「書きかけの歳時記」
2003/07版 その2

(since '05.04.25)

この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。

取扱上の注意

[前日へ続く]

2003/07/11 (金)


2003/07/12 (土)


2003/07/13 (日)


2003/07/14 (月)


2003/07/15 (火)


2003/07/16 (水)


2003/07/17 (木) 曇 <久々>

なんつーか

「食事は 1 日 1 食、インスタントラーメン 1 袋」という生活をしていると、尿が濁ります。(挨拶)

というわけで、久しぶりに日記など書いてみたり。

このところの事件

とーとつに引っ越した。距離にしておよそ 300m。ただし、荷物は運び終わったものの、諸般の事情でまだ全く片付いていない。

引っ越しを機に光(B フレ)を引こうと、契約直後から引っ越し作業と平行して手配を開始。ところが、もし想定通り fiber が通せなかったら工期が延びてしまうので、管理組合で OK を取るまでの間に通線を取ってもらおうと思って確認を依頼したのに、それが全然進まなかったり*1、マンションの管理組合で OK が出たのに「ニューファミリーではなくマンションタイプを引かせたい」と管理会社が渋ってみたり*2、ようやっと GO が出て通線を取ってみたら、1 ヶ月以上もかけて調べた挙げ句*3、「MDF と IDF の間が空中配線で、建物内では fiber が通せない」ということになり、建物の外壁を沿わせて引くことに。で、施工方法が変わったので、再度管理組合の許可が必要‥‥ということで、完全に振り出しに戻ってしまった。申し込んだのって、3 月初めだぞ?

またぎっくり腰やった。今回は風呂に入っていて背中をかがめた瞬間。なんというか、すっかりやり慣れてしまって、背骨がずれる感触を感じた瞬間に背筋の筋肉の力をフッと抜くくせがついてしまったので、さほど後を引かなかった。しかし、依然として要注意。「重いものは持つな」と医者に言われ続けている。

腰の具合いが依然として余談を許さないところへ、光の工事が終わらないことで倉庫となる部屋が片付かないこともあり、家の中から専用ポーチまで荷物があふれている。今月末には花火大会もあるのに‥‥。

一方、ぎっくり腰をやったその日に、N+I の「BSD なひととき」で総合司会。今年はトークのネタも仕込んでいったのに(爆)、腰が痛くてそれどころではなかったり。← そもそもトークは要りません

*1: NTT-ME か管理会社が「正式に OK が出るまで、やりたくない」と渋ったらしい。

*2: 「引きたい人が個々に中継装置を設置していたらきりがない」ということだそうなのだが、そもそも 22 戸しかない住宅で、8 契約以上集まるわけがない。8 戸と言えば、全体の 4 割に相当するというのに。

*3: 実作業はこのうち延べ 2 日(半日× 4 回)。

2003 夏・長崎行き

何だか、あっさりと休みが取れたので、今年も去年に引き続き長崎に行くことに。今回も塩兄ちゃんが同行。塩兄ちゃんは「J-POPS には興味がない」ということで、concert 終了後に長崎で合流することに。

今年は「鹿児島本線一部区間廃止前の最後の夏」ということもあり、「行くなら、(周)九州ゾーンで鹿児島行くサー」ということになっていたので、宿の確保を最優先に行程を組み始める。

ところが、今年は高校総体の日程とかぶったため、長崎の宿の確保にはみんな一苦労。私はというと、「旅の窓口」で何とか 10,000 円/RC な twin room を確保。

さらに、JTB の site で指宿のよさげな旅館を検索、さらに店頭に行って評判を訊き、博多の宿と併せて確保。

で、行程をさらに詰める。今期も〔あおもり〕号が設定されていたので、力強く組み込む。ただ、青森周辺の観光地は割と分散していて半日では廻りきれないので、函館へ足をのばすことにする。青森〜函館間は、前回設定期間外で利用できなかった「函館・青森フリーきっぷ」を使う。「函館」が前に来ているとおり、これは JR 北海道の切符で、他の旅客鉄道会社の窓口や、JR 北海道と契約のない旅行会社では購入できない。調べてみると、東京駅丸の内地下中央口前に「JR 北海道プラザ」がある。早速行ってみることにする。

というわけで、やばそうな列車から最優先で座席や寝台を確保。何とかなりそうな雰囲気。〔あおもり〕号も、今回は無事に A 寝台下段を確保。しかし、発売当日の夕方で、既に残り 2 席とは。危ないところだった‥‥ (__;

JTB 日本橋で宿や列車を確保したついでに、東京駅まで足をのばし、JR 北海道プラザで確認したところ、「函館・青森フリー」を扱っているとのこと。有り難し。この切符は函館〜青森間の特急・急行の自由席に乗り放題で 5,500 円と、同区間の往復運賃(6,300 円)よりも安い料金設定になっている。今回は申し込まないが、海底駅見学にも利用できるらしい。

主要な宿や列車が固まったところで、行程を固めていく。‥‥ここで問題発生。

ゾーン券の有効期間が足りません!

本当は湯布院あたりでもう 1 泊してのんびりしたかったのだが、〔あおもり〕の設定が 11 日発までなので、それに合わせて行程を詰めていたんだよね。しかし、よくよく考えたらそれどころではなかったというわけで。

そもそも、ゾーンの広さに関わりなく、「有効期間は一律 5 日間*4」なんてのがどうかしている。しかも、ゾーンに入る日はいざ知らず*5、ゾーンを出る日(かえり券の使用開始日)はゾーン券の有効期間内に入っていなければならないので、今回のように「朝早い列車でゾーンから出る」という場合、ただでさえ短いゾーン券の有効日数がほぼ丸 1 日目減りしてしまう。どうせ「ゆき券+ゾーン券+かえり券の組み合わせで、全体として周遊きっぷを構成する」のだから、いっそのこと有効日数も「ゆき券の有効日数+かえり券の有効日数+ 5 日(ゾーン券分)」としてくれればいいのに。

‥‥と言っていても始まらないので、きっぷの買い方を再検討。

先に出る私の場合、長崎で 2 泊したあと単に博多に戻るだけでまた 1 泊するので、この部分で貴重なゾーン券の有効日数のほとんどを食い潰してし まう。あとから来る塩兄ちゃんも長崎の 2 泊目以降は同じ行程。結局、博多←→長崎間の往復は「4 枚きっぷ」を利用することにする。どのみち〔かもめ〕は指定を取るつもりだったし、「4 枚きっぷ」で追加料金が発生する「ピーク期」からはぎりぎり外れているので、博多〜長崎間が特に安く設定されている*6こともあり、指定席特急料金(繁忙期)に片道あたり 120 円加算するだけ。で、ゆき券を博多までにすれば、一旦長崎に行ってから博多に戻ったあと、ゾーン券を使い始めればよい。

問題は、この「4 枚きっぷ」は JR 九州のものであって、他の旅客鉄道会社の窓口や、JR 九州と契約のない旅行会社では購入できない。で、調べてみると、これまた東京に JR 九州の営業窓口(旅行センター)があった。当たってみる価値はある。

‥‥と、ここまでが先週までの話。

日曜に、新井さんの車で温泉に行きがてら、塩兄ちゃんと行程の最終確認。座席の選定と運賃・料金の試算をする。

で、月曜に早速手配の続き。まずは、JR 九州の窓口に行く途中で、JTB 日本橋に立ち寄る。いくつか指定を取りがてら、何点か気になったことを確認。

まず、「実際にゾーンに入ったらすぐにゾーン券を使い始めなければならないのか」。結局のところそういう規定はないので、発売時に条件を満たしていれば*7、問題はなかろう、とのこと。

そして、「経路上手前にある『門司』を通過して『博多』までゆき券を買えるか」。九州ゾーンの入口(出口)駅は門司・小倉・博多の 3 駅。時刻表には「入口(出口)駅は任意に選べる」と書かれているだけなので、問題ないはず。‥‥と思ったら、ここに落とし穴が! 実は、窓口に常備されている部内用の冊子によると、「ゆき券は、経路上の手前側にある入口駅を越えて、遠方にある入口まで発売することはできない(かえり券も同様)」という主旨のことが明記されていた。今回、ゾーンへの出入りは在来線を利用するので、この場合ゆき(かえり)券は門司まで(から)になり、ゆき券を(門司を越えて)博多まで買うことはできない、ということになる。大しょっく‥‥。

ついでに、「JR 九州独自の特急回数券の『指のみ』は出せるか」を確認。だいじょうぶ、とのこと。

ともあれ、JR 九州の旅行センターに行ってみる。‥‥なんか、ほんとに営業窓口? という感じのたたずまい。恐る恐る鉄扉を開けると、小さな counter が。扉が開く気配と感じ取ったちんまい女性社員が出てきたので、「こちらで『4 枚きっぷ』は扱ってますか」と訊くと、「はいっ」と力強い返答が。すばらしい :-)

「『4 枚きっぷ』は特殊なものなので、他社では『指のみ』は出せないと思う」ということなので、二度手間になるのもなんだし、一緒に指のみ券も出してもらう。ああ、列車を決めてあってよかったよ‥‥。

念のため、例の「ゆき券」の券についても、再度確認してみる。九州ゾーンの場合、新幹線がゾーンに含まれず、かつ在来線と新幹線とでは運賃が異なる*8ことから、入口(出口)駅の設定が特殊になっている。実際問題として、今回、私は在来線の列車では方まで真っ直ぐ行くので分かりやすいのだが、塩兄ちゃんは在来線で九州に入ったあと、小倉〜博多間で新幹線を利用する。ゆき券を門司まで(運賃計算上は「北九州市内」となるので、小倉まで)買い、仮に門司からゾーン券を使ったとしても、小倉〜博多間は別途乗車券が必要となり、ゆき券を博多まで購入するのに比べて、打ち切り計算となる分だけ 1,000 ほど高くつく。これは乗客にとっては不利な扱いになる。そこで、具体的に列車名をあげて質問。窓口の女性は本社に電話して確認してくれたのだが、残念ながら「在来線経由で九州ゾーンに入る場合、入口駅は必ず門司になる」とのこと。周遊きっぷのアプローチ券(ゆき券・かえり券)は片道 200km 以上あることが発売条件であり、その場合必ず特定都区市内制度が適用されるので、入口駅を門司に指定したとしても、運賃計算上は必ず小倉までとなる。つまり、「ゆき券と別途片道乗車券の区間は連続しているのに、強制的に小倉で打ち切り計算になる」ということで、非常に釈然としない規定だ。

まあ、いくら不服だからといって、窓口でその文句を言うのは筋違いだし、わざわざ担当者に電話までして確認してくれたのはたいへん有り難かった*9ので、礼を述べて退散。

折角有楽町に来たので、リプトンコーナーで遅い昼飯。

帰る途中、JR 北海道プラザで「函館・青森フリーきっぷ」を調達。ついでに、〔北斗星〕の空席状況を照会してもらう。‥‥うひー、2・82・4 号すべてで B 個(B1・B2 とも)は満席ですか‥‥。前後どちらかに 1 日ずれていれば、〔夢空間北斗星〕も走ってるんだけどねぇ‥‥。

さて、B 個が空いていないとなると、残るは A2(「ツインデラックス」)か SA1(「ロイヤル」)。A2 は 26,700 円/室、SA1 は補助 bed 使用時で 26,720 円/室。室内の写真を見る限り、面積的にはあまり変わらなさそう。とすると、室内に shower がある分、SA1 がいいかな。

‥‥そして、昨日。客先からの帰りに JTB 日本橋へ。

残りの指定券を席番指定しつつ手配。懸案の〔北斗星〕について「『ロイヤル』をお願いしたいんですけど‥‥」というと、「取れるんですかぁ? (^^;」と苦笑されてしまった。何せ、1 列車に 4 室しかないしねぇ‥‥ (^^;

4 室しかないところへ、1 人 1 室使用だと思われたとすると、なおさら笑いたくなるのは解る。で、「補助 bed を使いたいんですが」というと、怪訝そうな顔をされてしまった。どうも補助 bed を希望する客はめったにいないらしい。時刻表で「ロイヤル」に補助 bed の設定があることを確認してもらい、空席照会をしてもらうと‥‥をを、2・82・4 号すべての全寝台の中で、空いているのは 2 号の A個1 1 室のみですか!

ここで、「補助 bed 使用」というのが担当者を混乱させてしまったようで、しばらく手間取る。まず、〔北斗星〕に A ネは A2 と SA1 しかなく、「1 人用 A 個室」といえば「ロイヤル」で間違いない。問題は、「補助 bed 使用」の指定のしかた。JTB の TRIPS の場合、「席数」に「1」(室数)、種別に「A寝台」、設備に「個R」と入力。肝は、通常「個1」「個2」などと定員を示す数字を入力するところに「R」と入力すること。ちなみに、1 人用個室で補助 bed を使用する場合は「R」だが、2 人用個室で補助 bed を使用する場合は「K」と入力するらしい。

さらに、周遊きっぷや別途必要な乗車券を申し込む。これで手配は完了。出来上がりをお楽しみに‥‥。

*4: 当初はすべてのゾーンが 5 日間のみ有効だったのだが、さすがに苦情が殺到したのか、「北海道ゾーン」だけは「10 日間用」が設定された。しかし、こと東京(およびその周辺)発に限っては、5 日間用を使うくらいなら「ぐるり北海道きっぷ」を使った方がよほどまし。あっちは道内で普通車指定席に乗れるし、北海道までの往復に新幹線や寝台(B ネか B 個 1)が利用できるので。東京よりも遠くからでも、場合によっては「東京までの乗車券類+ぐるり」のほうが安くつくかもしれない。まあ、10 日用が設定されたことで、「北海道ゾーン」はようやく本来の姿になったというべきか。

*5: ゾーン券は「ゆき券の有効期間内の任意の日から」有効であればよく、ゆき券の有効期間はたいてい余るので、「実際にゾーン(の入口駅)に着いた翌日以降から使い始める」ということもできる。ただし、入口駅に着いてからゾーン券を使い始めるまでに 1km でも乗車するなら、その分は別途乗車券を用意する必要がある。当たり前だけど。

*6: 博多〜長崎間の運賃・指定席特急料金込みで、4 枚組 10,000 円。価格設定は高速 bus などとの兼ね合いで設定されているようで、結果として割引率は設定区間毎に異なる。「博多〜長崎」はかなり安い方。

*7: 「ゾーン券の有効開始日がゆき券の有効期間内の任意の日であること」。

*8: JR 九州管内では、本州 3 社の運賃表の額に、乗車キロ程に応じた加算額を加える。一方、山陽新幹線は JR 西日本の路線なので、この加算がない。結果として、在来線経由の運賃は新幹線経由のものより高くなる。

*9: 不服ではあるが、明快な回答が得られて、すっきりした (^^;

よる

JTB を出たあと、浅草橋で医者によって、松屋でセット(並)を喰って、帰宅。

nicmond

このところモゾモゾやってたんだけど、実に久々に nicmond を version up

今回の変更点は、I/F 毎に「removable な I/F かどうか」を指定したり、「強制的に I/F を UP させる」ことができるようになったこと。主に無線 LAN I/F に対して有効。

まあ、devd で link status が扱えるようになると、nicmond の使命は自動的に終わるはずなんだけど。当面の繋ぎってことですな。

ちなみに、今回の tar ball には man page が含まれていません。書き換えてないので‥‥ (__;


2003/07/18 (金) 曇 <いろいろ>

あさ

はたと気付くと金曜なので、銀行巡り。

ごご

客先で会議。H.264 のオソロシサが白日の元に。予定時刻を越えて異論反論 Objection。

よる

少し早めに(と行っても 2050 時付近だが)客先を離脱。駅前のヨドバシで 2HD FD 10 枚と USB FDD(メルコ FD-USB)、Hi8 tape 1 箱を購入。FDD は、「3 mode で、できるだけ安いもの」を選んだ結果。

浅草橋で鍼を打ってもらう。相変わらず状況はあまりよくないようで、45 分の course をお願いしたところ、90 分ほどかけてじっくりやってくれた。

松屋で並セット喰らって帰宅。

MARS for MS-DOS on DOS emulator

これまで、乗車券の計算はすべて手作業でやっていたのだが、いい加減に面倒くさくなってきていた。かつて「JTB 運賃表」から当時の JR 線全駅の data を入力してあったのだが、system を作るのが面倒。そこで、MARS for MS-DOS を動かすべく、DOS emulator を入れることにした。

まず候補に上がるのが、FreeBSD に標準で付属している doscmd。これは PC/AT 相当なので、それ用の DOS が必要。ところが、どこかに PC-DOS 4.0/V やら MS-DOS 6.20/V やらの master FD があるはずなのだが、どこに埋もれているのかわからない。そこで、FreeDOS/V を使ってみることにする。

とりあえず、command line 版では機能が足りないので、X 版を build して install。で、試してみたら、display driver を install しようとすると落ちてしまう。Display driver を install しない状態であれば何となく動くのだが、日本語が出ないと今回の用途では役に立たない。FreeDOS/V で採用されている display driver はかつて「DOS/V スーパードライバーズ」として一世を風靡したもので、CPU と hardware の potential を最大限に利用して高い性能を引き出すものだったので、より低機能なものを探せば動くのかもしれない。しかし、free の display driver は他に見当たらなかったので、doscmd を利用することは断念。

pcemu が機能不足であることは、以前に試して確認済。そこで、発想を転換して、PC-98x1 emulator を試してみることにした。MARS for MS-DOS は罫線文字を使用している関係もあって PC-9801 上の MS-DOS での動作を推奨しているので、動作が重そうであることを除けば、より望ましい環境ではある。

以前に試したことがあったのが、PC98E。当時は動作が重すぎて今一つ実用にならなかったが、そのころと比べると CPU 性能が桁違いなので、それなりに動作することが期待できる。ところが、今回検索してみると、既に maintenance は終了しているらしい。

さらに探してみると、Xnp2というものを見つけた。とりあえず source を取ってきて、compile。今回は音源を利用する予定はないので、まずは simple に compile。DOS は、とりあえず FreeDOS(98) で。‥‥をを、boot できました!

現状の Xnp2 では HDD image を自力で生成することはできないそうなので、document に「使用可能」と書かれていた Anex98 形式の HDD image を拾ってきた。容量は 10MB 程度と少々小さめだが、今回の用途ではこれでも十分すぎる。この image には FreeDOS(98) の system(ただし、boot に必要な files のみ)が含まれているので、そちらからも boot を試す。‥‥無事に boot :-)

さて、emulator と data を交換するには、FD image を利用するしかない。さすがに file をやり取りできないと、いろいろと不便。できれば raw image が使えると、mtools や mdconfig など手段がいろいろあってありがたい。調べてみると、Xnp2 では XDF な image が扱えて、これは単純なべた image らしい。

問題は、現状の FreeDOS(98) は 1.44MB 2HD の FD しか扱えない(らしい)こと。一方、20030404 版の Xnp2 は 1.44MB 2HD の FD image を扱えない。実際、Xnp2 に 1.44MB の image を認識させようとしても無視されてしまうし、1.25MB image に FreeDOS(98) から access しようとすると hang up してしまう。これでは data の交換ができません‥‥。

しばらく試しているうちに、main memory が 256KB の設定になっていることに気付く。Reset をかけた直後に End key*1 を押しっ放しにして memory switch を見てみると‥‥なんか、設定が変なんですけど。設定し直して、再度起動すると‥‥またおかしい。

Printf 攻撃で trace してみると、OS の起動直前に書き換えられてしまっているらしい。memory switch 領域は本来 hardware で書き込みに対して保護されているはずなので、その辺りにあたりをつけて調べようと、まずは USE_ASM を undef してみる。‥‥正常に動作します‥‥。

これで memory 書き込み部の assembler code に bug があることがはっきりしたので、code を比べる。‥‥果たして、一カ所条件判断の論理が逆転してしまっている部分を発見。これを直すと、正しく動作するようになった。

ついでに、key top が JIS K/B に合わせられていて、101 K/B では記号類が入力できない。特に、DOS を使うにあたって「:」が入力できないのは致命的。Source を読んでみると、~/.np2/configkeyboard=101 など*2と書くと 101 K/B に切り替えられることが判る。しかし、これを設定しても、一部の記号類や制御 key がおかしい。根本的には JIS 配列と 101 K/B とでは一部の記号入力の shift status が逆であることが原因なので、source に手を入れ、必要に応じて shift key の状態を(その文字を入力するときだけ)一時的に反転するように改造。とりあえず、printable な文字については正しく入力できるようになった。そのほか、DEL key など、一部の制御 key が正しく入力できなかったり、XFERNFER、「かな」 key が handling されていなかったので、GRPH key の assign を F11 に割り当て直すとともに追加。

GR-DOS も試してみた。‥‥やや keyboard の handling がおかしい(チャタり気味)。何と言っても、HDD を扱えないのが痛い。しかし、これを使って「dd で空の FD image を作り、mtools の mformat で format したもの」に正しく access できることが確認できた。試しに MARS for MS-DOS を起動してみるが、mars.exe の OS check で跳ねられてしまう。

ともあれ、emulator としては割合実用的になってきたので、compile option を調整してみる。pthread を有効にすると微妙に動作が速くなる(ただし、ほとんど差は感じられない)。USE_ASMIA32_CPUCORE は指定したほうがいい。さらに、音源の設定で ESD を使用するよう設定すると動作が極端に重くなるが、SDL を使用するよう設定するとかえって軽くなる。

というわけで、作った patches がこれ

‥‥と、以上が昨日までの話。

買ってきた FD と FDD を使って、NEC 製の MS-DOS 6.20 を転送して使ってみる。PC-9821Xt を引っ張り出し、FD 経由で s30 から utilities を転送、font ROM を吸い出して、また FD 経由で s30 に戻す。さらに、9821Xt で DOS の起動 disk(1.25MB format)を作成し、s30 側で dd を使って image に落とす。その image を使って‥‥をを、無事に起動成功 :-D。ただし、himem.sys を組み込むと落ちてしまうので、これだけは組み込まないようにする。今回の用途では、たぶん memory 不足にはならないだろう。日本語 FEP も要らないし。

早速 HDD image を formathdformat) command を使って format しなおす。なぜか領域確保の終わった直後に固まってしまったのだが、reset してみると format 自体は正常に終わっていたので、sys command で起動 file を転送し、領域を「BOOT 可能」に設定。FD image を eject し、reset してみると‥‥をを、起動しましたよ? :-D

System を構成し、MARS for MS-DOS を FD image 経由で HD image に転送。‥‥軽快に動作する。Xnp2 の起動中は CPU 占有率が 100% になるので battery の消費が激しくなるが、それ以外は極めて快調だ。

*1: HELP key に map されている。

*2: 「101」の代わりに「ASCII」「US」「EN」と書いてもよい。ちなみに、「DOS」「106」「JP」「PCAT」「AT」と書くと 106 K/B(default)、「PC98」「98」と書くと PC-9801 K/B を示す。

んで、長崎行きの件。

動作の確認と、手計算の結果の検算を兼ねて、早速かえり券の経路を計算してみる。‥‥「再考」ですか?

よくよく考えてみると、今回のかえり券の経路では、通過連絡の社線を 3 社*3経由する。確かに連規上は「一経路での通過連絡は 2 社まで」となっていたような気がする(少なくとも TRIPS では発券できない)が、そもそもその規定は国鉄時代から引き継がれたものであり、現在のように「鉄建公団 A/B 線が高規格路線に変更の上第三セクター線として開業し、在来線特急の短絡経路として強制的に通過させられる*4」という状況には全く即していないし、あまつさえ「従来から特急・急行が数多く通過していたのに、分割民営化時の数合わせの犠牲になって第三セクターに切り替えられた挙げ句、現在も優等列車はすべてその線を通過*5」したり、「新幹線開業と引き替えに平行在来線が廃止されて第三セクターに引き継がれる*6」などという事態に至っては、利用者にとって極めて不利になる。

特に、今回の八戸〜盛岡間などは、当初全体を一社で第三セクター化しようとしたものの、出資者の岩手県と青森県との間で利害の調整がつかず、結果として県境の目時(めとき)駅で分割されたという経緯がある。しかも、現在でこそ岩手県側に比べて青森県側の距離が短いが、東北新幹線の新青森開業時には八戸〜青森間も廃止・青い森鉄道への移管が決まっているため*7、列車の運行は現在でも全面的に青い森鉄道が行なっている*8のが実態だ。 つまり、岩手県と青森県の利害上の理由で 2 社に分割されているだけで、運営自体は実態として一つの鉄道と見なしていい。実際、TRIPS で経路入力する場合、この 2 社は 1 つの code で入力できたはずだ(うろ覚えだけど)。

この区間がそれだけで「2 社通過」となり、それ以上の通過連絡を認めないということになると、いろいろと組めない経路が出てくる。たとえば、「鳥取から大阪・東京を経由して北海道に渡る」という場合、鳥取から山陽・東海道線方面への特急はすべて短絡 route として智頭急行を通過する。ここでまず 1 社経由してしまうので、〔スーパーはくと〕で大阪へ出、新幹線で東京に移動した上で、〔北斗星〕に乗ろうと考えても、その乗車券は一枚にはできず、上郡〜大阪〜東京〜盛岡間のどこかで必ず一度分割しなければならないことになる。同じように、九州新幹線の開業後、川内方面から在来線経由で博多に出て、東京から〔北斗星〕に乗ろうと思った場合も、全く同じ問題が発生する。津・松坂方面から快速〔みえ〕や特急〔南紀〕で名古屋に出て、新幹線と〔北斗星〕を乗り継いで北海道に渡る場合も同じだ。大阪方面から北海道に渡る場合は日本海縦貫線を利用するという手もあるが、その場合でも札幌まで行くのは〔トワイライトエクスプレス〕の 1 往復のみだし、しかも多くの期間毎日運転ではないので、運転日でなかったり指定が取れなかったりした場合はお手上げだ。三重県南部からだと一旦大阪・京都方面を経由するのは(私のように趣味的に乗る場合を除いて)非現実的だし、予土線東部の人は一旦宇和島を廻ってこいとでも言うのだろうか。距離が長くなると遠距離逓減制はかなり効いてくるので、それを途中で切らなければならないとなると、利用者は数千円以上の負担増となる恐れがある。

この盛岡〜八戸間には、もう一つおかしなことがある。この区間に対して通過連絡が適用されるのはこの両端を通過する場合のみで、花輪線方面と盛岡・八戸方面との間とでは連絡運輸が適用されない。たとえば、仙台から安比高原に行く場合、従来は通しで計算できたのが、途中の第三セクター区間が別払いになったばかりではなく、前後の JR 線部分のキロ程を通算できないため、盛岡までで一旦計算を打ち切った上、好摩からはまた初乗りを払わなければならない。将来青森まで切り放されたときには、八戸線や大湊線も同じ扱いになるのだろうか? 「在来線が廃止されなかっただけでもありがたいと思え」ということなのだろうか。

とにかく、もしも「青い森」と「いわて銀河」が別会社扱いされるとすると、規則が改訂されない限り、当初考えていた経路では乗車券を買うことができない。仕方がないので、main のきっぷは姫新線・津山線経由とし(つまり、かつての〔砂丘〕の経路)、智頭→上郡→岡山を別途片道として買うことにする。試算の結果、かえって 20 円安くなってしまったのは、皮肉だが。

*3: 智頭急行、青い森鉄道、IGR いわて銀河鉄道。

*4: 北越急行(ほくほく線)、智頭急行、土佐くろしお鉄道(窪川〜若井間)。

*5: しなの鉄道、青い森鉄道、IGR いわて銀河鉄道。

*6: 八戸〜青森間が移管されると、青森県側の距離の方が圧倒的に長くなる。

*7: IGR いわて銀河鉄道は自社区間の運行を青い森鉄道に委託している。

ぐる

んー、もしかして、「ウェルカムドリンク」と「モーニングコーシー」のことかな? 何せ、乗り込むのが函館からなので、ほんとにウェルカムドリンクが出るのかしらんと思ってみたり見なかったり。


2003/07/19 (土) 曇のちところにより小雨 <運転会>

ひる

久々にわかきで lunch。直前まで 3〜4 人くらいだったはずなのだが、あれよあれよという間に 10 人に。

もちろん、一度には入れない。結局 3 分割。ともあれ、安くてうまい肉を満喫。

一番最初に会計した table にいた波田野さんが、店員さんに「何の集まりですか?」と訊かれたらしい。「いやぁ (^^;ゞ」と答えたらしいのだが、なぜ「このお店のふぁんです」と答えなかったんだか(爆)

運転会

帰宅後、出発準備。

やあ3から Digital8 の request があったので、発掘作業。ここで結構時間がかかる。結局出発は当初の予定より 50 分延。とりあえず ML に遅延見込みを投げておく。

荷物が多いので、乗換が楽な春日経由で大岡山へ。改札を入ろうとしたところでパスネットが切れていたことに気付く。意味もなく券売機前に固まっている中年共に block されているうちに、乗る予定の列車を逃す‥‥。

車内で MARS for MS-DOS に略号登録をしつつ、一路大岡山へ。路線名を略号で入力できると楽だからねぇ。

結局、遅延見込みよりさらに 6 分遅れで到着。地下に降りると、既に絶賛ハァハァちう。

やあ3にお待ちかねの Digital8 camera を託し、運転開始。0 系を並べたが、早々に脱線して、離脱。よく見てみると、床板が激しく歪んでいて、まともにはまらない。さすが中古品。

その後は、まず軽く 165 系〔ムーンライトえちご〕から始まって、485 系〔さよなら白鳥〕、青大将と投入。長大編成はこういうときでないとなかなか走らせられないからねー。

まあ、今回はあまり走らせられなかったけど、1 時間しかなかったし、青大将の最大編成(15 連+カマ)を運転できたので、満足。Digital8 もやあ3が大興奮で使ってくれたので、苦労して発掘してきた甲斐があるというものです :-D

その後

運転後は自由が丘のあんな店で軽く食事。鉄談義で盛り上がる。

その後、どらいぶもーどに移行。国府津でやまとさんを切り放し。補給がてらまったりしていると線路の方から摺板の摩擦音が聞こえてきたので、何気なく覗き込むと、何とうわさの M250 であった (^^;

さらに三島へ向かう。箱根板橋のちんまい駅舎にハァハァしつつ登る。箱根新道の霧がすごいです!

三島大社の前を通過して片桐さん宅へ。無事到着して、切り放し。

折角だからと、三島大社へ。ちょうど camera もあることだし、と「日曜どうでしょう」を敢行。Camera man に徹して、やあ3のないすれぽーとぶりを余すところなく V に納めまくる。境内がほとんど真っ暗なので、Night shot mode を駆使。暗闇の中、妙に盛り上がる男が 2 人 (^^;

沼津 I.C. から東名へ。途中、裾野の先から海老名 S.A. まで運転させてもらう。うーん、やっぱり MT の運転をかなり忘れまくってます。MT は 1 月に教習所を出てから 2 回目なので、キンチョーの夏。やっぱり、何らかの手段*1で、時々練習しないといけません‥‥。

首都高 3 号→ C1 外回り→浜町出口経由で送ってもらう。ありがとー。

*1: かなり早めに request しておくと、レンタカーでも MT が出てくるらしいが‥‥?


2003/07/20 (日) 曇 <片付け/今日もわかき>

ひる

何となく起きて、家の中の片付け。今週末は花火大会です! しかし、倉庫番モードなので、捗らない。腰も痛いし。何せ、医者から「重いものは持つな」と言われているので‥‥。

ゆうがた

やあ3から入電。昨日、編集用にそのまま預けてあった Digital8 の camera を持ってきてくれるらしい。んじゃ、飯でも喰いましょうということで。

待っている間に、風呂に入ったり、洗濯したり。

よる

塩兄ちゃんも同乗して、やあ3の車が到着。「Cafe Latino」へ行ってみたいというので、guide するが‥‥案の定休み。「焼鳥屋はないか」と訊かれるが、何せ近所では行ったことがないので、これも却下。一人では行かないからねぇ。酒飲むわけでもないし。

そんなわけで、わかきで救済。ここも夜に来ることはめったにない*1ので、夜の定番、サーロイン 400g を力強く喰らう。ハァハァ。

しばしまったりした後、離脱。家まで送ってもらう。

片付けを継続するには腰が痛すぎるので、しばらくして down。

*1: だれかと一緒でないと、まず来ない。行きたくなると、たいてい lunch に行ってしまうので。


[後日へ続く]

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この日記は、GNSを使用して作成されています。作製者の GORRY さんに感謝 m(__)m