「書きかけの歳時記」
2004/03版 その1

(since '05.04.25)

この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。

取扱上の注意

[前日へ続く]

2004/03/01 (月) 雨一時雪のち曇 <〔なは〕号で行く「さよなら鹿児島」tour・0 日目>

ひる

どーも朝から雨がしとしと‥‥と思っていたら、1330 時頃に銀行に行くべく外に出ると、ブワァーッと雪が!!

なんじゃそりゃ!!と思いながら用を足しているうちにだんだん弱くなり、14 時頃からは雨に。うーん‥‥。

そんなわけで

午後は客先で打ち合わせ。

ゆうがた

18 時頃急いで 口で吸え 離脱。

浅草橋で鍼。相変わらず肩・首の状態は良くないが、動かせる範囲が結構広くなってきた。なんとかなりそう。

よる

荷物の最終確認をして、家を出る。‥‥なんか忘れてるような気がするな‥‥と思いつつ大通りへ出て、taxi を捕まえようと思った、そのとき。‥‥ s30 忘れた! (__;

慌てて取りに戻り、改めて taxi を捕まえ直して、錦糸町へ。s30 そのものはいざとなればなくてもいいんだが、その bag に今回のきっぷ一式が入っているので、これがないと‥‥ (^^;

で、いけがみさん塩兄ちゃん内川さんめがやんと 5 人でしゃぶりまくる。うひょひょひょひょ。

今日は二次会はなしで解散。私と塩兄ちゃんは総武快速線で東京へ。

しゅっぱつ

地下 5 階から 2 階までよじ登り、東海道線ホームへ。

20 分ほど待つ間に、飲み物などを買い出し。すぐ近くの NEWDAYS は改装中だったので、神田方の売店まで足をのばす。

定刻に〔銀河〕が入線。早速車内へ。

‥‥早速寝台の位置を間違える (__;。肩の痛みが気になって、いつも以上に頭が回転していない風味です‥‥。

そして、定刻に発車。今日の機関士は引き出しがむちゃくちゃうまいです! 完全に無衝動。車輪に flat もないので、外を見ていないと、車軸の微妙な転がりが伝わってくるのに気付かない限りいつ動き出したのか判らないほど。さすが名門、東京機関区。

なんかつかれているので、減灯のあと、早々に沈没。


2004/03/02 (火) 曇時々晴のち一時小雨 <〔なは〕号で行く「さよなら鹿児島」tour・1 日目>

あさ

寝たのが早かったせいか、浜松停車中に目が覚める。結局、その後大阪まで眠れないまま悶々と。

0718 時、定着。いつものように引き上げを見送ったあと、いつもとは違って桜橋口へ。改札を出て、すぐ向かいにある coin locker に荷物をぶち込む。

いつもの店で朝飯。そして、御堂筋線で心斎橋へ移動して、清水湯でひとっ風呂。これもいつもの通り。

本来ならこのまま神戸へ直行するところなのだが、〔銀河〕号の中で腕時計の電池が切れてしまったので、ヨドバシの開店を待って、電池交換。

阪神梅田へ取って返して、「有馬湯けむりクーポン」(1,700 円)を購入。夏に発売していた「神戸 1 day チケット」(阪神拡大版: 1,500 円)よりもフリー乗降区間は狭いが、有馬温泉へ往復するだけなら十分だし、いろいろ割引券がついていて往復運賃より安い。

ちょうど入線していた直通特急に乗り込む。山陽電鉄の cross seat 車*1ラヴ!

一路元町を目指す。‥‥相変わらずのじぇっとこーすたーぶり。つか、てくにかるこーす? (^^;

*1: ほぼ新快速と同等。

ひる

元町で下車。とりあえず三宮神社を見に行って、その足で洋食の店「あいはら」へ。

1130 時頃着いたので、待たずにすんなり座れた。塩兄ちゃんはビフカツを、私はヘレカツを。肉がフワフワ。Sauce もグー。

元町駅へ戻って、新開地へ移動。三田行に乗り換える。そして、すぐに発車。ないす乗継ぎ。

そして、神鉄。‥‥ぐいぐい登る。最大勾配 40‰ をモノともしない。あっと言う間に山の中。つか、ついさっき見上げていた高層マンションを 1 分後には見下ろしているってのは、どうなのか (__;

ありま。

そうこう言っているうちに、有馬口へ。乗り換えて、程なく有馬温泉到着。

まずは「金の湯」へ。「湯けむりクーポン」に付属している「チケット」のおかげで 2 割引なのだが、券売機に割引料金の券はないので、直接受付で支払う。‥‥さすがに、前回来たとき(日曜の午後)よりは空いてるな。しばしまったり。

風呂から上がって、休憩所で少し休んだあと、次の目的地へ。順当にいけば次は「銀の湯」なのだが、今日は定休日らしいので、その代わりに前回行かれなかったところを中心に歩きまわってみることにする。

まずは、近くの源泉へ。前回見落としていた「天神泉源」を目指して‥‥なんか、急な登り坂になったんだけど、この方向で合ってるのかな?

‥‥お、あったあった。名前の通り、天神さんの境内に源泉がある風味です。しかし、なんか工事してますよ‥‥?

「関係者以外立ち入り禁止」だったので、そのまま前を抜けて反対側へ降りてみると、そこに告知が。‥‥源泉を撤去する工事なんですか @_@;

このあとは、せっかくなので前回行きそびれた「地獄谷」に行ってみることにする。Guide map によるとあたご山公園を抜けていくと近そうなので、そちらへ向かう。

温泉街をやや降りて「御所泉源」へ。そこから今度は南に登って温泉寺に出る。さらに境内の隅にある鳥居をくぐって温泉神社への長い石段を‥‥登ると見せかけて、途中で脇道に。

道の入口は緩やかそうに見えたんだが、すぐに急な登りになる。あぅ。とにかくよじ登っていくと、やがて「梅林」に到着。‥‥はっはっはっ。眼下に温泉神社を見下ろしてますよ‥‥。しかも、梅林の奥から神社に降りる道もある。これは、素直に温泉神社を抜けてきたほうが楽だったな‥‥。しくしく。そのかわり、眺めは良かったけど。

ともあれ、ここまで登ってきた道をさらに奥へ。ここからは道も比較的緩やかに。途中で反対側へ抜ける分岐があったが、せっかくなので山頂を目指すことにする。

ぐいぐい登っていくと、やがて山頂に到着。‥‥木立が邪魔で、見晴らしはあまりよくありませんな。

その奥(東側)の一段低いところに屋根付のベンチがあるので、降りるついでに寄ってみる。‥‥木立が少ないので、温泉街の眺めは山頂よりこちらの方が良かったりする。

ベンチがある広場から裏側へ降りる。登ってきたときの分岐から続く道と合流し、さらに下へ。急な坂はすぐに終わり、「かんぽの宿 有馬」の脇から道路に出ると、その角に有馬ループバスの「虫地獄」停留所があった。うーん、遠回りでも、ropeway 駅方面を経由してきた方が、楽だった風味です。もし愛宕山に登りたかったとしても、こちら側から入ったほうが楽。Timing が合えば、ループバスを利用するのが一番いいんだが。

道を横断し、50m ほど ropeway 駅の方へ歩くと、「鳥地獄」「炭酸地獄」「虫地獄」の石碑と、「地獄谷」の案内板がある。この辺り一帯*2を総称して地獄谷と言うらしい。名称の由来は、昔この谷で虫や鳥が大量に死んでいたからだそうで、その原因はこの辺りの地層から吹き出していた炭酸ガスのせいらしい。確かにこの谷を東に抜けたところの崖下には「炭酸泉源」がある。二酸化炭素は重いので、地層から吹き出た gas が谷に溜まり、そこに迷い込んだ鳥や虫が酸欠で死んだのだろう。ちなみに、鳥や虫の大量死の原因が「炭酸ガスのせいだ」と分かったのは明治以後のことだそうで、それまで住民はさぞかし畏れたことだろう。

「かんぽの宿」の前を通って、東側へ歩いていく。どうでもいいけど、よくもまあこんなに辺鄙なところに宿泊施設を作ったもんだ。温泉街からは山の真裏で、周りには何もない。唯一の利点は ropeway の駅まで近いということくらいだろうが、そもそも宿自体が車でないと行く気にならない場所にあるので、ほとんど意味はない。ここに限らず、「かんぽの宿」は辺鄙なところにあるものが多く、ここも「合理性を欠く資金運用」の典型のような。ところで、その「かんぽの宿」の東隣、谷が開けるところにある「銀の湯」の近くまで続く急斜面には、かなりの規模で造成をやりかけて途中で放棄したような空間が広がっているわけですが、これはいったいなんなんだろう。

谷を抜けると、右手の山側に鳥居が現れた。有馬稲荷神社だ。こんなに奥にある*3のに、鳥居は非常に美しい状態。鳥居の内側はすぐ石段になっている。さすがにもう登る気にはならなかったので、上を見上げるだけにしておいたのだが‥‥石段の下に置いてある賽銭箱のような箱はなんですか (^^;

鳥居の横には、2 階建ての小ぢんまりとした民家のような建物が。土産物やかと思ったのだが‥‥なんと、「有馬稲荷神社綜合案内所」なる看板が! ううむ‥‥ (-.-;

「案内所」からさらに 100m ほど東に行った場所に、崖にへばり付くようにというか、崖上に引っ掛かっているようにというか、とにかく民家が建っている。その隣から、やはり斜面にへばり付くように下り坂が分かれている。「タンサン坂」というらしく、降りていくと炭酸泉源の脇に出る。下り口の脇には「車両進入注意」という大きな看板が立っていて、それによると、この道は「<下り通り抜け不可>」で‥‥巾 1.5m のつづら折りの道なのに、約 45°の下り急勾配‥‥。そりゃ、降りられないわな (__;

んで、我々は徒歩なので、その坂をずるずる降りていく。まあ、坂の終点でもある「たんさん泉源」はすぐ下に見えているので、長さそのものはそれほどでもない。それより、坂の脇で崖にへばり付いている民家が危なっかしい。その民家の向こうには件の造成現場が拡がっていて‥‥いったい、何をしようとしたんだろう (-.-;。なんとなく「バブルの名残」という雰囲気が漂っていたりもするが。

ともあれ、「炭酸泉源公園」へ降りてきた。試飲用の蛇口があるので、今回もそこへ行ってみると‥‥なんか、コップが置いてあります。前回来たときにはなかったよなぁ。まあ、せっかくあるので、利用させてもらう。ここはその名の通り「炭酸水」が沸いてるんだよね。しゅわしゅわ〜〜。昔はこれに砂糖を入れてサイダーとして飲んでたらしいですよ?

一休みしたあと、炭酸泉源前の道をさらに東へ。ちなみに、ここから北へ向かうとすぐに「銀の湯」があるのだが、今日は休みらしいので、今回はやはり「クーポン」の特典で利用できる「有馬ビューホテル別館 日帰り温泉」へ向かう。

住宅地の中の道を、建物の合間から温泉街を見下ろしつつぽてぽて歩いていくと、先ほどの「地獄谷」から続く道にぶち当たるので、それを左折。六甲川を右に見ながら少し降りていくとすぐに川にかかる橋があるので、右に折れてそれを渡る。この橋は「杖捨橋(つえすてばし)」というそうだ。何やら謂れがありそう。ちなみに、ここまでの地獄谷から続く道は「こぶし道」というらしい。で、この橋は「名鉄ハイキングコース」に含まれてるらしいが、どこからどう繋がってるのかは不明。

橋を渡るとすぐ、右に分岐する道が。その道の入口には、こんな看板が。

ここから先 駐車場ありません。
道が狭いので、車の回転出来ません。
車を入れないで下さい。

‥‥折しも、後ろから車がやってきて、しばらくその看板の前で停まって悩んだ挙げ句、結局その道を登っていった。ちゃれんじゃーだなぁ。

一方前を見ると、向こう側から来た大型 bus が、道の山側にある施設の敷地に顔を突っ込みかけたまま停まっている。おかげで道がほとんど塞がれていて、実際 bus の裏側から焦れているようなクラクションが聞こえる。なにやってんだ? 邪魔だなぁ。敷地内に障害物でもあるんか? と思いつつ近づいてみると‥‥うを! 敷地内に乗り上げようとして尻餅ついてます!! 路面についた傷を見るに、擱座した挙げ句、後退してやり直そうとしたら、少し戻ったところでいよいよ進退極まったらしい。一気に突っ込めば良かったんだろうにねぇ‥‥。運転士もお手上げ状態で呆然と突っ立っている。

Bus の尻ぺたを回り込んで、さらに先へ。程なく左に分かれる道が現れる。道の 100m ほど先に、ガソリンスタンドと gate が見える。看板によると、そこが目指す「日帰り温泉」らしい。ずるずる降りていって、gate で「チケット」を渡し、中へ。

駐車場の横をてくてく歩いて、建物の入口へ。玄関を入って靴を備付の袋に入れ、そのまま手に持って*4正面へ。突き当たりの右側に降りる escalator があるのでそれを降りるとまた突き当たり、それを右に行くと隣接する hotel に通路が続いているようだ。入浴施設は escalator を降りたところから左後方へ回り込んだところにあるので、我々はそちらへ。

左に回り込むと、前方に休憩用の広間が見える。浴室へはその広間から右の脱衣所入口から入っていく。なんか、造りが健康ランドっぽいな*5。それはそうと、結構混んでるな。温泉街は全体に人気が少なかったんだが、ここだけ妙に人が多い。

すぽーんと服を脱いで、浴室へ。浴室には、大きな浴槽が二つ。それぞれ、天井から「金の湯」「銀の湯」と plate がぶら下がっている。実際、浴槽の中の湯は金泉と銀泉で、つまるところ、ここ一カ所で両方のお湯が楽しめる、ということらしい。

しばらくまったりしたあと、脱衣所でまた服を着て、休憩所へ。缶飲料など飲みつつ、しばしぐったりしてみる。休憩所の片隅には massage corner なんぞありますが‥‥暇そうですな。

しばらくぐったりした後、出発。玄関を出て、行きに入ってきた gate とは逆の左側へ降りていく。建物に沿ってしばらく下り、hotel 側の入口の前にある gate をくぐって道に出て、さらに降りていく。

川沿いの道を降りていくと、万年橋の袂に「兵衛向陽閣」という宿が。「♪ありーまひょーえーのこーうよーうかっくへー!」という CM song で個人的にお馴染。

「どーもあの phrase が耳から離れないんだよねー」
「あの歌って、何気なくキダタローが作曲してるんですよね」
「あー。ところで、キダタローというと、俺としてはどーしても『日立製作所』が連想されるわけで」
「? なんでですか。なんか関係ありましたっけ」
「いや、昔、日立の TV(受像機)の brand が」
「『キドカラー』かよ!」
「あのほら、語感が」
「えー」

とかしょーもない話をしているうちに、「ねね橋」へ着く。さらに川沿いにずるずると駅へ。

*2: 今越えてきた愛宕山と、石碑の裏側にそびえる射場山とに挟まれた谷間。要は、「かんぽの宿 有馬」を中心として、その前を通っている道路のあたり。

*3: 有馬温泉の中でも「たんさん泉源」は中心部から外れた奥にあるが、ここはその炭酸泉源からさらに裏手に登ったところにある。

*4: 靴用の locker もあるが、有料らしい。玄関には靴を入れるビニール袋とその回収箱が置いてあり、他の入場者は皆それを利用している。Locker を利用している人は見当たらなかった。

*5: あとで調べたら、旧称は「有馬ヘルスセンター」だったらしい。現地にいるときは「経営難になった健康ランドが有馬ビューホテルに身売りしたのでは?」と勘繰っていたのだが、そういうことではないらしい。

ゆうがた

1600 時に有馬温泉駅に到着。次の列車は 1609 発。有馬温泉〜有馬口間は一部の列車を除いて間合いのあまりない折り返し運転なので、直前にならないと列車が来ない。しばらく改札前でうろうろ。塩兄ちゃんを運賃表の前に連れていって、三ノ宮までの運賃が北神急行経由で 900 円(片道で!)、神鉄経由でも 690 円かかるのを見せてみたり。ちなみに、阪神梅田までは 970 円。繰り返しだが、今回利用した「有馬湯けむりクーポン」は、入浴施設の無料券や割引券がついて 1,700 円。

1609 発の列車で有馬口へ。数分の連絡で新開地行に乗り込む。

新開地で乗り換え。1657 時発の直通特急。やってきたのは行きと同じ山陽の転換 cross seat 車。らぶ。結構混んでいたが、無事に着席。

よる

梅田で一旦地上へ出て、郵便局へ。大阪駅前は地下道でしか行かれないところと地下道では行かれないところがあるので、しばらくぐるぐる。なんとか辿り着いて、1 件振込を処理。小雨がぱらついてきたが、大勢に影響はなさそう。

さて、晩飯はどうしよう‥‥と思っていたら、塩兄ちゃんがお好み焼き屋を物色していた。何軒かめぼしいところがあったようなので、あたってみる。

阪急三番街をうろうろしてみたが、どうもよくわからない。結局一旦駅まで戻って、ヨドバシの北方を通って新梅田シティの滝見小路にある「きじ」へ。結構混んでいたが、ぎりぎりで並ばずに座れた(我々が入った直後に queue が発生した模様)。2 人で合わせて 6 種類ほど焼いてもらって、1 人当たり 2k 円強。うほほほ。うまかったですにゃ。身体はソース臭くなったけど。

取って返して、駅構内のコンビニでのみものや翌朝用の食糧を買い込む。車販がどこから乗ってくるか判らなかったので、食糧の確保は重要。

このあとは〔なは〕に乗る。〔なは〕号は大阪にも停まるが、せっかくだから始発から乗りたい。というわけで、新大阪までの乗車券を買って、緩行線で新大阪へ。201 系ラヴ*6

「発車の 30 分前には新大阪に着いておこう」という当初の目論見通り、1950 時には新大阪着。〔なは〕号の発車は 2022 時。〔なは〕が発車する 17 番ホームでしばらくうろうろ。それにしても、ホームの案内板に書かれた「九州方面 ブルートレイン」の表示が、なんとも趣き深い。在来線が虐げられる一方の東京近郊と違って、在来線特急に一定の存在感がある関西ならでは、という感もある。

17 番線から〔ひだ 34〕号を見送ってしばらくして、〔タンゴエクスプローラー 3〕号が 18 番にやってきた。これがしばらくぼーっと停まっている間に、ホームで暇そうにしている駅員に〔なは〕号の入線時刻を訊いてみる。‥‥ 2019 時ですか? 新大阪はホームに余裕がある*7し、大阪では〔きたぐに〕が 20 分ほど前には入線してくるので、もっと早く入ってくると思ってたよ‥‥。ひたすら暇。

〔なは〕号

〔タンゴエクスプローラ 3〕号やら隣のホームに発着する新快やらを撮影しているうちに、ようやく〔なは〕号が入って来る。早速個室に潜り込む。

今回取ったのは B1「ソロ」。集中電源方式の 24 系編成の 5 号車だから 6 両目に位置しており、やはりそれなりに衝動がある。まあ、許容範囲ではある。ヘタすれば、電車でもこれくらいの衝動はあるし。

それにしても、〔北斗星〕の B1 もそうなのだが、どうも空調や換気扇を動かすとタバコ臭い。吸排気経路が長すぎて煙がこもっているか、他の個室から流入してくるんだろうか。いくら個室とはいっても寝台使用中は元々禁煙なのだから、個室内での禁煙を徹底してもらいたい*8もんだ‥‥。

ところで、この〔なは〕の個室にはコンセントがあります。素晴らしい! 寝台も下段は door 部分に靴を脱ぐためのへこみがある他は個室内全体に拡がっているので広いし、ちょっと工夫すると door 前の空間も埋められる*9ので、天地寸法が低いのと荷物の置き場がないのを除けば、解放 A 寝台並み。ただ、私が使った部屋は室内灯の switch 回路の繋ぎがおかしい*10のと、案内放送の音量が極端に小さいのだけは、どうかと思いました。あと、トイレの循環装置が壊れてた。

大阪を出てしばらくすると、車掌が改札にやってきた。「大阪から一旦新大阪まで折り返して乗ってきたので、新大阪→大阪間の乗車券を切ってくれ」ときっぷを見せながら頼む。悩む車掌。ていうか、悩むなよ*11。もう一度じっくり説明して、「なんかよく解らないけど、金払ってくれるって言うんだから、もらっておこうか」と納得しない様子で車補を切る車掌。うーむ。まあ、新大阪で一旦改札を出て、改めて大阪までの乗車券を買って入っていれば、車掌の手を煩わせなかったのは確かなんだが。

ともあれ、〔なは〕号は順調に走っていく。三宮に停車したあとは、姫路・岡山などの主要駅のみ停車していく。ありがたくコンセントで note と camera を充電させてもらいつつ、おやすみなさい‥‥。

*6: どうせ 1 駅なので、混んでいる新快は避けてみた。201 系好きだし。

*7: 実際のところ、1951 時に〔ひだ 34〕号が発車したあとは〔なは〕号まで 17 番を使う列車がない。

*8: 解放 B 寝台や 583 系と異なり、特に〔なは〕号のような rail 方向に寝台が配置された改造 B1 は寝台の解体が不可能なので、座席形態での利用は事実上できない(〔北斗星〕のような枕木方向に寝台が配置された B1 とは違って床が露出していないので)。個室外に喫煙場所の設定ができないなら、本来車両そのものを「禁煙車」として設定すべき構造になっている。「個室寝台は喫煙」と一律に設定するのはどうかと思うのだが。ちなみに、個室寝台のみで構成されている 285 系(「サンライズエクスプレス」)には禁煙車と喫煙車の別があるし、「喫煙車でも喫煙可能なのは deck の喫煙場所のみ」と明記されている。

*9: ていうか、備え付けの「あるもの」の寸法がいかにも以下略。絶対に狙って作っただろ。あー、個室の備品は、必要以上に汚さないよう、くれぐれも気をつけましょう。次に利用するお客さんに迷惑をかけないように。

*10: Door の脇と枕元の switch 盤の 2 個所に switch があるのだが、普通の 3 線式配線ではなく、「枕元の switch が主電源、door 脇は sub」になっていた。それに気付かず、最初 door 脇の switch をパチパチやっても灯かないので、壊れているのかと思った。なぜ最初に door 脇の switch を試したかというと、そっちは「ほたるスイッチ」(= off 時に緑の lamp が点灯する)だったから。ふつー、それをいじれば電灯がつくもんだと思うでしょ (-.-;

*11: もちろん、払わないといわゆる「キセル乗車」になる。黙ってれば判らないと思うけど、やっぱり、提供された役務に対する対価は払わないと、気分が悪い。


2004/03/03 (水)


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この日記は、GNSを使用して作成されています。作製者の GORRY さんに感謝 m(__)m