「書きかけの歳時記」
2003/11版 その1

(since '05.04.25)

この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。

取扱上の注意

[前日へ続く]

2003/11/01 (土) 晴 <さよなら「かべせん」tour・1 日目>

未明

2 時頃から 3 時半頃まで、屋根を打つ雨音で時々目が覚める。

あさ

米原を出た辺りで、周りが騒々しくなって目が覚める。やっぱり、B 寝台は何となく落ち着かない。寝台も狭いしなぁ。

関西はいい天気。京都を出てから着替える。新大阪で、降りていくきわもぽ主将を deck からお見送り。

大阪着は定時。入れ違いに引き上げていく〔日本海 2〕号を見送る。今日の編成は「金帯」と「白帯」の混結(しかも前半部分はほぼ交互)という不思議な編成 (^^;

乗ってきた〔銀河〕の編成を押さえる。こちらは「白帯」「ステンレス帯」「銀帯」の混結。

途中で隣に入ってきた〔ちくま〕の編成を見てびっくり。なんと、国鉄色の 381 系。こないだまで 383 系だったのに、いつの間に‥‥。ふと見ると、5 番ホームには camera の放列が‥‥。ちなみにその〔ちくま〕、海シンの編成だった。どこに隠し持ってたんだか‥‥。

改札を出て、朝飯。このあと風呂に行くけど、今日はすぐに大阪を離れてしまうので、荷物は預けない。2 階に上がって、気の毒なほど空いている「メルシー」で「ハーフアンドハーフ」(カレーとハヤシが乗っている)を。‥‥またカレーだな (^^;

喰い終わって、御堂筋線で心斎橋へ。土曜のせいか、地下鉄は非常に空いている。

いつもの「清水湯」でまったり。ふはー。

服を着ていたら、脱衣所のそこらじゅうでたばこを吸い始められてしまったので、早々に脱出。せっかく風呂に入ったばかりだというのに、露出していた顔などが痒くてたまらない。

〔はまかぜ 1〕

大阪駅にはかなり早く着いてしまい、しばらくホームで待つ。同じ 2 番線から先に出る〔S はくと〕を見送ると、いよいよ入線してきた。堂々の 5 連。

大阪発車。2 号車のグリーン車は、私の他に家族連れが 1 組。他の車は、ほぼ定員。

三宮でやや乗ってくる。それでも、車両の半分までは埋まらない。

山陽本線を快走。しばらくして姫路に到着。ここで方転があるのだが、放送が流れるや否や後ろの席のオバハン 2 人組が座席の向きを変え始め、私にも「方転すれ」と言ってきた。姫路には 5 分も停まるんだから、何も駅入線時の揺れまくるときに慌ててそんなことをする必要はない。なので、「停まってからでいいでしょ」と答える。

姫路を出て播但線に入る。ここまでほとんど揺れを感じずに走ってきたが、線路の状態が山陽本線に比べるとかなり落ちるので、さすがに揺れ始める。まあ、しかたがないよね。

沿線は山陽路に比べるとやや涼しいらしく、冷房がまわっている時間がかなり短くなる。そうなると相対的に engine 音が目立ってくるんだが、G 車のせいなのか中間車であるせいか、非常に静か。発車時に蒸け上がる音ですら、最近のポンコツな通勤電車の CP 音よりよほど静か。

やや涼しいと入っても、沿線の紅葉はまだまだこれからといった感じ。車内は空調が静かになったせいもあって、三宮から乗ってきた家族連れの子供のうるささが耳に付く。大阪から乗ってきた家族連れも年齢層は同じくらいなのだが、こちらはとても静かで、いつのまにか降りていたのにも気付かなかったほど。ところで、沿線に「播但線複線電化」という看板が立っていたが、その前に軌道改良をしたほうが効果はあると思います‥‥。

和田山から山陰本線に入る。この線も決して rank は上のほうではないが、さすがに播但線に比べるとかなり状態はいい。列車は快調に飛ばしていく。

豊岡で、うるさかった家族連れを含めて、かなりの人が降車。G 車の客は 3 人だけに。

城崎を出ると、右の車窓に日本海が見え始める。非常に天気が良く、真っ青な海の色が美しい。

香住でさらに 1 人下車。車内は 2 人だけに。早めに車内整備を終わらせるためか、作業員のおばさんがゴミの回収を始める。ついでに車内も「ゴミがあればどうぞ」ト袋を持って回ってくれている。これは有り難いね :-)

鎧を過ぎ、tunnel を 2 つくぐって、餘部橋梁を通過。日本海が美しい。今日ここでこの列車を撮影した人は、綺麗な画が撮れただろう。

浜坂に近づくと、やや雲が出てきた。といっても、雨が降りそうな感じは全くない。快適にキハ 181 系の力強い走りを堪能する。

終着の浜坂には微妙に早着風味。1 番線。

普通(浜坂→鳥取)

間合いは 2 分しかない(ちなみに、これは所定の接続)。地下通路を通って急いで3 番線に移動。停まっているのはキハ 121 の単行。つまらないことこの上ない。座席も妙に窮屈だし。

車内は学生で混んでいたが、なんとか着席。残っていた席の box には先に女の子が 2 人連れで座っていたのだが、空席に座ると、なぜか恥ずかしがってきゃあきゃあ騒がれた。この reaction はなんだろう‥‥。

しばし後、〔はまかぜ 1〕号からの乗り換えが終わるのを待って、微妙に遅れて発車。2 人連れの女の子の片割れは次の駅で降りていった。入れ替わりに、別の女の子が座ってくる。この子も、2 人連れの知り合いらしい。

やっぱり、キハ 121 はかなりちゃちっぽい。車体は変な揺れ方をするし、tunnel 内を走っていると engine の唸りが変に車体に響いて、発生した重低音が身体に圧迫感を与えるし。

居組に停車。木造でこぢんまりした、それでいて状態のいい駅舎が現役で頑張っている。それにしても、山陰本線って、いい感じの駅舎が結構残っている気がする。西のほうの温泉津周辺なんかは、そのまま模型の motif になりそうだ。

居組で制服やらジャージやらの集団がおおよそ降りてしまう。はたと気付くと、周囲は何やらドリルめいたものに取り組む女の子だらけになっていた。‥‥流行ってるのか?(← そんな筈はありません) あとから座ってきた女の子も何やらやっていたのだが、風貌や雰囲気から中学生か高校生くらいかと思っていたら、「小学生ワーク」なるものをやっているのをみてギョッとする。小 6 ですかー! 最近の娘って大人っぽいねぇ‥‥ ← 別に肉体的に発育してるとか化粧がすごいとかじゃなくて。

途中の駅でまたもやどっと学校帰りらしい制服の集団が乗ってくる。私の box は 2 席空いていたのだが、またぞろ女の子 2 人連れがやってきてきゃあきゃあ騒いでいる。何事かと思っていたら、そのうちの一人が「座ってもいいですか‥‥?」と訊いてきた。まさか最初は私が訊かれていると思ってなかったんだけど、どうも俺に言ってるのかなと思ってふと見るとバッチリ目が合う。‥‥おいおい、笑顔がひきつってるぞ。腰も引けてるし (-.-;。「あぁぁ、どうぞー」というと、ホッとした顔で座ってきた。‥‥別に怒りのオーラとか出してたつもりはなかったんだが‥‥ (__;

‥‥まあ、とにかくですね。車両がちゃちなことを除けば、天気はいいし、ポカポカとして、つい眠くなるような昼下がり。

鳥取の手前の駅から終点の鳥取までは、12 分間にわたってひた走る。その間はそもそも駅がない。ひたすら山の中。鳥取到着の 3 分前にぽんッと平地に出たかと思うとそこは既に街中で、あっという間に高架に駈け上がって、鳥取到着。ここから西側は割と平地が続くんだけど、平地の東端に鳥取の街が位置しているのがよく判る。

鳥取

ここでの間合いは 90 分ほどあるので、一旦改札を出る。微妙に汗ばんでるし、何より清水湯で煙に巻かれて皮膚が痒いので、温泉に行くことにする。だがその前に、昨夜きわもぽ主将と話していて三段峡についての情報を収集したほうが良さそうだったので、本屋に寄らねばならない。

まずは、改札を出たすぐ左側の駅舎内の観光案内書で、駅から程近い「鳥取温泉」の案内書をもらう。くれたのは、「鳥取まるごとナビ」なる、結構立派な冊子。温泉だけでなく、砂丘などの主要な観光地や、名産のカニ料理などの gourmet 情報、市内や観光地への交通案内、そして案内地図まで付いている、至れり尽くせりの内容。素晴らしすぎますっ T_T

次に駅舎を出て、駅に併設されている駅前交番へ。若い巡査が立っていたので、「この辺りで一番大きな本屋はどこにありますか?」と訊くと‥‥「いやぁ、ありませんねぇ (^^;」。きゃーーー!

当たり前と言えば当たり前なのだが、鳥取では車が生活手段になってしまっているので、地元の人は、郊外型の店舗に車で出かけてしまうんだそうだ。「何で行かれます?」と訊かれたので、「いや、歩きで‥‥」と答えると、駅前正面の通りを真っ直ぐ行くと、程なく右手に「今井書店」という店がある、そこがこの近くだと一番大きな本屋ですねぇ‥‥と、不安気に教えてくれた。

礼を言って、ともかくその店を目指す。鳥取温泉もどうせ駅より少し北に寄ったところにあるので、ほぼ通り道。2 つ目の信号を過ぎると、道の右側に‥‥をを、たしかにありました。しかし、ちょっと大きめな「町の本屋さん」と言った感じのところ。巡査が心配になるのも解る。

早速 guide book corner へ行って、漁ってみる。が、めぼしいものは見当たらない。店の方に訊いてみると、わざわざ一緒になって探してくれたりもしたのだが、やはり無かった。やむなく、別方面の guide book と雑誌を 1 冊づつ買って退散する。店員さんは恐縮すること頻りだが、とんでもない。いい店だー (^^)

さっき通り過ぎた交差点を折れて、温泉に向かう。観光案内所でもらった冊子によると、この時間に営業している温泉は 2 軒。今回は一番近い日乃丸温泉に行くことにする。

交差点からぼてぼて歩くこと約 5 分、目指す日乃丸温泉に到着。


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