてたいがい赤みを帯びた黄色(← 正確ではないのでちうい)が使われる*3。車輛の帯もそう*4だ。それを見る度に‥‥

〜もやもやもやもや〜
(営団社内にて)

部下「‥‥ Y 楽町線の line color って、金色ですよね? なんでそれっぽい色じゃなくてこんなに黄色っぽい色を使うんですか?」
上司「ばかもん! 金と言えば黄金(こがね)、黄金と言えば小判、小判と言えば『山吹色(のお菓子)』に決まっとるじゃないか!!」
部下「‥‥お代官様もお人が悪うございますな(ニヤリ)」
上司「ふっふっふ。お主ほどではないがな(ニヤリ)」
二人『ふはははははは』

〜やもやもやもやも〜

‥‥なんて会話を思い浮かべてしまうのだが(妄想)、どうか。

月島で乗り換えて帰宅。

*1: 前回利用したときはまだ「営団成増」だった。

*2: 駅構内の一部が金色の panel で仕上げられていたりするのはこれが理由。お江戸線六本木のようなばぶりいな理由ではないのだ。

*3: 一方、駅構内の駅名票などではこんな色(← 正確ではないのでちうい)が使われていて、本来の line color が金色であることを伺わせている。

*4: 車番表記は紺色。今は亡き営団の「S マーク」も紺色だった。車番のほうはおそらく遠方からの認識性を考慮してのことだとだと思うが(「S マーク」はそれに揃えたものだろう)、なぜ「紺色」になったのかは不明。余談だが、line color と「S マーク」(および車番表記)が同系色でないのは Y 楽町線だけだったような。



2005/03/14 (月) <ひきつづき>

にっちゅう〜よる [日常]

確定申告の作業。

深夜に朦朧としつつ行なっただけに科目の分類が誤っているものがあったので、それを訂正したり。さらに、本来なら 2005 年分に含めなければならないものが混入していたので、それを取り除いたり。

‥‥どうでもいいが、この作業をやっていると毎年「早く和暦を廃止してくれないものか」と思う。切実に。領収書や日付印は「平成」と西暦が混在しているが、普段自分が西暦しか使わない上、平成と西暦の換算は「昭和」ほど切りがよくないので、いつも混乱してしまう。西暦に統一してくれ‥‥。

昨年の資料を捜索して貸借対照表を作る。今年から収支報告書と貸借対照表も国税庁の site で作れるようになったので大変ありがたいのだが、原価償却額の算出が完全に自動でしかも算出された額の訂正ができないので、少額資産の計上額に端数があると「1 円」が残存してしまい、結局訂正が必要になってしまう罠が。計算された値はこれもまた別項へ自動で引き継がれるので、端数分を仮の項目で計上して計算し、印刷後に手書きで訂正攻撃。

そこまでで力尽きた。続きは明日。明日は締切日だが、ここまで終わっていればあとはすぐ‥‥。

しかし、毎年思うことだが、無駄な労力が多いよな。何しろ相手は官僚なので、「不文律」が山のようにあり*1、実際のところ一番手間を取られるのがその「さじ加減」だ。いくら正当な経費であってもそれを税務署に認めてもらえない領収書は大量に発生する*2ので、一筋縄では行かない。いくら世間の常識から外れていても「役人の常識」が優先され、しかもそれは「過去の実積」に基づいた強固なものなので、ある程度割り切らざるを得ない。幸い母親が会計事務所*3に勤めているので手伝ってもらってすんなり片付くが、そうでなければ本当に大変だ。その母親には家を買うまで「(同じくらいの収入で)こんなに税金を払っている人はいない。経費の作り方が下手だ」と毎年怒られていたが、そうは言ってもな。‥‥ついでだが、当然ながら「集めた領収書はそのすべてを経費として申告するわけではない」ということも書いておこう。

私のような「請負だが、契約条件はむしろ派遣に近く(仕事の内容に関わらず金額も毎月一定)、製造業や販売業ではないので自家消費もなく(= 仕入れがないので、私用に使った分を原価に埋もれさせることが原理的に不可能)、個別契約ではないので収入捕捉率も 100%(= 所得の隠しようもごまかしようもない)」という「税務署が想定していない様態」の人間は、実にやりにくい。税務署が前提としている条件と尽く異なるからだ。こういう立場で確定申告をやっていると、実は給与所得者は結構優遇されている*4のだなと痛感したりする。

*1: 「名目が『お品代』になっていると文句を言われる」とか(困ったことに多くの店の journal 式領収書の default が「お品代」だ。本屋なら最初から「書籍代」とかにしとけっての)、「飲食費の領収書が『一名分』であるものは受け付けてもらえない」(複数人で店に入っても個別清算した領収書は使えない)とか。一般的なところでは「雑所得の経費は 3 割が目安」というのが有名で、提出するときに見ていると、大抵そこで電卓を叩いて割合を見られる(昨年からの私の場合は、控除額が大きすぎて税金が「赤字」になるのでそこまでされないが)。これが多めだと「経費が多いですねぇ」とぶつぶつ言われたりするのだが、少なかったら少ないで「もっと経費がかかっていないんですか?」と言われたりする(= 暗に「経費が少なすぎますが」と言われる)のがおもしろい。

*2: たとえば、項目間で経費の額に占める割合が大きく変動している、など。彼らはそれぞれの項目が前年と同じような割合になっていないと納得できないそうだ。例え客先と請負業務が同じであっても、数年の span で仕事の内容が変化し、それに伴って年単位で支出の割合が変化する‥‥というような状況は考えられないらしい。

*3: 会計事務所などはその「さじ加減」が飯の種だと言っても過言ではない。税務官吏には天下り先の受け皿となる「組織」がなく、会計事務所などに OB がいることが多いためだろう。結果として、「会計事務所は無茶な会計処理をせず、『常識の範囲内』で処理をする。代わりに税務署は細かいところに異議を挟まない」という、相互に便宜を図り合う関係が成立しているといっていい。

*4: 試しに、計算してみるといい。仕事のために費やした経費を積み上げていっても、なかなか給与所得控除の額には達しない。一般的には通勤交通費や設備費、書籍代などをはじめとして経費のかなりの割合を会社が持つことが多いだろうから、なおさらだ。‥‥私の場合は自宅で仕事をするようになる前からそうでないことが多かったが、それでも給与所得控除の額にはなかなか届かない。


しおしお [雑感]

ライブドアが申請していた仮処分が地裁で認められた件についてフジ・サンケイ側が行なっていた異議申し立てが却下された。当然のように直ちに抗告したようだが、まずは地裁での決定が確定した。今後高裁などでこれを覆す決定が下されない限り、仮処分が効力を発揮する。

この件に関して個人的にはライブドアを完全に支持しているわけではないが*5、フジ側が打った「対抗策」とその理由付けがあまりに無茶なものであることを司法も認めた形。地裁の判断は一々もっともで、非常に妥当と思えるものであった。

そもそも、「ライブドアに買収されると企業価値が低下する」というのがおかしい。確かにライブドアの品位は低いが(爆)、フジテレビの品位もそれと負けず劣らず低い(爆死)。それを差し引いても、フジ側の言い分は如何にも「思い上がっている」と言わざるを得ないものだ。「自分達こその行ないこそが正しい」「放送での情報こそが絶対に正しい」「門外漢が口をはさむべきでない」と言うような論調は‥‥はて、千代田区南西部地方でもよく聞かれるような?

既に「報道のフジ」と呼ばれなくなって久しいが(自分達は今でもそう思っているらしいというのが笑える*6)、既に news source としての TV や新聞の地位が低下しつつあることに全く気付いていないところは、もはや痛々しい。

書籍に関しても言えることだが、若い世代を中心に、情報収集源は紙媒体や放送から確実に web や mail base に shift しつつある*7。従来の model では「即時性は TV、詳細性や保存性は新聞」という棲み分けができていたわけだが、覚知するのにやや時間がかかることを除けば、速報性と保存性の両者を兼ね備えた web の活用はどんどん拡がっている。「push 型でかつ視覚によらない(= 視覚を他の作業に使っていても聴覚から割り込んでくる)」という点で放送に一定の advantage はあるものの、それほどの即時性を要求していない場合は web の news site で十分だし、「mail による通知 service」を併用して補完するという手もある。

「誰でもが情報を発信できる Internet では情報の信頼性が低い」とフジ側は主張しているが、堀江氏も言っている通りそれを取捨選択するのは受取り手の責任だし、そもそも当の TV 局がそれほど信頼されているとまだ本気で信じているのだろうか? 「ワイドショー」や似非科学番組(「あるある」はその代表例か?)などが垂れ流している誤報や誤解は「公正な報道機関」という看板がある分だけ「有象無象が作った web site」よりも質(たち)が悪いと思うんだが。最近は news 番組もだいぶんいい加減になってきたし。「Contents の信頼性」に関する議論に関しては堀江氏の主張が全く尤だと思うが、そうでなくても仮に一企業が情報 contents の作成に関与するとなれば、いくら Internet 関連企業であるとはいえ、やはり企業の信頼性に影響を及ぼすので、神経を使わざるを得ないだろう。その意味でも、フジ側の主張は「contents provider」と「access line provider*8」という完全に layer の異なるものを混同した議論で、的外れも甚だしい。つまるところ「上下の分離ができていない議論」なわけだが、自分達だって番組の内容に問題があったときは「(局ではなく)製作した production の責任だ」と主張するくせに。‥‥そういや、あびる優問題でも同じようななすり合いがあったようですな。

このような「生活 style の変化」を直接「講読料収入の現象」という形で感じている新聞・出版各社は(対応が進んでいるかどうかは別として)ある程度自体を深刻視しているはずだ。しかし、「広告料収入」「視聴率調査」という間接的な形でしかそれに接することのできない TV 局の上層部というものは、これほどまでに世間と乖離しているのか‥‥と、今回の件では正直なところ驚いた。「堀江さんは『TV はなくなる』と言うが、私は(TV が)なくなっちゃ困るんです」と鼻息も荒く主張するに至っては、もはや呆れ果てて笑いも出ない。そりゃ TV で飯を喰っているあんたは確かに困るだろうが、もはやそんなことを言っていられる状況ではなくなりつつあるのに。

もちろん、私も「ごく近い将来に TV が完全になくなる」とは考えていない。やはり報道に関してはかなりの人手や手法が必要で、その knowhow は報道機関にかなりの優位性がある。実際のところ、web 上での情報 source も元を辿れば新聞社や TV 局などの従来型の報道機関だ。さらに、「形の見えないものには金を出したがらない」という日本人の特性*9もあり、web のみを情報 route とした場合、現時点でそれを支えるための business model が確立しているとはとても言えない。だが一方、紙媒体や TV からの乖離もやはり深刻で、新聞社などの dilemma はそこにある。しかし、このままでは従来型の報道機関がどんどん衰退していくことは必至で、何も手を打たなければ TV 局といえども安泰とは言えない。あるとき突然広告料収入が激減してから気付いても手遅れで、むしろ ISP との提携は今後のマスコミの在り方を考える上ではむしろ chance と考えることもできるのだが‥‥自分達の地位になんの疑問も感じていない偉い人には、それが解らないんだろうな。

‥‥というようなことはぶっちゃけ余談であって、まあつまるところ、今回の件は「フジとニッポン放送は何を思い上がってるんだ?」というその一点に尽きる。フジの言う「企業価値云々」という議論は単なる口実で、それすらも上記のように笑い話にもならないネタ。もっと根本的な問題は、「株主の利益を守るため」と主張しつつ、その実、株主を単なる金蔓としか見ていないところにある。「企業価値」とは自らではなく市場や世間が認めるものだということはさておき、フジの対応ははっきり言ってしまえば「他者の支配は受けたくない」というだけのことではないか。地裁の判断はまさにそれを疑問視している。

そもそも株式の公開は「広く投資家からの資金を調達する」ことにその目的があるわけだが、それに伴う企業側の責任が忘れられ、「資金調達」という目的だけが一人歩きしているように思えてならない。本来出資に対してはそれに見合う責任が発生するはずで、「出資はしてください。しかし、経営は勝手にやらせていただきます」というのでは筋が通らない。配当を払っていれば企業の責任がすべて果たされたことにはならない。そんなに経営権を独占したければ、株式など公開しなければいいだけの話だ(コクド*10のように)。一旦株式を公開した以上、その企業は市場(さらにいえば「株主」)のものであって、経営者はその代表に過ぎないはずだ。

あれほど好戦的で自信に満ち、挑発とも取れる発言を繰り返していたフジの会長が、仮処分の決定がなされた途端にしおしおになったのは、大笑いだった。自分達の言動が如何に常識から外れたものであったかということを司法から突きつけられたわけだが‥‥あの人はそれを理解できないんだろうな。

*5: TOB を行なっているところにわざわざ横槍を入れる形で買収をかけなければならない理由がよく解らない。

*6: まずは「ニュース原稿をまともに読めるアナウンサー」を養成し直すところから始めようね♪

*7: だからこそ、情報の伝達速度や量の違いなども相まって「digital divide」が問題になるわけだ。従来型の情報 source の絶対優位が揺るがなければ、そんな問題は発生しないはず。

*8: この表現は概念を表わすために用いたもので、正しい用語ではないことをお断りしておきます。

*9: これに関しては「情報は無料で降ってくるもの」という観念を一般市民に植え付けた民放の business model にも一定の責任があるはずだが。

*10: 西武鉄道の問題は、「株式公開企業が非公開企業に牛耳られていた」ことによって「上場企業である西武鉄道の一般株主の権利が不当に侵害されていた」ことこそが問題なのであって、やはり西武鉄道の株式を公開していなければ何も問題がなかったわけだ。



2005/03/15 (火) <かんりょー>

にっちゅう [日常]

確定申告の作業の仕上げ。

昨年に引き続き、国税庁の site で確定申告書を作る。数字は揃っているので、それを入力していくだけ。‥‥無事に完了。今年からは(いわゆる)住宅取得控除や医療費の明細も web 上で作れるようになったんだな。実にありがたい。

念の為に結果を目視で見直し、若干誤りがあったのを修正。印刷し、押捺する。これで作業は完了。

うっかりそのまま仕事をしていたら 16 時近くになってしまったので、慌てて税務署へ。

玄関を入ると、そこには案内員の姿が。‥‥去年は作成 corner も提出 counter も 2 階にあったんだが、今年は変えたのね。

医療費の領収書を入れる封筒をもらおうとしたら、「まだできてないんでしょ?」と強制的に相談 corner へ連れていかれそうになる。

「いや、できてますけど」
「じゃあ、封筒はどうして要るの?」
「まとめてきただけで、まだ封筒に入れてないので」
「じゃあ、一覧作らなきゃならないじゃない」
「いや、それも作ってあるんで、あとは封筒にそれを貼るだけなんだけど」
「ああ、そう」

‥‥シンヨーシテクダサーイ。‥‥実際のとこ、確定申告書を送ってくるとき、郵送提出用の封筒をつけて寄越すくらいなら、医療費控除用の封筒を入れておいてくれるとありがたいんだけどな。

封筒をもらい、領収書を入れ、明細を貼り付ける。1 分で終了。玄関脇に移動していた提出 corner へ行くと、ちょうど手が空いた係員がいたので、提出。ザーッと数字を check され、やはり 2 分ほどで終了。‥‥普通はもっとしげしげと見られるものだが、何しろ住宅 loan による控除額が 45 万以上ある(爆)ので、ちょっとやそっとでは所得税が発生し得ないため、早い早い (^^;

混雑にも巻き込まれず、あっさりと提出が完了したので、そのままアキバへ tape を買いに行く。

寝不足とかふんしょおの影響でもーろーとしながら帰宅。


よる [日常]

仕事の続き。



2005/03/16 (水) <手配完了>

あさ [日常]

なぜか 6 時頃起きる。

もしょもしょ仕事。8 時頃いつもの弁当屋で弁当を買ってきて喰う。


ひる [日常 / 旅行準備]

確定申告書を印刷していたら今度は color ink が切れたので、途中で飯を喰いつつきんしちょおヨドバシへ。自転車の駐輪権を取得するのをかねてアルカキットの地下で目薬など買ってみたり。

その足で今度は隅田川を渡って TL 浅草橋へ。乗車券を作ってもらったんだよもらったんだよ。

そんなわけで、手配完了。‥‥切符が少ないなー(爆)


ゆうがた〜よる [日常]

篭って仕事。花粉の季節は家の中でモゾモゾしているに限る。‥‥それでももーろーとしているが。



2005/03/17 (木) 雨のち曇 <こんさあと>

あさ [日常]

8 時頃起きる。

もしょもしょ仕事。


ひる〜ゆうがた [日常]

少し早めに出て、Chiken Place 蔵前店でチキンカレー。

そのまま客先へ。もーろーとしつつ会議の後、作業。

1730 過ぎに離脱。間に合うかしら。どきどき。

1748 発の快特で北上。日本橋で乗り換え。


BEGIN 15th concert [日常]

しょーこさんからゆずっていただいた ticket で行ってきた。開演予定時刻の 3 分前に駆け込んでやれやれと思っていたのだが、実際にはそれから 10 分以上経って始まった。‥‥本編が誰かさんほど長くないから、のんびり始めても会場の撤収に余裕があるのかしらん (^^;。それとも、単にうちなータイムが適用されただけ?(爆)

‥‥いや、やっぱりいいですな :-D。あまりにまったりしすぎて途中で何度か気絶してみたり(爆)。それにしても、武道館の stand 席の椅子は腰に悪い。おかげで気絶しかかってもすぐに目が覚めたけど。‥‥腰が痛くて T_T

ちなみにどの辺りの席だったかというと‥‥ talk の中で「始めて武道館に来た時は、あの辺りで concert を聴いていた」と言っていた、まさに「そのあたり」であった。一番高い辺りなので stage から遠いし(何せ私の後ろには 2 列しか椅子がない)、すぐ右側には壁があるので音響的にも今一つだったが(特に私の席は一番壁際だったので、stage 上はなんとか遮蔽物なしで見られたが、右側の screen は影になってよく見えなかった)、「あの辺りで‥‥」とこちらを指さす度に私がいる block だけ盛り上がること盛り上がること (^^;

終わってから岡松さんと落ち合い、混雑する駅を避け、首都高 5 号が上を走っている川に面した「あいうえお」で食事をしつつ盛り上がる。‥‥当初期待した「一般的な焼き肉店」とは違って、むしろ「朝鮮の家庭料理」といったものが中心だったが、うまいし値段も手頃。何より、朝鮮の人たちなのだろうが(言葉に特有の訛りがある)、店の人たちが実に親切だった。むしろ「商売っ気がないなー (^^;」と思うほど。いい店だ!! :-D

さんざっぱら盛り上がり、閉店と共に退散。飯田橋まで歩き、緩行線に乗り込む。駅に着いたころ、岡松さんがボソリと言う。

「そういえば、concert に行ったあとなのに、その concert の話を全然しませんでしたねぇ (^^;

うっ、そういえば‥‥ (-.-;。ちなみに、話題の最も多くを占めていたのは、よっこさんのネタだったかな? (^^; 次いでNakami さん。くれはさんとふじこさんをまぶして、隠し味に長沢さんを少々。話の内容は‥‥やっぱりヤバくて書けなかったり (^^;、そのうち日記に書くかもだったり(主に先日の長崎関連)。あとは、「墨田、いいよぉ〜 > 岡松さん」とか。(爆)

そのまま神田まで出るという岡松さんと別れ、お茶の水で総武緩行線に乗り換え。浅草橋からキコキコと帰宅。



2005/03/18 (金) 曇一時雨 <来た>

あさ [日常]

8 時頃起きる。

むずむず仕事。‥‥鼻が詰まってて、全然思考がまとまりません。うぐー。


衝動買い [買い物]

10 時頃、くろねこさんがやってきた。

「宅急便でぇっす!」
「ん。苦しうない」
(この会話は一部フィクションです)

というわけで、やってきました、DV-HRD20(SHARP)。

そもそも私は普段全くと言っていいほど通販というものを利用しないんだが、なぜ今回は利用したかというと‥‥

いよいよ日曜から「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」が始まる。長期の series なので時々放送時刻に変更がある恐れもあるし(実際「12000km」ではあった)、そもそも tape で録画するのは「12000km」で懲りていた。

そこで POT の登場ですよ!と思ったのだが‥‥うちにある 2 台の BSd tuner はいずれも動作しないとされている*1。Tuner ごと調達‥‥ということになると、10 万円強の出費となる可能性が高い。しかも、Rec-POT は単独動作の使い勝手が極端に悪い上、BSd tuner 経由の操作も response が非常に悪い*2

どうしようかな‥‥とゴニョゴニョ探していたら、ヨドバシ・ドット・コムで DV-HRD20 を「97,500 円、18% 還元」で売っているのを見つけた。価格コムの最安値と比べても極端には変わらない。なんといっても、(期間限定の 3% 割増分を含めて)18% 還元というのもでかい。Point 還元分(17,550 円)を差し引くと実質的に 8 万円を割り込んでしまう。既に後継機が発売されてはいるが、Rec-POT を 1 台買えてしまうくらいの差額があるし、どうせ HDMI 端子付の機器は持っていないので、もうちょっと安くなってから買い足しても十分だ。なぜか DV-HRD2 より安かったりもするが、気にしない。

そんなわけで、他の買い物にかこつけてきんしちょおへ突撃(← とりあえず店舗に行ってみるあたりに普段の行動が反映されている)。表示価格は 120k 前後(119,800 だっけかな?)。一方、還元率は 10% となっている。

そこで、近くを漂っていた店員さんにいんたびゅー。

五「すいません、これなんですけど、ヨドバシ・ドット・コムと価格も還元率も違うんですが、」
店「あー、ちょっとお待ち下さい」

‥‥行っちゃった。「価格はともかく、還元率は同じにはなりませんよね?」と訊こうと思ったんだが‥‥ (^^;

しばらくして、店員さんが戻ってきた。

店「ええと、97,500 円ですね」
五「はいはい」
店「ええ、そのお値段で」
五「‥‥ドット・コムだと還元率が 18% なんですけど、」
店「あ〜、point は 10% ですね。‥‥ 5 万円以上 10 万円未満なので、3% 加算にはなります*3が。もう何千円か買っていただければ、もう 2% 増えますね」
五「そうですか。‥‥Card だと、そこから 2% 減りますよね」
店「そうですね」
五「解りました」

‥‥やっぱしドット・コムで買おう。通販は card で買っても還元率が変わらないし、送料も無料だし、在庫状況も「在庫あり」になってたし。

というわけで、帰ってからポチッとな。

‥‥とした荷物が今日届いたわけ。早速開梱。

‥‥開梱したまま放置してみたり(爆)。

*1: 松下の初代 model は「×」、日立の BSd/110°CS tuner は「EPG 録画が正常に動作しないことがあるので動作保証外」。

*2: アキバの showroom で訊いてみたところ、「Rec-POT の操作 menu は data 放送の仕組みを使っている」のだそうだ。なるほど、そりゃあ反応も鈍いわけだ‥‥。

*3: 1 日当たりの購入額に応じて割増還元される fair を展開中。あまりご利益はない。


ひるま [日常]

仕事。ぼ〜。


ぐるぐる [日記]

「東北本線列車」と「常磐線列車」は重複してる(線区としての「常磐線」の起点は日暮里)。ただし、東北本線(尾久廻り)側にホームがないこともあり、当該区間には区間外乗車の特例がある(旅客営業取扱基準規程第 149 条)。実際にはホームがある田端方面や鶯谷・日暮里に対しても設定されているのは、東北線中距離電車との balance の他、常磐線が首都圏でも有数の混雑線区であることもあり、「始発駅から座って帰りたい」という旅客に配慮したものか。一方、一見これと重複している間のある『西日暮里以遠の各駅と三河島以遠の各駅との相互間[日暮里〜東京]』は、東北新幹線の利用に対するものだろう。


うつ [日常]

しゅしょー経由で「あなたの『うつ度』を判定」。「診断の結果、あなたの得点は 58 ポイントでした」。ほほう。で、診断は、っと‥‥

状態によっては休職が必要な段階です。すぐに専門医を受診して下さい。

わはー :-D

何故こんなになるまで無理をしたのですか。

そんなこと言われてもなー(謎)

子供たちのために早く治療して良い仕事をして下さい。

‥‥「子供」なんていないはずなので無問題。← 「はず」ってなんだ

いやぁ、ネクラなのは重々自覚してる*4し、別にいつものことなんで、全然気にしてなかったよー(爆)。まあなんだ、「性格は暗く、芸風は明るく」っつーことでおーるおーけー? いぇ〜ぃ :-D

‥‥近い将来「汽車旅」ができなくなったあと自分が壊れていくのは容易に予想できるんだが、今から気にしてても始まらないしなー(爆)。なるようになるし、なるようにしかならん。

*4: 先日の長崎のように、何らかの理由で tension が上がらないときに時々顔を出す。人前ではできるだけ出さないようにしてるんだけどねぇ。


よる [DV-HRD20]

放置していた DV-HRD20 を設置。

Sub rack に置いてあった DVD-NS575P を撤去して、代わりに設置。撤去した DVD-NS575P は仕事部屋で焼いた DVD の check 用に使用する。ところでこの DVD player は interlace/progressive の出力切り替えを本体背面の switch で行なうんだが、こういう時にとっても便利。小さなところだが、この気配りが嬉しいね :-)

で、DV-HRD20 を設置する。‥‥ AC adapter 式だったのか。むぅ。

Antenna cable を作って接続する。‥‥こうなってくると、地上 digital も見られるようにしたいなぁ。4 月から pass-through が始まるらしいが、どうなることやら。まあどうでもいいけど。← どないやねん

繋いでみて気付いたこと。

  • Boot up には最大 10 秒程度かかる。
  • 「D 端子接続時、composite および S 端子は録画用出力になる」というだけあって、D 端子 cable を接続すると操作画面や menu は S 端子から全く出力されなくなる。さらに、D 端子の接続は設定ではなくて connector 自体の接続検知用 loop 端子を使用しているので、S 端子出力で操作したい場合は物理的に D 端子 cable を抜かなければならない。
  • 録画予約をすると、実際の録画は開始時刻の数秒前から始まり、終了時刻の数 frame を記録して終了する。民放の番組を受信するのに向いている仕様(ただし NHK に対してもこの動作は変わらない)。微調整は不可(当たり前)。
  • 「繰り返し録画」と「延長対応」の併用はできない。
  • EPG から録画予約をした場合、そのままでは開始・終了時刻の修正はできないが、「繰り返し録画」に設定すると修正ができるようになる(EPG から title を取得し、かつ開始・終了時刻を調整したい場合に使える手段)。ただし、その場合「延長対応」機能は使えなくなる。
  • 動作中に D 端子 cable を抜き差しすると電源が落ちますよ?

普段の予約操作は S 端子接続の TV で行なって、視聴時は D 端子接続の projector で‥‥と思っていたんだが、ちょっと面倒だな‥‥。そのうち、出力変換用に中古の BSd tuner でも買うか?

ともあれ、例の番組の予約をするする。


あさ [日常]

そんなことをやっているうちに朝になった。いつもの弁当屋で弁当を買ってきて喰った後、寝る。



2005/03/19 (土) <空白の一日>

よる [日常]

19 時過ぎに起きる。

旅行前に一度行っておかないと‥‥というわけで、「森の治療院」で鍼を打ってもらう。ちくちくちく。

今回もそうだが、徐々に腰に感覚が戻ってきているのを実感できる。すばらしい。ただ、快癒まではまだまだなので、感覚が戻ってきているということは、比較的強い痛みを日常的に感じることでもあるので、痛し痒し。

「ままや」で飯喰って帰宅。

少々モショモショしたあと、25 時頃には寝てしまう。鼻が詰まって熟睡できないので、なんだか眠くてたまらない。DV-HRD20 の還元分の point +α で空気清浄器を買おうかと考慮中。



2005/03/20 (日) <さよならのと鉄道 tour・0 日目>

あさ [日常 / 旅行準備]

7 時頃、空腹のため目が覚める。うぐぅ。つーか、ぐ〜。

とりあえず旅行の準備を開始する。‥‥行程が短い場合の最大の利点は、荷物が少なくてすむことだな。なにせ、体質上の理由で化繊の服が着られず、しかもこれまた体質上の理由で毎日服を変えなければならないので、日数に比例して着替えの量が増えていってしまう。「アトピー性皮膚炎+汗疹」ってのは、本当に厄介な体質だ。

風呂を沸かしつつ、scan 終了。‥‥しかし、やっぱり今回は切符が少ないな。11 枚/人(内「ご案内」が 3 枚)。なんといっても、料金券が 4 枚/人しかありません!!

風呂から出て、汗が引くのを待ちがてら、日記を書いてみたり。


FreeBSD で DVD 焼き(字幕編) [FreeBSD / DVD 作成]

先日客先に只見線の車窓風景を焼いた DVD を持って行くに当たって、字幕機能を使って駅名なんぞ入れてみた。

spumux の man page を見ると、字幕の作成には 2 つのやり方がある。

  1. 字幕用の画像 file を用意して multiplex する
  2. 字幕として表示する内容を text file で用意し、指定した font で image を自動生成して埋め込む

前者は menu 画面に button を配置するときに用いられる方法。埋め込める字幕の image は 1 種類だけだが(表示開始/終了時刻の指定は 1 組のみ可能)、その代わりにその image を区画で区切って button として定義し、それぞれに対する action を指定できる。一方、後者は大まかに位置を指定することはできるが button として動作させることはできず、その代わりに複数の文字列を連続して与えることができる。翻訳や telop などを字幕で挿入する際に利用するのは後者の機能だ。

この機能を利用するに当たり、DVDStyler にはこれを取り扱う機能が(現時点では)ない(と思う)。一方、'Q' DVD-Author ではそれ用の画面があるが、現時点では動作しないように見える(本当は使えるのかな?)。というわけで、現状では spumux に与える files を自分で用意し、手動で埋め込む必要がある。

これまで説明した手順は次の通り。

  1. fwcontrol(8) で吸い出して DV stream を用意
  2. transcode を使って MPEG2-PS に変換
  3. DVDStyler で基本的な構成を作成する
  4. 「一時 files を削除しない」設定で authoring を実行
  5. 生成された DVD image で menu などが期待通りに動作することを確認
  6. 'Q' DVD-Author で日本語化した menu 用の image を作成
  7. highlighted/selected text 用の image を元に @/gimp// で normal text 用の image file を作成
  8. DVDStyler が出力した設定 files や動画 files を利用して menu 画面用の stream を再生成し、dvdauthor を再実行
  9. 最終的に生成された DVD image で動作を確認し、必要に応じて処理を繰り返す

字幕を合成する場合、2. で生成した MPEG2-PS files に spumux で字幕を埋め込み、それを DVDStyler に与えることになる*1

まず、字幕 file の用意。字幕を表示させるには、「いつから」「いつまで」「どんな文字列を」表示させるかという情報が必要になる。時間軸に関しては「stream 先頭からの経過時間」または「stream 先頭からの frame 数」のどちらかで与えることができる(stream 毎にどちらかに統一しておくこと)。大抵は chapter を切るために time line を抽出するだろうから、それと同時に処理してしまえばいいだろう。

次に、それを「字幕 file」にまとめる。spumux が扱える format は複数あるが、私が実際に動作を確認したのは次の 2 種類。

  • .srt(subviewer / subripper 形式) →「経過時間」で記述
  • .sub(MicroDVD 形式) →「frame 位置」で記述

人によっては「.ssa 形式が最も確実」としているが、どんな header をつけるのが正しいのかよく判らなかったし、この 2 種類で十分だったので、今回は試していない。

.srt format は次のような書式で字幕を記述する。

1
00:02:17.000 --> 00:02:20.000
会津坂本

2
00:02:23.000 --> 00:02:26.000
会津坂本 発車

各字幕は「serial number」「表示開始・終了時刻」「表示内容」の組で構成され、それぞれの間は空行で区切る。Serial number が重複していたり不連続であったり単調増加していなかったりという場合の動作は未確認。時刻はそれぞれ stream 先頭からの経過時間。NTSC の場合は frame rate が約 29.97fps と中途半端なので、映画の翻訳字幕のように timing が severe な用途では小数部分を活用しなければならないだろう。表示する text に明示的に改行を含めたい場合は実際に改行を入れればいいらしいが、未確認。

一方、.sub formatは次のようになる。

{4054}{4174}会津坂本
{5100}{5220}会津坂本 発車
{20373}{20493}会津塩沢
{21313}{21433}会津塩沢 発車
{29823}{29943}会津蒲生
{30718}{30838}会津蒲生 発車
{43185}{43305}只見

各字幕は「{開始 frame}{終了 frame}Text」という書式で記述する。frame 位置は stream の先頭が基準。Text に改行を含める場合は「|」を使用する。

Frame number を明示的に得られる場合、.sub format のほうが圧倒的に楽。Frame rate の計算誤差も気にする必要がない。また、どちらの format でも GNU libiconv が扱える encoding で記述できる。ただし、内部的には UTF-8 に変換した上で処理されるので、mapping の狂いには要注意(特に記号など)。

最後に、これを spumux へ与えるための XML file を用意する。たとえばこんな感じ。字幕 file は EUC で記述した。

<subpictures>
   <stream>
      <textsub filename="001.sub" characterset="EUC-JP"
         fontsize="40.0" font="DF-HSGothic-W3.ttc"
         left-margin="60" right-margin="60" top-margin="20" bottom-margin="30"
         horizontal-alignment="center" vertical-alignment="bottom"
         movie-fps="29.97" subtitle-fps="29.97" 
         movie-width="720" movie-height="480"
      />
   </stream>
</subpictures>

記述できる tag とそれに与えられる parameter は spumux の man page にある通り。上記の例ではすべて記述しているが、必ずしも全部を与える必要はなく、default 値(man page に示されている内容がそれ)から変更したいものだけを記述すればいい。ただし、default 値は PAL 向けのものになっているので、NTSC 環境の場合は普通「movie-fps / subtitle-fps / movie-width / movie-height」の指定は必須*2。また、font= tag で与える font は ~/.spumux/ 以下で検索される TrueType font*3.TTF.TTC(TrueType font collection format)のどちらでも利用可能だが、index を設定する手段がないので、.TTC の中の index は指定できない(必ず先頭のものが使われる)*4。ISO8859-1 以外の encoding で字幕 file を記述した場合(日本語では必ずそうなるはず)、characterset= tag で使用した encoding を与える(encoding 名は GNU libiconv の document を参照)。

あとは、実際に埋め込めばいい。

spumux -P 001_spumux.xml < 001.mpg > 001_s.mpg

字幕の stream ID は 0〜31 の間で指定できる(default は 0)。複数の字幕を切り替えて表示したい場合は「-s」 option で ID を設定して埋め込む。表示時にこの ID が参照されていることは確認済だが、実際に複数の字幕を埋め込めるかどうかは未確認。

これで MPEG2-PS に字幕が埋め込まれたので、再生時にそれを参照できるようにすれば完了。字幕切り替え用の menu を作ればそれっぽいが、今回は必ず表示されていればそれですむので、最初の menu の pre action に

subtitle=64

という記述を追加してごまかした。ちなみに、表示する字幕を選択するには「subtitle」(もしくは「s2」)register に(spumux で埋め込む際に指定した)ID 番号を代入する。今回のように実際の ID 番号に 64 を加えた数を代入すると、user の操作に関わらず強制的に字幕が表示されるようになる(dvdauthor の document に記述がある)。

‥‥はっきり言って、日本語の menu を作るのに比べれば、ほとんど何も考えなくていいくらい簡単。拍子抜けするほど。

*1: 必ずしもその段階で字幕を埋め込んでおく必要はなく、最終的に 8. で dvdauthor を実行する前に埋め込まれていればいい。

*2: .sub 形式を利用する場合は時刻から frame number へ読み替える必要がないので frame rate の指定は不要かもしれないが、念の為に指定しておくのが無難。

*3: 実体を直接置く必要はなく、symbolic link を張っておくので構わない。

*4: もしかすると指定可能なのかもしれないが、少なくとも man page に記述はない。


あの駅は今 [TV]

かつて「新日本紀行」で訪ねた各地を再び訪れ、その今を伝える「新日本紀行ふたたび」。4/9 に放送される第 1 回は「幸福駅」だそうな。


地震 [災害]

突然「みんなのうた」が中断され、news が始まった。何があったのかと思ったら、10:53 頃、九州北部で最大震度 6 弱(福岡地方・佐賀南部)を観測する強い地震があったらしい。筑豊地方・佐賀北部・壱岐などで震度 5 強。tenki.jp の速報によると、震源は「福岡県西方沖/ごく浅い」だという*5。大きな被害がなければいいが‥‥。

*5: のちに「東経 130.2°、北緯 33.9°、深さ 9km」と発表された。M7.0。


ひる [日常 / 旅行準備]

朝飯を喰いがてら切符類の copy を取りに行く。

曇空で肌寒いが、道端ではいろいろな花が咲き乱れている。何カ所かには人の背丈ほどの高さの桃の木があって、満開。とてもきれい。


地震その後 [災害]

博多湾の入口に浮かぶ玄海島(福岡市西区)では多くの家屋の屋根が崩れ、また比較的大規模な崖崩れが複数個所で発生した他、十棟を超える民家が倒壊しているという。震源に近いだけに大きな被害が出ているようだ。せめて犠牲者が出ていないことを願う。


出発 [たび]

龍池さんを交えて、きんしちょお植むらでしゃぶる。

しゃぶっている間に、塩兄から質問が。

葵「『P の字の経路』*6ってあるじゃないですか」
五「あるねぇ」
葵「あれって、もし逆向きに組もうとすると、どうなるんですか?」
五「経路が環状にぶつかったところで打ち切り*7
葵「じゃあ、往復乗車券にすると?」
五「そもそも復路が片道乗車券を構成しないから、往復乗車券にはできないね」
葵「ああ、決められてるんですか」
五「たしか、往復乗車券の構成には、往復の経路が同じであることの他に『往路・復路のそれぞれが片道乗車券を構成すること』という条件があったはず。」
葵「ダメかぁー」

まあ、何を考えたかはなんとなく想像がつくんだけどね (^^;。ちなみに、あとで確認したところ、普通乗車券の種類を規定する旅客営業規則 第 26 条第 2 号で「往路または復路とも片道乗車券を発売できる区間であ」ることが往復乗車券の構成条件とされているので、ここに抵触する(条文は日本語としてややおかしいのだが、とりあえずそれはおいておく)。蛇足だが、連続乗車券を往復乗車券の一部として組み込むことはできない*8

閉店時刻に退散。緩行に乗る龍池さんと別れて、塩兄と上り快速列車に乗る。下り列車は遅延が出ているらしい。

上り列車は所定に東京着。ずるずると 9 番線に上がる。‥‥なんか、やけに人が多いな。

入線まではまだ時間があるので、その間にホームの NEWDAYS で飲み物など調達。‥‥やっぱり人が多いな。

*6: ここでは、経路の着駅付近が環状になっていて、かつ(発駅ではなく)経路の途中の駅に戻るような乗車券。たとえば、「大阪→(東海道)→東京→(東北・上越・信越・北陸)→米原」のようなもの。

*7: 例として上記の「大阪→東京→米原」という経路を逆に辿ることを考えると、米原から東京を廻って米原まで戻ってきたところで経路がぶつかるので、そこで計算が打ち切られて、「米原→(北陸・信越・上越・東北・東海道)→米原」と「米原→大阪」の 2 枚になる。学割などの関係で 1 連の乗車券として扱いたい場合は、その 2 枚で 1 組の「連続乗車券」を構成することになる。

*8: 連続乗車券は「片道乗車券や往復乗車券が発売できない場合に発売するもの」だし(「連続乗車券」になっている時点で既に「片道」も「往復」もない)、そもそも往復乗車券の構成条件では「片道乗車券」であることを必要としているので、これに反する。


久々の〔銀河〕 [列車]

1 号車の乗車位置で待っていると、所定時刻に神田方から入線。今日の牽引機は EF65 1110(田)。‥‥そういえば、ついこの間まで「東京口で EF65 牽引の客レは〔出雲〕と〔銀河〕だけ」と言われたりもしてた*9んだが、〔さくら〕と〔あさかぜ〕の廃止によって、気付いてみれば EF65 の方が多数派に‥‥。

自分の寝台に荷物を置き、暖かい飲み物を買い足すついでに編成を押さえてみる。大阪での引き上げ間合いが短くなったからな。‥‥それにしても、行先幕やら車輛やらの写真を撮っている連中がそこいらじゅうにいる。列車の最後尾に行くと、なんと写真を撮っているのが 10 人以上。普段でも自分が乗るついでに記念の写真を撮っている人は見掛けるが、今回は明らかに人種が違う。飲み物を買って A 寝台車に戻ると、「この列車に乗ったと判るようなものは何かないか」などと車掌に絡んでいるやつまでいた(寝台券買って乗ればいいじゃねえか)。‥‥こんな状況は、つい最近みたような気がするな。‥‥そうそう、列車の廃止が決まるとこんな感じになるよね。はっはっは。‥‥まさかなー‥‥

というわけで、今日の編成。
← 大阪1 号車6 号車
<EF65 1110(田)>(カニ 24 104][オロネ 24 103][オハネ 25 252][オハネ 25 167][オハネ 25 176][オハネ 25 160(銀)][オハネフ 25 132)

閑散期のせいもあって減車されてはいるが、いつ見ても〔銀河〕の車輛は状態がよく、外観も美しい。他の西日本持ちの編成と比べてもピカ一だ。まさに「磨き上げられている」という感じで、「名士列車」の面目躍如。

そんなわけで、所定時刻に発車。‥‥あれ、早速「おやすみ放送」ですか? 以前は横浜発車後だったような気がするが。途中駅の到着時刻案内すらも以前は品川発車後だったし。

更衣室で浴衣に着替えている間に品川に停車。更衣室を出ようとすると、ちょうど車掌さんが目の前を通過し、客室へ入っていった。あとを追うように自席に戻っていくと‥‥車掌さんは私の寝台を覗き込んで「おや?」という顔をしている。こんなこともあろうかと (^^; きっぷを手元に持っていたので、「はいはい〜」といいながら近づき、きっぷを 3 枚渡す。‥‥なぜ 3 枚かって?

  • 急行券・A 寝台券
  • 乗車券 1(ゆき券: 東京都区内→加賀温泉)(経由: 東海・草津線・関西・片町線・大阪環・東海・湖西・北陸)
  • 乗車券 2(別途片道: 草津→大阪)(経由: 東海道)

本当は「ゆき券」を山科折り返し(東海道→湖西→北陸)にして山科⇔大阪を別途往復で買った方が数百円安いが(今回の case ではそう買うのが一番安い)、あまりにも芸がないので、こんな買い方をしてみた。蹴上のところで京津線が切れていなければおけいはん経由で通過連絡にするともっと差が縮まるのだが(もしかすると安くなるかも)、間が地下鉄になってしまったので「通過連絡は 1 社のみ」という制限*10に引っ掛かってしまい、断念。

車掌さんはまず乗車券が 2 枚あるのに気付き、「ゆき券」の券面をしげしげ眺め、そのあと別途片道の券を見て、「草津から買われたの?」と訊いてきた。

五「ええ」
車「山科からでよろしかったのに」
五「いや、『ゆき券』が草津から南に降りていく route なので」

「え?!」と叫んだ車掌さんは慌てて「ゆき券」の経路を指でなぞりながらじっくり確認し、「ほんとだ、そうですね。ここしか(と『東海・湖西・北陸』と書かれた部分を指さし)見てませんでした f(^^;。すみません」と苦笑い (^^;

車「おもしろいですね ;-)
五「いえいえ、すみません、ややこしい買い方で (^^;

安心した面持ちで入鋏した車掌さんからきっぷを受け取る。

車「はい、どうもありがとうございました :-)
五「ごくろうさまですー :-)

ちなみに塩兄は先に改札を済ませていたはずなので、本来ならこの event は既に flag が倒れている(← その表現はやめれ)。どーだったのか 問い詰めて 訊いてみると、

「最初に『ゆき券』と寝台券だけ渡して、もう 1 枚を出すのが遅れたので、それを渡す前にさっさと入鋏して返されてしまいました。出しそびれた」

いかんのう (^^;。しかし、車掌さんが早とちりするほどに「山科折り返し」は結構一般的なんだな、と改めて実感*11

朝が早かったこともあって、早々に布団に潜り込む。ちなみに、「おやすみ放送」は東京発車直後だったが、減光は以前と同じく横浜発車後(戸塚附近)だった。

*9: かつて「ブルートレイン」の牽引機と言えば EF65 だったのだが(80 年頃のいわゆる「ブルトレブーム」時はそうだった)、その後九州ブルトレを中心に EF66 に牽引機が変更されて以来 EF66 牽引の列車が多数派となっていた。

*10: この制限は連絡運輸規程などにも全く明文化されておらず、はっきり言ってしまえば JR 東日本の「俺ルール」。「IGR いわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」を連続して通過するのは OK、なんていうあたりにもそれが現われている。首都圏発着ならそれでもまあいいのかもしれないが(東京を発着点として拠点間を最短経路で行き来するだけならこの制限には引っ掛かりにくい)、たとえば北陸方面から東京を経由して〔はくたか〕・上越新幹線・〔北斗星〕を使って北海道に行くとか、北海道から〔北斗星〕と東海道新幹線を乗り継いで紀伊半島方面や鳥取方面へ向かうなどすると、簡単に引っ掛かる(名古屋と紀伊半島方面を結ぶ快速〔みえ〕や特急〔南紀〕は全列車伊勢鉄道を経由するし、大阪・京都・岡山と鳥取方面を結ぶ〔S はくと〕〔S いなば〕も全列車智頭急行経由)。国鉄の分割民営化以後、優等列車が高規格の第 3 セクター鉄道を bypass として(旅客の意志に関わらず)通過するところがいくつもあるのに、この制限はどうなんだ? ‥‥と JR 東日本に問い合わせたところ、「お客様のご利用状況を考慮してこのようにしているので、理解しやがれ」と判で押したような返事が返ってきた。使えねー > グリーンカウンター

*11: なんといっても、大阪駅には「山科折り返し」の乗車券専用の途中下車印なんてものまで存在する。



[後日へ続く]

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