この日記は不定期に更新されます。なんにせよ、大したことは書かれないはずですが。
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・ 娑婆へ帰ってきたぜ……
・ 網膜剥離の手術は最近硝子体手術が拡がりを見せていて、中には「日帰り」なんていうところもあるようだが……実際のところは、本来「後部硝子体剥離が既に発生している場合に選択肢に入ってくる」もので、第一選択はあくまで強膜バックリング手術なのだそうな(裂孔原性網膜剥離で、かつ裂孔が大きな場合は別)。で、私の場合は、
という事情もあり、術式がなかなか決まらなかった。最終的に、重要症例ということでセンター長(私が入院した大学病院では眼科を「アイセンター」と呼んでいる)も交えて検討した結果、手術の数時間前に「強膜バックリング手術を行ない、必要に応じてガスの注入を併用する」ということになった。
・ で、本来 11:45 に始まる予定がその前の手術が延びたことで 13:30 にずれ込み、手術自体も約 2 時間かかった。元々「手術前は 1 食分絶食」ということで朝食抜きだったのだが、結局病室に戻ったのが 16 時近かったので、「もう昼食を出せる時間をとっくに過ぎてしまったので、軽食で」と、パンと果物だけに。 で、その後は麻酔が切れるとともに眼の周囲をぎゅうっと圧迫されるような痛みが強くなって気分が悪くなり、さらに夕食のメインが鯖(多分)の南蛮漬(普段は大好物なんだけどね……)だったため、そのお酢にトドメを刺されて吐いてしまった。鎮痛薬を出してもらって痛みはある程度治まったが、気分が悪いのは如何ともしがたく、少しは食べられたものの、夕食はほとんど残してしまった。結局、手術当日はほとんど何も食べない結果に。夕方の「軽食」も、結局は戻しちゃったしね……。
・ 翌日からは、眼に軽い圧迫感があり、食後に軽い吐気が現れるものの、実際に吐くほどではなく、まずまずの状態に。手術後にかなりあったチクチク・ゴロゴロ感も日毎に減ってきて、3 日後くらいには眼球を大きく動かさない限りチクチク感はなくなった。何と言っても、手術の 2 日後位から視野欠損が消失し、3 日後くらいからは点眼時に目薬の容器を何となくではあるが視認できるようになった。
・ その後は徐々に見えるようになってきたが、まだ角膜の濁りが取れていないため現状ではボンヤリとしか見えず、また強膜バックリング手術は眼球を圧迫することから近眼や乱視が進行することが多いらしいので、どの程度以前に状態に戻るのかは未知数。また、目を明けると猛烈に染みるので、手術をした右目は常に閉じっ放し。今のところ、左目だけで生活しなければならないという状況に変わりはない。
・ ちなみにその右目、チン小体(水晶体と毛様体を結合している組織)が千切れていたりもしていたらしく(これもまた、アトピー患者には比較的発生しやすいらしく、白内障の手術の際には「水晶体後嚢脱落のリスクがある」として説明される)、手術直前にはレンズがややずれていたらしい。今回同時にその部分を縫い付けたらしく、退院前の診察では正しくセンターが出ていることを確認したそうだ。最後に診察してくださったセンター長からは、「これでよくセンター出てるねぇ……?」という、感心したようなあきれたようなぼやきが (^_^;。
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